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ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

30年前の発表会・その後。。。

2024-11-24 | ピアノ教室

10月のある日、

ピアノ教師に成り立ての頃に教えたユースケ君から、
1本の動画が送られてきました。

開けてみると。。。
ユースケ君がソナチネを弾いている動画でした。

そのソナチネは、30数年前に
ユースケ君が発表会で弾いた曲です。

 

「おおっ 凄いねまだ覚えているんだね。」

とLINEを送ると、

「調子が良いと全部弾けるんですけどね。」と返事。

 

私は、ユースケ君が30年以上前に習った曲を
今でも弾ける事に、凄く感動しました。

発表会が終わった後も、その曲を時々弾いていたのでしょうか。。。

確か その発表会が終わってしばらくして、
私は結婚して遠くに引っ越してしまいました。

なので、その後のユースケ君のピアノ事情は知らないのですが、

こうして30年以上経った今でも
ユースケ君がピアノを楽しんでいることに、深く感動したのです。

 

 

そして先週のある日。。。

再びユースケ君から動画が届きました。

今度の動画は、ユースケ君の御長男がピアノを弾いている動画です。

ユースケ君の小さい頃にそっくりな息子君は、
12月の発表会で弾く曲を練習しているようです。

ユースケ君は その横に座り、時々アドバイスをしています。

お父さんと息子君が、ピアノを通して醸しだす幸せなひととき

何て素敵な光景でしょう

 

ユースケ君を教えていた頃の様々な事を思い出して、
私は胸が熱くなりました。

ユースケ君は、ピアノが好きな大人になったんだなぁ~と思うと、
ただただ嬉しく、有り難い気持でいっぱいになったのです。

長い間ピアノを教えていると、こんなに嬉しい事もあるのですね

 

ユースケ君、どうもありがとう。

これからもピアノを楽しんで、心豊かな人生を送ってくださいね。

 

 

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合唱祭の伴奏指導は難しいのです

2024-11-11 | ピアノ教室

9月に、以下の記事を書きました。

     ↓     ↓     ↓

中学2年 運動部男子、伴奏者に立候補!
https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20240911

 

その後、タカシ君は地道に練習を重ねました。

夏休み明けには体育祭もありましたし、
運動部のレギュラーとして大きな試合に出たり~と、

かなり忙しい中、よく頑張ったと思います。

 

そんな中、こんな事がありました。

タカシ君が弾く曲は、最初に4小節の前奏があるのですが、
そこをタカシ君は、とても力強く弾きます。

でも、それに続く合唱部分は、歌い出しにmpと書いてあり、
歌詞の内容を見ても、とても繊細な部分なのです。

 

「この前奏の弾き方なんだけどね。。。」

私は、2種類の弾き方で弾いて聴かせました。

1回目はタカシ君が弾いたように力強く煩めに弾きました。

2回目は、音量を抑えて優しく弾きました。

 

「ねえ、どっちの方が素敵だと思う?」

するとタカシ君は
「1回目の方が良いと思います。」と答えました。

「じゃあね、合唱部分の “歌詞の意味” を考えながら、ちょっと歌ってみて。」

 

タカシ君が歌った後、私は尋ねました。

「曲の雰囲気に合うのは、どっちの弾き方かしら?」

「2番目の弾き方?」

「そうね、私は2番目の弾き方の方が、最初の雰囲気作りに有効だと思う。
合唱部分は、歌詞もメロディーも繊細だから、
ピアニストが雰囲気作りをしてあげると みんな気持を込めやすいんじゃないかな?」

「そうですね。」

 

 

そんなレッスンをしたのですが、
次のレッスン迄の1週間、私は随分と悩みました。

実はその後YouTubeで、その曲の演奏を5~6校程聴いたのですが、
中学生伴奏者の演奏は、ほぼ全員が最初の前奏を派手な音で弾いています。

あれ?この曲の前奏は、力強く弾くのが主流なのかしら。。。?

不安になってプロの演奏を聴くと、
音量を抑えて優しく弾いています。

やはりレッスンで指導したように、優しく弾くのが正しいのだと思います。

 

 

でも合唱祭は、中学生達がクラス毎に競い合う学校行事です。

最初の前奏を優しく弾く事で、クラスのみんなが違和感を感じたら やはり気の毒。

いくら正しい事を指導したとはいえ、
みんなに受け入れて貰えなかったら、
クラスメイト達のモチベーションが下がるかもしれません。

 

なので、次のレッスンの時に尋ねてみました。

「このあいだのレッスンで、
前奏を優しく弾きましょう、と指導したのだけど、
クラスのみんなには受け入れて貰えたのかしら?」

「はい、みんな何も言いませんでした。」

「そう、それは良かった。
それでタカシ君はどう?  本当にこの弾き方で納得している?」

「はい。曲の雰囲気を考えると、やはり優しく弾くべきだと自分も思いました。」

「あぁ、それは良かったわ。
私が言ったことで、タカシ君が納得しないまま弾いていたら気の毒だな、と思っていたのよ。」

「それはありません。今の弾き方の方が好きになりました。」

 

 

合唱祭の伴奏指導は、実は難しく、以前には このような事がありました。

やはり生徒さんが合唱祭の伴奏をする事になり、
私は普通のピアノレッスンのように、
ペダルの踏み替えを細かく指導しながらレッスンをしました。

 

するとある日、その子はレッスン室に入るなり、

「今日、音楽の先生に、
『ここの部分はずっとペダルを踏んで』って言われたんです。
『ピアノの先生は、音が濁るから踏み換えてって言っていました』って答えたら、
『濁ってもよいからずっと踏んだ方がカッコいい。』と言われました。
どうしたら良いですか?」

と言いました。

「そうなのね。
じゃあ音楽の先生が仰るように、ずっと踏みましょう。」

「いいんですか?」

「中学校の行事なので、今回は音楽の先生に従いましょう。」

 

このように合唱祭の伴奏では、
正しい指導が学校行事では受け入れられない時もあり、

こちらも、頭と心を柔らかくして指導しないといけない場合があります。

それはそれで勉強になるのですが。

 

 

さて、先月のある日、タカシ君の学校の合唱祭が行われました。

そして、次の日がレッスンでした。

タカシ君は満面の笑顔でレッスン室に入って来ました。

「おおっ、そのお顔は満足に弾けたお顔ですね。」

「はい、何とか弾けました。」

「きっと立派に弾けると思っていましたよ。」

「音楽の先生にも素晴らしかった!と言って貰えたし、
友達も褒めてくれました。」

「それは良かったね。」

「はい、良かったです

 

タカシ君の中学では、会場に入って聴けるのは御家族だけとのこと。

なので本番を聴くことは叶いませんでしたが、
タカシ君の満面の笑顔が見られただけで、私は満足です

 

 

 

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調律して待っているのですが。。。

2024-09-18 | ピアノ教室

長期休暇の時だけレッスンに来ているレイ君(大学1年・特性あり)

とても楽しそうにレッスンに来ていたのです。

 

【レイ君の過去記事です】

大学進学に備えて、春休みだけの特別レッスン

https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20240401

 

純粋過ぎる18歳~春休みだけの特別レッスン

https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20240404

 

毎日が楽しくて、1日は1週間の価値があります

https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20240615

 

男子大学生とLINEを交換した理由

https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20240822

 

 

ところが8月の半ばに、レイ君からLINEが来ました。

「すみません。頭痛が酷くてレッスンに行けません。」

「まあ、そうなのですね。  治ったらいつでも来てね。」

と返事をしました。

 

数日経ったある日、今度はお母様からLINEが来ました。

「今日、病院に行ったのですが、診察結果は、どこにも異常はありませんでした。
でも、まだ頭痛がする、と言っています。
暫く伺えないと思いますが、レッスンを9月に振り替えて頂けますか?」

「はい、9月になってからでも、振替レッスン致します。
体調が整ったら、いつでも御連絡ください。」

「ありがとうございます。また連絡致します。」

 

 

ところで前回のレッスンの時、レイ君は
「このピアノ、音が微妙に狂っていますね。」と言いました。

確かにそろそろ調律の時期です

レイ君はピアノは弾けないけど、何故か絶対音感があり、
ピアノの音の狂いを指摘したのです。

なので私は、早速調律の先生に連絡して、大急ぎで調律をしたのでした。

 

 

調律が終わった次の日、私はレイ君にLINEをしました。

「レイ君、昨日調律をしたので、ピアノの音がとても綺麗になりました。
体調が良かったら、レッスンに来ませんか?」

するとレイ君から返事が来ました。

「まだ治らないので、レッスンには行けません。」

 

 

そんなやり取りをして、既に3週間が経ちました。

レイ君は元気なのかな?

またLINEしてみようかな?

でも、こちらから何度も急かすとプレッシャーになるかも。。。

 

そんな事を考えながら、日々を過ごしています。

それでも今日か明日は、思い切って連絡してみようと思います。

 

 

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中学2年 運動部男子、伴奏者に立候補!

2024-09-11 | ピアノ教室

コロナ禍で、学校の様々な行事が中止になり、
この数年は合唱祭も中止になっていたようですが、

去年から、合唱祭の実施が復活したようです。

 

そんな中、タカシ君(中2)が、
合唱祭のピアノ伴奏者に立候補しました

それはとても嬉しい事なのですが、少々心配でもあったのです。

タカシ君は、休まずレッスンには来るのですが、
運動部がかなり忙しいらしく、中学に入ってからは ほとんど練習が出来ていません。

能力はあるのに、同じ曲を何ヶ月も練習しているような状態でした。

 

なので、きちんと弾けるのかな?と思っていました。

お家での練習が難しいなら、
「スペシャルレッスン」と称して、何度もレッスンに来て貰うしかないのかな?

そんな事を考えていたのです。

 

さて、クラスで歌う曲目が決まり、
タカシ君は楽譜を持ってレッスンに来ました。

ザッと目を通すと、それほど難しくなく、
おそらく 難しめのソナチネ程度のように思いました。

ただ、今時の曲らしく、細かいシンコペーションが随所にあります。

あと、左手のリズムも少々複雑で、
何箇所かは、右手と左手のリズムが微妙にズレています。

 

私は、その難しそうな処をピックアップして説明をしました。

そして、そこの箇所だけお手本を弾きました。

目と耳で理解して貰う為です。

 

 

さて次の週、タカシ君は1ページだけ譜読みをしてきました。

しかし、凄く辿々(たどたど)しく、
音やリズムの間違いが多く、私は途方に暮れました。

「練習はしたけど、難しくて。。。」

タカシ君は、申し訳なさそうに言いました。

あと、7ページもある その曲に対して気後れしているようです。

 

「タカシ君、この曲を分析してみた?」

「いいえ。」

「今までの曲の時にも説明したことがあると思うけど、
この曲も、同じメロディが繰り返してあるし、
ほら、このページと このページは、全く同じでしょ?」

「ほんとだ!」

「だから、7ページもあるなぁ、とビビらないで。
実質、4ページ弱を練習すると全曲弾けるんだもの。」

「はい、わかりました。」

 

 

そして1ヶ月後。。。

タカシ君は、見事に全曲が弾けるようになりました。

夏休みの間にコツコツと練習し、
難しい箇所はレッスンの時に質問して、

1ヶ月で、完璧に仕上げたのにはビックリしました。

 

「タカシ君、頑張ったね。
タカシ君は、やる時はやるんだよね。」

「はい。」

「あとは、もう少し音色とか、合唱とのバランスとかを考えて練習しようね。」

「はい、楽しいです。」

「じゃあ、2年生で1番上手な伴奏者を目指そうよ。」

「はい、伴奏者賞もあるらしいので。」

「あら、それは目指すしかないわね?」

「はい、目指したいです

 

中学2年生男子、伴奏への情熱が止まりません

本番は、10月の終わり頃らしいので、
それまで一緒に頑張ろうね

 

 

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注文した楽曲の試作品を聴いてみた

2024-06-27 | ピアノ教室

今年の春、めでたく音楽大学に入学したトオル君。

 

【音大受験!】
https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20221125

【入試の朝に。。。】
https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20230821

【音楽とラーメンに入れるコショウの関係①】
https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20240129

【音楽とラーメンに入れるコショウの関係②】
https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20240131

 

先日、トオル君から
「注文頂いていた楽曲の試作が出来上がりました
とLINEが来ました。

 

トオル君が音大に合格した時に、

「私の為にオリジナル楽曲を作ってね。
ピアノ曲で、4~5分の曲をお願いね。」

と、入学祝いを兼ねた御祝儀を渡して言いました。

そう、トオル君の人生の中で、
『初めて代金をお支払いして作曲依頼をした人』になりたかったのです

 

LINEに添付してあったデモを聴きました。

なかなかドラマチックな曲に仕上がっていたと思います。

なので、以下のことを尋ねてみました。

 

ー*ー*ー*ー*ー*ー

この曲を作るに至った経緯をおしえてください。

この曲を通して、何を表現したかったのか?
聴き手に何を感じ取って貰いたいのか?

おしえてね。

ー*ー*ー*ー*ー*ー

 

 

すると、以下の様な返事が来ました。

ー*ー*ー*ー*ー*ー

今回のタイトルと曲の内容だけでこの曲がどのようなストーリーかを考えるのはとても困難だと思います。

一応これはあえての情報の少なさです。

僕の中でのこの曲に対する解釈はありますが、それは聴き手の解釈に任せたいと思ってます。

ー*ー*ー*ー*ー*ー

 

おおっ

これはまるで、新進気鋭の作曲家のコメントのようではありませんか

なんかカッコイイ

でも、ちょっと生意気(笑)

 

それでも行間からは、自分に対する自信と気迫が感じられます。

きっと、とても充実した生活を送っているのでしょう。

10年以上指導したトオル君が、
私の教室を卒業してしまったのは寂しいけれど、

充実した音大生活を送っているのは本当に嬉しいことです。

沢山の事を学び、多くを吸収して、
トオル君が立派な作曲家になりますように

そう願っています。

 

 

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