夕空ノート

管理人、天野空流の日々を書き綴る場所です。出かけた際の写真などを中心に書いていこうと思います。

革新的な技術発展は必ずとっていいほど、その背後に大国と軍事が絡んでいる。

2007-09-01 23:59:04 | 宇宙
朝から寒くてタオルケット一枚で寝ていたため、風邪気味状態の天野空流です。
テスト前になると必ずといっていいほど体調を崩すのですが、また今回も着てしまった様子(^^;)


さてさて、8月31日、ロシア宇宙丁が2025までに月への有人飛行し、28~32年に月面基地を建設することを柱とする宇宙開発の長期計画を発表したそうです。
長期計画によれば、新型の宇宙船は15年までに開発、20年以降は地球周辺の軌道を回る新たな宇宙ステーションも建設するとのことです。
しかも、計画は3段構えで、40年という長期目標で、35年以降には火星への有人飛行も実現するとしているそうです。


冷戦時代にアメリカとソ連は宇宙開発に関して、激しい競争を繰り広げていましたが、ソ連の崩壊によって、事実上アメリカの独断場といえた宇宙開発ですが、再び著しい発展がおこるかもしれませんね~
ソ連がはじめての人工衛星を打ち上げてからわずかな年月で、アメリカの月面着陸が実現してしまったことを考えると、この先どうなるのかはわかりません。
ただ、あのアポロから人間はそれ以外の天体へは出かけていないことになります。
アメリカのスペースシャトルオビータの全機引退も決まり、宇宙開発の転換期にきているといえるのかもしれません。

また火星への有人飛行へ向けた実験もはじまるようで、ロシアとヨーロッパの共同で、長期間閉鎖された空間で暮らすという人間への影響をしらべる実験が開始されるそうです。火星への飛行は現在のロケットでは約8ヶ月という距離で、この期間ロケットという閉鎖空間にいなければならないため、その予備実験のようです。

月面基地の建設への重要な鍵をにぎるのが、つい最近日本のJAXAが打ち上げたアポロ以来の月本格探査衛星「かぐや」
学術的な調査で得られたデータがそのまま基地建設に利用されるようで、今回の調査で、月の資源が利用できると判明した場合は、さらに月面基地は現実味を帯びていくことになりそうです。

そういえば、「FREEDOM」も月面基地でしたよね。
あんな感じなんでしょうか?
一昔前の月面基地想像図は必ずといっていいほどドーム型の住居などがでてきましたが、月面基地を建設するとなると、そのための機材搬入などとかなりの長い期間を見据えて建設しなければならないようです。