ずっと持っていた野望なのですが、ドラゴンクエスト2をやり始めました。イマドキのゲーム機への移植がされていないのでちょっとやり辛いですが、例えば中古カセット+ドン・キホーテとかで売っているファミコン互換機みたいな選択肢。
スーパーファミコン版のⅠ・Ⅱをやっているので音楽やグラフィックは豪華になっているのですが、(やっていないので知らないですが)イマドキのおまけ要素盛りだくさんのゲームに比べて非情に質素で、ややもすれば不親切な面もあるのですが、とても楽しめます。
ドラゴンクエストシリーズは、堀井雄二がストーリー、鳥山明がキャラクターデザイン、すぎやまこういちが音楽、そしてチュンソフトがプログラミングを担当していました。チュンソフト。ハードやソフト容量がリッチになればできることは当然増えていくわけですが、初代ファミコンで、当時のROMカセットの容量にあのボリュームと質のゲームを突っ込めたのはチュンソフトならではなのです。
パスワードの文字数が状態に応じて変わること、海岸線に海岸線のキャラクターを描くこと、マップを1ブロックを2×2キャラにしてデータサイズを節約すること、使用する文字の種類を減らして内部データの圧縮に寄与させることなどなど。
あとは、その後効果として普通に使われていますが主人公の動きにあわせてキャラクタがお尻に数珠つなぎで動くアレ。自分のキー操作と背景の動きに連動しているので何も思わないかもしれませんが、主人公は画面の真ん中から動かず、数珠つなぎのキャラが主人公の周りをぐるぐる動いているわけです。さぁあなた作ってみなさいと言われたらパッとは出てこなさそうです(ドラクエ以前からあったのかもしれませんケド)。
これら全部チュンソフトのアイデアでは無いかもしれませんが、チュンソフトのプログラミング技術があればこそ。
当時コンピュータを目の前にするとプログラムを作り続けていたので、ファミコンのゲームを見ていてもこの処理はどうプログラムされているのかと言った見方ばかりしていて、記憶力が無いこともあいまってストーリーを何も覚えていません。なので、今あらためてやり中。
この記事を書くのにWikipediaで調べていますが、僕がやったドラゴンクエストは5まで。偶然なのやら。チュンソフトがつくっていたのも5まで。ちょうど、市販ゲームがすごくなりすぎて個人で同じようなものが作れる域を越えてゲーム自体にあまり興味が無くなってきた時期かもしれません。
昔は、ナゾの「早くクリアしなきゃ」という使命感と、ゲームの法則(お約束)がよくわかっていなかったこともあり、しょっちゅう全滅したりしていましたが、要するに充分過ぎるほどレベルを上げて高い装備をつけてから先に進めばあとはお話をトレースすれば良いだけです。まさに暇つぶし。ゲームのあるべき姿。あの当時は人生のすべてだったものなぁ(遠い目)。
とりあえず、Lv8くらいでカイン王子を仲間にしたところまで。仲間になった時点での勇者のレベル相当になる、と思い込んでいてだらだらと仲間にしなかったのですが、Lv1での参加でした。姫は早いところ見つけなければ。
勇者のレベルでの参加は覇邪の封印でした。なんかやるたびに同じ失敗している気が。