そらち旅日記 Vol.2

北海道空知総合振興局の職員が集めた旬の情報を、そらちの風に乗せてお届けします。

冬はやっぱりお鍋! ~ しんとつかわ雪まつり(冬鍋大会編)

2012年02月02日 | 日記
先日ご紹介したしんとつかわ雪まつり、寒さを吹き飛ばそうと
「冬鍋大会」も開催されて会場を盛り上げていました。
やっぱり冬には「お鍋」が一番ですよね。今年は、地元はもちろん、
札幌、滝川、芦別などから10組が参加し美味しさを競い合いました。
今年から冬鍋ナンバーワンを決めるのは来場者の皆さん、
食べた後の割り箸をおいしいと思ったお鍋の名前がついたカゴに入れていくシステム。




それぞれ具材やダシに工夫が凝らされたバラエティに富んだお鍋が、
一杯100~200円のリーズナブルな価格で販売されています。
全部食べても1,450円、よ~し全品制覇するぞ! ということで、
食べた順番にご紹介していきましょう。

まずは、新十津川「NPO法人ふれあいつつじの会」の「だご汁」。
熊本の郷土料理をアレンジしたものだそうです。
ご飯をついて表面をカリッと焼いた御飯団子をメインに、ホルモン、油揚げ、ナルトにチクワ。
ゴボウ、シイタケ、ニンジン、タマネギ、春菊といった野菜もたっぷり。
醤油味のスープがしみじみとおいしい。御飯団子は、形は違いますが
秋田の「きりたんぽ」によく似ています。個人的にはイチオシ。




次は滝川市「加我塗装工業」の「田舎とり鍋」。
鶏ガラでとった塩味のスープに大きな鶏の胸肉と鶏ゴボウ団子でボリュームいっぱい。
あとはジャガイモとタマネギとしみ豆腐。
塩味スープでさっぱり食べられます、これもおいしいなぁ。




こちらは「新十津川中学校野球部父母の会」の「中華スープ鍋」。
鶏ガラとコンソメでとってトロミをつけたスープに、何と12種類の具が入っているとか。
え~と、ベーコン、コーン、クリームコーン、シイタケ、タケノコ、ニンジン、
ホウレン草、長ネギ、春雨、卵…、で10種類。後の二つは何だろう?
熱々で深みのあるスープ、これも文句なくおいしい。
ん~、ちゃんと順番つけられるんでしょうか、何だか心配になってきました。




これは「新十津川町商工会青年部」の「もつ鍋(とんこつ味)」。
前日から仕込んだという「とんこつスープ」にプリップリのホルモンがたっぷり。
それ以外はキャベツとニラのみというシンプルな鍋ですが、とても手が掛かっていますね。
このホルモンは新十津川町の「大畠精肉店」さんのものだそうです。
なるほど、おいしい訳です。




次は「新十津川町女性団体連絡協議会」の「豚汁」。
これはもう冬鍋のスタンダード、それだけに完成度が求められますね。
豚肉、油揚げ、ジャガイモ、ニンジン、ゴボウ、大根、こんにゃくといった
定番の具材に味噌味、ホッとするお母さんの味です。
一味唐辛子と長ネギを乗せていただきま~す。




けっこうお腹いっぱいになってきました~、でも頑張ります!
これは、芦別「はなこの店」の「極みだしもちもちすいとん鍋」。
アゴ、カツオ、昆布のダシを効かせた醤油味。
モチモチした「すいとん」をメインに、鶏、すりみ、さつま揚げ、
ニンジン、ゴボウ、シメジ、長ネギ、こんにゃく。
アゴとは「飛び魚」のこと、とことんダシにこだわったおいしい一品です。




札幌から参加の「旧友倶楽部」の「くじら汁」は、
道南地方でお祝い事やお祭りなどに食べるポピュラーな鍋。
プリプリした塩くじらと山菜(フキ、ワラビ、ササダケ)や
ニンジン、シメジ、チクワ厚揚げにしみ豆腐。
昆布ダシの効いた醤油味で、しみじみと懐かしいおいしさです。




これは滝川の「たか屋グループ」の「へっちょこ鍋」。
「へっちょこ」とは東北地方で「そばへそ団子」? のことらしい、
甘みの入った「そばがき」みたいな感じです。酒粕が入った醤油味に、
そば団子、長ネギ、ニンジン、大根、マイタケなど。
珍しい材料の組み合わせですが、味はバッチリ。




最後は、新十津川「尚武館父母の会」の「しんぷるうどん鍋」。
何時間も煮込んだという鶏ガラスープにうどん、具は焼いた鶏肉と長ネギのみ。
丼の端に見える赤いのは唐辛子ペースト。
お腹いっぱいでしたが、コシのあるうどんがおいしくてこれも完食。ふぅ~。




おっと、もう一つ忘れてました。一番最初に行った時にはまだ準備が整っていなかった
新十津川シニアリーダー会「アザレア」の「あつあつ くりいむしちゅう」。
ミルクの優しい味わいで、ホッと温まる一品。これで全品制覇!




さて割り箸の数はどうなったでしょうか。けっこう差がついたかな? 
これをカゴごとステージ上の量りで計量しますよ。
なるほど、割り箸数えるの大変そうだなぁと思っていましたが、
これなら一発でわかりますね。




結果、大賞は「新十津川中学校野球部父母の会」の「中華スープ鍋」。
今年で6回目の出場、初めて栄冠を手にしました。
受け取ったのは野球部員の皆さん。司会者の「今年はグレードアップしています、
去年とは違いますね?」という質問に「同じです。」って、ちゃんと味わって食べてる?




準大賞は、「新十津川町商工会青年部」の「もつ鍋(とんこつ味)」。
そうそう、これもおいしかったですね。受け取ったのは「大畠精肉店」の息子さん、
「昨日から1人で仕込みました」というところを強調。
仲間のみんなは今日売り子として活躍していましたよ。
ところで大畠さん、「国際中華鍋押相撲選手権」の行司さんとしても活躍していましたね、ご苦労様です。



おいしい「お鍋」で、心も身体もポッカポカ。
さぁもう少し遊んでいきましょうか。