夕空ノート

管理人、天野空流の日々を書き綴る場所です。出かけた際の写真などを中心に書いていこうと思います。

砂舞う世界で。

2007-07-21 23:01:56 | 宇宙
ときかけ見ました。
20名様にプレゼントといっていた背景美術資料ほしいなぁ~と思ってしまいました(^^;)


さてさて、宇宙の話題ということで。
火星で3年半もの長期にわたって観測を続けるNASAの火星探査機「オポチュニティ」と「スピリット」が過酷な状況になっているとのこと。
何が過酷かというと、砂嵐です。
火星ではここ1ヶ月間砂嵐が、おさまることなく発生していて、火星の大地の砂を大量に巻き上げています。
これが探査車にどう影響するのかといいますと、この砂が太陽光が遮断、太陽電池で動力エネルギーを得ている探査車にとってピンチというわけです。
火星の砂嵐がどんなものなのかというのがコレ↓



もはや先が見えないほどになっています。
これは6月14日からの1ヶ月間の連続写真。
特にひどいのが「オポチュニティ」のいる付近で、ここ一帯は太陽光が99%遮断されています。
これによる電力低下で車体の温度管理が困難となり、危機的状況に陥る可能性があるとのこと。
砂嵐がはじまる前では発電量700ワット/日だったものが発生後には400を下回ってしまったために、探査車をその場に停止させる措置をとりました。
「オポチュニティ」は現状維持に必要な最小リミットまで下回る自体に。
停止していても、通信維持のために電力が消費されるため、ついに研究チームはバッテリーを温存すべく、地球との交信を2日間スキップするプログラムを送信。
交信を一時絶ったのは今回が初。


火星の砂嵐はとんでもないですね~
この探査車のバッテリーが完全に干上がった場合は即、ミッション終了となってしまうため、研究チームはひやひやものです。
幸いなことに、発電量が若干回復してきたとのこと。
ただ、まだ砂嵐自体は弱まっていないので、これからも注意が必要だそうです。