つつみその子のはぐくみ日記

毎日を大切に、心と縁をはぐくむ日々に。

18日のご飯日記

2007-02-18 | Weblog
稽古場近くのラーメン屋さんでつけ麺を食べました。
鰹ダシがきいてて美味しかった!
川久保さんは、グリーンカレーラーメンを食べていました。
なんとも不思議。
スパイスと出汁が聞いていて絶品だそうですよ。

このお店ボサノバがかかっていて、小さいけど素敵な空間です。
新代田の駅から改札を出て横断歩道を渡ったら右へ。
すぐ左側にあります。
興味のある方は是非。

後半通し

2007-02-17 | Weblog
今日は「後半通し」の日でした。
というわけで、稽古のはじめにもう一度江戸さんから、それぞれのキャラクターの「作品の中での位置づけと仕事」について説明がありました。
それを胸に、もう一度最後へ向けてのバトンリレーの部分を稽古。
それぞれがテンポと感覚を大事にしながらまわして行きます。
ただ、今のところは役者が盛り込めるだけ盛り込んでいて、ものすごい情報量。
とっても楽しけれど、お腹いっぱいになっちゃいますよ!!
と言うわけで、このあたりは通し稽古を繰り返して行く中でシェイプされてもっと良くなる予感です。

舞台上に大人数がいることも多いし(詳細には書けないですが)空間のいろんな場所から飛んでくるボールを全員のコンビネーションでまわして行かなければならないのです。
なので、そのパスの部分を丁寧に丁寧に稽古していきます。
なんだか、抽象的な表現でごめんなさいね。
でも、一言で書いちゃうとわかっちゃうんですもの。

さて。後半通しの方はと言えば、
多少つなぎの荒さはあるものの、なんとかキャッチボールは成立しているのではないかしら?
あちこちで小さな事故があったり、個人的な反省は沢山あると思われますが、それぞれのキャラクターの仕事の影響がどれだけの範囲に及んでいるか分かったのではないかしら。

私も自分の仕事の多さと重要さを改めて感じました。
気を引き締めてゆかなければ。
後半を通してみて、私の中に新しい感覚がいくつも芽生えてきたので、それは収穫。
明後日の通しで確かなものになるとよいな。
後半辿り着くために、前半の逆算をもう一回してみなければ。
それから通しがうまく運ぶ様にできることを整理整頓せねば。

駄目だしの後、、次の通しへ向けて前半のシーンの稽古を。
今日の懸案事項は明日の稽古場で試すことにして、明日は1つのチームの集中稽古になるとのこと。
懸案事項も、明日になれば今日の通しを抜けて変化していることでしょう。
このチームは集中稽古が割と多い気がするのですが、毎回、稽古の後にはびっくりするような進化を遂げていて、可能性は未知数です。
明日が楽しみ。

音楽みたいに心地よく。

2007-02-16 | Weblog
今日も最後のシーンから稽古に。
おまけの部分に皆さんから一杯ヒントを貰いました。
皆さんに、とても楽しんで考えていただきました。感謝。
本番まではいろいろと試されてゆくことでしょう。

さて。最後のシーンをウォーミングアップのようにして、前のシーンをいくつか丁寧に稽古しました。私のシーンも稽古が入って更に楽しくなってきた感じです。
もっともっと…と思う気持ちがありますが、大事に積み重ねていこうと思います。
台詞を大事に、テンポよく、耳に心地よく。
それを重点的に考えていくことが今回のお芝居の生きるヒントなのです。少なくとも私にとっては。
そうしてゆくことで、流れがちゃんと生まれてくるということを体感できたことが大きな収穫です。
音楽のようなグルーブがもっとつむぎ出せたらいいなあ。
でもこれは、台詞の完成度が高いから出来ることですね。

そして、今日も折り込みに。
舞台監督の師匠の現場です。
折り込み先を探していると言ったら、相談に乗ってくださいました。感謝。
できるだけ沢山の人に観てもらいたいという気持ちが強くて、今回は折り込み頑張っております。一枚も無駄にしたくない、そんな気持ちです。

終わってからは川久保さんとご飯に。
下北沢には最近、「自然食」とうたった定食屋さんが増えましたね。
普段稽古場では出来ない話をいろいろと出来て、楽しい時間でした。
川久保さんは役者さんとしてもとても魅力的な人なのですが、更に美味しいもの好きで割りと食いしん坊さんなのです。そんなところがまたまた大好きなんですよ。
すみません…大先輩なのに。

戻ってからは昨日作った袋の追加作業を。
作りたいイメージとキャラクターのことを考えつつカタカタと。
イメージ通りに作るのにちょっと問題があったんだけど、朝麻姉さんに知恵を借りて無事に解決。
材料は我が家に偶然あったものが使ってあります。まさかあれを使うことになるとは。でも、そのキャラクターにあったものになったような気がします。愛情たっぷり込めてあるからね。どうか舞台上で助けてね。

久々に

2007-02-15 | Weblog
今日は稽古場までドライブ。
昨日の雨のせいか、空は洗われたみたいに真っ青で空気も澄んでいて、あたたかくて。とても気持ちの良い陽気でしたね。
ドライブ日和でございました。
途中よみうりランドの観覧車に感激したりしながら稽古場へ。

今日は最後のシーンの稽古をやりました。
役どころとしては感情のメモリが振り切れちゃう瞬間です。
んー、感無量。
最後におまけもあったりして。
詳細がかけないのが非常に残念。
是非劇場でご覧頂きたいと思います。

で、改めて最初方。
今度はチームごとの流れをチェックしながらという感じ。
作品は稽古のたびに新しく新鮮になってゆきます。
少し時間を置いた場面は熟成されたり、最後まで通ったことで役者それぞれの策略が練りこまれていたり、理解度もあがっていることもあって、新しく生まれ変わっていました。
もっともっと時間が沢山欲しいなと思う。
細かいことがどんどん増えていって、無駄なものを切り落としていって、デザインされてゆくのです。どこまで行けるかとても楽しみ。

で、戻ってきてからいつの間にやら床で眠ってしまっていて、朝方起きだして作業を。
小道具の縫い物を頼まれていたので、久々にミシンを取り出してカタカタと。1時間程かかって無事終了です。
簡単な袋を縫ったんだけど、芝居の中での使い勝手とか、布の厚みを考慮してあれこれ考えるのはとても楽しい。
またいろいろ作りたい欲求にかられつつありますが、それは本番までは封印です。

バレンタイン

2007-02-14 | Weblog
今日はバレンタインということで。私は湘南の「葦」というお店で「卵と私」というチーズスフレを。今回恋人役の男優さんにはチョコレートを…。
http://www.ashi-cake.com/

他にも、川久保さんから可愛らしいチョコレートや、藤井さんからはお饅頭などの差し入れがあって、お菓子が満載の稽古場でした。幸せ~。
今日、一杯になってしまわないようにと心遣いを頂いて、別の日に江戸さんからはベルギーチョコレートを、榎本さんからはお団子(信じられないくらい美味しかった!!)を頂いていたのでした。
皆さん、ご馳走様でした!

稽古場では、最後のシーンに向けて加速してゆくシーンを稽古しました。
それぞれが策略満載でバトンをまわしてゆくのですが、このシーンの稽古を見て皆、もっと沢山のお客様に来てもらいたいなという気持ちが強くなったようです。

私も加速のエンジンにならないといけないのですが…。
井手さんにいろいろとアドバイスを頂きました。
皆さんに負けないように頑張ります。よし、次回こそは!!

稽古後、今日は折り込みに行ってきました。
ところが、なんと場所と枚数を間違えてて、大慌て。
先方に時間を延長して頂いて、なんとか無事に終えてきました。
本当にすみません…。

しかし。(ここから先は愚痴なので読まないで頂いて結構です)
急いでいたので会場までタクシー…と思ったら、運転手さんはその場所を知らないとのこと。住所を聞いていたのでそれを告げてもいまいち反応がハッキリしない…。最寄りの地下鉄の駅を伝えても『?』…。
で、発進する様子もなく地図を眺めること1分強。

地図は持っていたので、高木美保さんみたいに「地図を買え!!」と言わずに済んだけど、読めないし、探せない…。新人さんなのね。慌てている様子が何だかかわいそうでもあり。

「渋滞しているみたいだし、降りた方がいいですかね」と言うと「大丈夫だと思います」とのこと。「とりあえず出発します」と言って走り出したものの、2mも走らないうちから大渋滞。地図を見る余裕もなし。

もう一度劇場に電話して、簡単な道順を電話で伺って、道の名前を伝えたけれどもやっぱり『?』。んー…。
まずは駅のロータリーを出てからどちらに向かえばいいかも分からないと来た。

もうね、わかんないなら、分かんないってちゃんと言いなさい!!
駄目なら駄目ってちゃんと言いなさい!!
結局私が聞いた通りにナビをして、目的地周辺は道が複雑らしいので、駅からまっすぐの道のみ運転してもらって、残りの道は走ることに。んもー。
運転手さんには申し訳ないけど、私もとってもイライラ。
かかってきた電話に「渋滞しているし、もう、絶対つかないと思うわ」というと、運転手さんは機嫌を損ねた様子。
ケンカですよ、もう。大人げないけど。
それでも正規の料金を払って、黙っておりて、運転手さんもむすっとした様子で去って行きました。
「ありがとうございました」とか言ってたかな?言わなかったかもね。覚えがないです。去って行ったその瞬間に腹が立ったことしか…。

折り込みを終えて帰り道は、どしゃ降りで。
今日は幸い私が外を歩くと気にはそんなに降ってなくて、大荷物だし傘を持って出なかったんだけど。
ずぶ濡れ…。
イライラした分頭を冷やされちゃったのかも。
おじさん嫌みを行ってごめんね、お仕事がんばってよ。
でも、もっともっと頑張らないとほんとにひどいよ。

いろんな人に迷惑かけて成長するのは、誰でもどこでも一緒だけれどね。あたしも一杯迷惑かけてきたのだしさ。

途中で知人と待ち合わせて、そのまま服を乾かして身体を温めたくて、ご飯を食べに。
トンカツ&海老フライで充電完了です。
ここのところ周りで風邪が流行っているからね。
今日はよおぉく温まってねましょう。

家に戻ったら、プレゼントが。
もらっちゃいました!特大プッチンプリン☆
わあぁ~い。嬉しくてあっという間に食べちゃいました。
で、気がついた。
プッチンするの忘れた~~。

侍女として

2007-02-12 | Weblog
先日衣裳を見せていただいて元気を貰い、今日はずっと探していた靴にも運命の出会いをして、元気一杯稽古場へ。

そして今日は、化粧道具の「パンケーキ」を知らない私のために、朝麻姉さまが持ってきて見せてくださいました。
侍女にはこのくらいの色がいいのでは?などなど相談に乗ってくだいました。
いつも何から何までお世話になってすみません…。
なんと、刷毛をひとつ頂いてしまいました!大事に使います!ありがとうございます!!
元気が有り余って(?)ピルエットの練習をしていたら転んでお尻を強打しましたが…稽古場のほうはじっくりと順調に進んでおります。

今日はドン・ジョンさま(衣裳の仮縫いの日から赤影と密かに呼ばれている)がお休みだったので、私が代わりに読ませていただきました。
いいなぁ~。悪役。ぞくぞくしますね。人生で一度くらいは悪い人をやってみたいですね。いやいや、とても難しいです。遠藤さんがどれだけ場をコントロールしているかがよぉぉくわかりました。すみません…。

今日も大きな流れのシーンの稽古を中心に。
それから後半は道化たちのシーンの稽古に。
道化って難しいなぁと思う、演劇頭が非常に必要な役どころだと思います。
シェイクスピアの作品の中では重要な役であり、価値をひっくり返したり、アイロニーをこめられているわけなので、仕事も満載です。
そのあたりを時間をかけてじっくり丁寧に稽古。

流れを掴んで、作品の中で「生きる道を探してゆく」のが稽古だなと最近思うのですが、一人ひとりの仕事が明確になればなるほど、シーンの空気が動いてゆきます。
今日も細かい演出が入って、一つの動きが加わっただけなのに、皆さんビビッドに反応して、なんていうか…皆の生命力が増した感じです。

自分の生きる道は他の人のための仕事をすることでわかってくるというのか、それこそが生きる道というのか…そんなことを考えました。

私は今のところ、稽古場で役に立つことを探りつつ、侍女の役割を探っております。あと残りの日々を精一杯生きていきます。
自分の仕事もちゃんとして、稽古場では稽古場のために働くぞ。

ユメ十夜

2007-02-12 | Weblog
今日は稽古前に「ユメ十夜」を観てきました。
それぞれの監督がそれぞれの夜を撮ったオムニパス。
監督も出演者も豪華ラインナップでしたからこれは行かなくちゃ!と思って行きました。

さて。
プロローグとエピローグがありまして、一応ひとつにまとめているような気がしないでもないですが、それぞれはそれぞれのアプローチ。遠慮は無いです。
原作を重視しているものもあれば、思い出せないものまで。

一夜は、世界観は美しいし、すごくいいのですけど、原作の方がやわらかくて優しくて私には届く感じ。

二夜はものすごく良かったです。個人的に。ずっとサイレントでモノクロで原作のメッセージもきちんと届いているし、その先も描いているし。

三夜、ものすごく怖いよ!!と心から突っ込みを入れていたんですが、奇妙な現実とユメとの間をきちんと繋いでいて、エピソードも加えられていました。
とても奇妙にそしてポップに描いていて、ものすごく残りました。

四夜はなんだかすっかり新しい話になっていましたね。美しくてとても好き。
絵本を読んでいるようです。原作とは違うけど、最後に残るものが同じという不思議な感覚を覚えました。

五夜、描き方がね、どうしてそうなるのよという感じだったんですが、最後ちょっと泣きそうになりました。笑っちゃうんだけど、底に流れているものに、やられました。これも、原作にはない部分ですね。

六夜、やっぱり一番良かったのは松尾スズキさんの六夜だなぁ。
原作も見事に翻訳しつつ、今の答えがちゃんとあった気がします。
リズムもスピード感も抜群だし。すっごく楽しかった。いい仕事。

七夜はオールCG。綺麗なんだけれど、原作の持っているメッセージが何も伝わってこないのは何故かしら。個人的に大好きな話なので、ちょっと残念。

八夜…一番ひっくり返ったのが八夜。あん?原作思い出せないっすよ。

九夜は緒川たまきさんの美しさにすっかり見とれてしまいました。加えられているエピソードも又よし、です。遊び心もちょっとあって、バランスがとても好き。

十夜もとても素敵でした。何故、安田大サーカスなんだろう…。
でもでも、みんなとっても楽しそうなのが素敵。

なんだか暴力的な感想ですみません。観ている観ていないに係わらず非常に不親切な感想になっちゃいました。

さてさて。今日の稽古は、稽古場に小道具の山下さんがいらっしゃって、出来上がった小道具を持ってきてくださいました。おぉぉぉ~~、すごい~~。
皆それを使ってすっかり遊んでいたように思われますが、
で、小道具の修正が必要かどうかチェックするために、小道具関係シーンを稽古。
本番2週間前ですから、私個人的には少し焦っているところもあるのですが、稽古場はじっくり丁寧に進んでいます。
基盤がきちんと出来てすみあがってゆく様子を江戸さんも見守っているのでしょう。まだまだ粘っています。

市民一同

2007-02-11 | Weblog
今日は、お昼ごろから元町をお散歩しました。
暖かくてすごく気持ちが良かったです。
人と犬とがひしめきあう中、建物や雑貨を見て周りました。
なんだか久々にのんびりとほっとする時間を過ごせて、すっかりリラックス。

かねてから憧れていた「霧笛楼」へも行ってきました!
年配のおじ様が丁寧に入れてくださった紅茶を頂きつつ、フランス料理のようなデザートを頂きました。紅茶も想像を超えていて…びっくり。
食器も素敵で、芸術作品のようです。
(街を歩いていて、いくつかのお店で同じ食器を見つけました。元町のいろいろなお店で食器をそろえているのですね)
至福の時間でございました。

で、そのあとはゆっくりと丘を上がって、洋館を見て回りながらベーリックホールへ。
今日は東京シェイクスピア・カンパニーの朗読会に行ってきました。
横浜のシリーズは全3回で今日が最終日。
今日は)「言葉によって動いた歴史:シェイクスピアの言葉で遊ぼう!」 ということで、「リチャード三世」「ジュリアス・シーザー」  のテキストからの朗読です。
リチャード三世が未亡人アンを口説くシーン。非常に不可解ではあるのですが、どうでしょう。女性としては…。
リチャード三世の実際の人柄や、その時代の背景の中で悪い王とされていった流れと理由なども伺いました。

それから、ジュリアスシーザー。
シーザーがなくなった後のブルータスとアントニーのそれぞれの弁舌の朗読でした。江戸さんがアントニーの弁舌の一部を英語でやってくださったのですが、非常に音色が美しいし、形式としても美しくて引き込まれますね。
この2人の弁舌の違いを伺いつつ、ブルータスの割とあっさりとした弁舌と、アントニーの市民の心を掴んでゆく巧みな弁舌に、まずは耳を傾けてから…今日は最終日ということもあり、この演説を聴いているローマ市民として、お客様も一緒に参加してもらうことに。
何人か有志の方にお願いをして、私たちも市民一同というところで参加をしました。
ものすごい集中力でいい緊張感の中、指名されていない方々もだんだんと声を入れたり、会場全体がの空気が一体となって流れていく臨場感を味わっていて、演説をする方たちもその力を貰って、何ていうんでしょうね…その場で、今その瞬間を全員で体験しているような…素敵な時間が流れました。

山手芸術祭の一環としてのこの企画。
もっと続けて欲しいけれど、なかなか難しいとのこと。
またいつか実現するといいなあ。

仮縫い

2007-02-10 | Weblog
今日は衣裳の仮縫いが仕上がってきました!!
皆素敵!!大はしゃぎでございます。
みんな衣裳を着けて台詞の稽古をしてみたり歩いてみたり。
キャラクターがぐぐぐと立ち上がりますね。嬉しいなあぁ。

私の衣裳。すごいよ~~!!
演出も衣裳さんも、私を愛して下さっているに違いない! (勝手に思っていますが) だって、そのくらい私にぴったりなんですもの。
嬉しくて動き回って、まち針を落として歩き、袖が取れました。
ひぃ~。ごめんなさい~。

今回のキャラクターでいきいきと生きるのに力を貸してくれるに違いありません。
今日はメイクも合わせてみたのですが、姉さんたちにアドバイスを頂きつつ、眉を川久保さんにカットしてもらってお化粧もしてもらって…だいたい決まりました。
あとは舞台用の化粧道具が全然持っていないので、必要なものを揃えて、3週間練習あるのみ!です。
衣裳やメイクに元気一杯もらいました。
その仕上がりは…本番まで楽しみにして頂けたらと思います。

稽古のほうは大きな流れのシーンを中心に稽古が進んでいます。
合間に私の稽古もありまして、台詞の放ち方について注意がりましたが、遊びどころも増えてきました。遊びが増えてきても、どこかにひとつ余裕を持ってできるようにならなくちゃ。本気のプロレスができるように…。

さるしげろっくの夜

2007-02-09 | Weblog
稽古の後、しずくまち♭のワークショップ公演で一緒だった本橋さんが出演する舞台、さるしげろっく「キャッツ&スター」@アドリブ小劇場を観てきました。

ものすごく良かったです。楽しかった。元気を一杯もらいましたよ。
本橋さんも、最初パンフレット見ないと分からないくらいに見違えてて。
前回の時と比べたら、ものすごく活き活きしてて、楽しんでいて輝いていました。
なんか嬉しかったなあ。

作品もとても面白くて、全体のコンビネーションも良くて、力と魅力が溢れる役者さん達が1時間45分全力疾走。息つく暇もない感じです。
歌ありダンスあり、パフォーマンスも満載で、あっという間に感じました。

本橋さん、ありがとう。あたしも稽古がんばるからね~。
まだ11日までやっていますので、時間がある方は是非足を運んでみて下さいね。

育ってゆくものなのだな。

2007-02-09 | Weblog
今日は府中の劇場での稽古だったので、稽古終わりに府中市美術館まで行ってきました。
建築は日本設計、そしてランドスケープは当時のSEDOです。
私は最初はSEDOのアルバイトとして模型を直しに現場にお邪魔して、そのまま現場で建築の模型を作りながら、勉強させてもらったのでした。

現場監督さんに「ダイエットの為に鉄筋を運べ」と言われたり…それだけ書くと可愛がってもらったのか疑問に思われるかもしれませんが、みなさまにいろいろと可愛がって頂いてお世話になったのでした。
作業が終わった後、作業服に着替えて現場を見せてもらったり、鉄筋の上を歩いたり。質問攻めにしていろいろ教えてもらったり…。楽しい日々だったなぁ。

どんな建築物でも空間でも、関わったものには愛情がものすごくあるのです。
メインの設計をしたわけではないから、子供という感覚ではないけど。
久々に出会って、沢山の人に愛されて、建築も育っているのを感じられました。
周りの空間も、木々が伸びて、ファニチャーがこなれて、この場所でちゃんと愛されて生きてきたのを感じます。
なんだか嬉しい気持ちになりますね。
建築は、出来上がれば自分の手を離れてしまうわけですが、こういう再会が出来たり、時の流れの中で生きているのを感じることができるのは素敵なことですね。

演劇は、放ったものに対するリアクションをその場でその瞬間に受け取ることができるし、その呼吸というのか、エネルギーの交換をできること、二度と訪れない瞬間を共有することができることが何よりも素敵なことだし、貴重だなと思うけれど。

きっと私には両方必要なのだな、と思います。
大きい建築はやらないの?と聞かれるのですが、私が作りたい物やチャレンジしているものは、みんな私の身体でリアルに感じられる大きさのものだけです。
地域や世界といった大きなものとの距離を取って行くための、ある全体の中でのその場所の位置や居場所を見つけること、あり方や関係性を導くこと、新しい可能性を探すこと…多分そんなことに興味があるのです。
その場にあるいろいろなものをその場に落としているだけです。
私のできることはとてもささやかなものだと言う感覚はずっと変わっていないですね…。

計画案で倒れたり、お客さんの都合で頓挫したり、裏切られたり。
独立してからは頑張ってもそんなのばっかりです。
もっと技術も身に付けて強くなりたいなと思うけど。
でも、向きあった分だけ知識も増えたし、きっと強くなっているんだろうと思います。

なんだかまた頑張ろうと言う気持ちになりました。
がんばろうがんばろう。

転がってゆきます。

2007-02-09 | Weblog
稽古も佳境です。

立ち稽古も、起承転結でいうと、転の場面に入りつつあります。
ここは精神力も気力も体力も必要なところ。
集中力がぐぐっと上がります。

私はプロンプを入れたりしながら稽古を見守っていたんですが、やっぱり難しいですね。
でも、やっぱりシェイクスピアの作品を数々経験されている方々は、読みの段階では想像できなかったほどの飛距離で感覚を放っていて、ものすごい迫力です。
読みの時にも、隣に座っただけで伝わってくる感覚に鳥肌が立っていたのですが、今日は無理矢理感情を引っ張りあげられてしまいました。
なんという技術なんだ…。
少しでも力の足りない役者さんがいたら、吹き飛ばされちゃうと思います。
この人たちと同じ舞台に立つんだ…。

このままじゃいかんです!!!

あたらしく。

2007-02-08 | Weblog
しずくまち♭の準劇団員としては、初めての稽古。
こちらはもう既に5月の赤いくつ劇場での本公演「れぷりかんと」の稽古が始まっております。

5月の公演は身体能力が必要な作品になる予感です。
で、今月中は基礎訓練と、作品のための新しい身体づくりを、とのこと。
私は今回、今まで挑戦したことがない分野というか、特殊な役柄なので、特有の動きがあるのですが、これがまたまた難しい。
バランス感覚が問われる感じです。
それから、ピルエットで二回転はできる様にしておくようにとのこと。
動きのあるところでは一番派手なことをやってもらおうと思いますと言われました。
応えられる様にメンテナンスしておかないと、です。

今日は皆がジャンプの練習等をする中、稽古場のはじっこでピルエットの猛練習しておりましたが、まだまだかなりの練習が必要です…。

今回の作品は沢山の人に楽しく観ていただける作品になる予感です。
あくまでも、まだ予感ですが。
久々の横浜です。
楽しみにしていて下さいね。

そしてその前にシェイクスピア。
ご来場お待ちしております!!!

あと3週間。

2007-02-08 | Weblog
本番まであと3週間。早いものです。
いつもなら、通し稽古も終わって、音楽合わせとかの時期ですが、シェイクスピアの稽古は、ひとつひとつを大事に丁寧に進んでおります。
ただ、本読みで大分空気が出来ているので、立ちに入ってもやはり進みが早いですね。
毎日の稽古では、前日の復習をしてから次へと進んでいく感じなのですが、本読みの段階で、皆さんがシーンの流れをつかんでいるし、役割やあり方を理解しているということもあって、早いと3回くらい流してOKになるところもあったりします。

今日は稽古場に奥泉光さんがいらっしゃいました。
「ちょっと目黒まで来たから」とのこと。気さくすぎやしませんかと思わないでもないですが…。
時間の許す限り稽古を楽しんで眺めていらっしゃいました。
奥泉さんは私がスタッフとして動いている姿しか知らないわけなので非常に緊張しました…。
そんな中で、私のシーンは入りの部分がイメージがつかめずにちょっと戸惑いましたが、牧野さんに助けて頂いて、なんとか…。
というか、牧野さんが入ってくると場面が展開するんですよ。
いや、私が動かしている様に見えるよう、牧野さんが全部受けて流れを作って下さっているんですね。
PECTで言うところのホウキ相手のプロレスが展開しているわけです。
当然私がホウキです。

一緒にやっていると、明確なパスが来たのが分かるんですよ。
私はそのパスを受けてできるだけ的確に返す努力をするのみ…。リズムに乗るのみ。
不安だった部分も助けて頂いて、牧野さんの作り出す流れに乗っかって、自分でもびっくりするほど流れて行けました。すごい。
この感覚を忘れずに&もっとがっつりと絡んで行ける様に、驚かすことができるくらいになりたいです。

稽古、たいやき、よつばと!

2007-02-07 | Weblog
今日は三鷹の芸術文化センターでの稽古です。
前回ここに来たのは、数年前「にんじんボーン」を観た時以来。

そして今日もまた地下のリハーサル室にて稽古。
大人数のオーケストラの練習をするための部屋なのでは?と思われる広さでしたが、実寸でエリアが取れたし、音も良く響いてとてもやりやすい空間でした。

他のシーンの稽古の間は、先日演出が入ったシーンを相手役の女優さんと廊下で猛練習を。
他のメンバーもそれぞれ廊下で稽古していましたね…。
だんだんエスカレートして大きな声になってしまっていましたが、自販機のメンテナンスをしていた業者の方々も警備員さんも温かく見守って下さいました。すみません…。

相手の女優さんは練習して練習して身体にたたき込まないと出来ない私の為に、沢山つきあって頂きました。2人で身体に叩き込みましたよ。感謝。
テンポとコンビネーションが重要なこのシーン、お互いに更にやりやすくなった感覚があります。

それから稽古場で観てもらったのですが、発展して、江戸さんから更に演出が入りました。
楽しいシーンになってきましたよ。私ももっと自由になれるといいのだけど。
でもまだ台本を読んでいるときの楽しさや、みんなや演出の想像を超えていない感じです。
もっともっと楽しくなれるはず。稽古あるのみ、です。

今日は実は稽古帰りに一本芝居を観る予定だったんですが、ちょっと劇場側の都合でNGに。
傷心の私と仕事を終えて駆け付けようとしていた山田くんの為に、共演者のMさんが三鷹の老舗のたいやき屋さんでたいやきを買って下さいました。
Mさんと一緒に歩きながらひとつずつ食べてあとはお土産に…。
皮はぱりっとふわっと薄くて、中には餡がしっぽまでびっしり。
すごく美味しかった!!幸せ~!!元気になりました!有り難うございました!

他のメンバーの姉さんもどうやら買ったみたいですが、やっぱりたいやきは作り立てを食べ歩きという意見には大賛成です。

それでも、なんだか芝居の分を取り戻したくて、(Mさんに、「取り戻そう」という考えをやめた方がいいと言われたのだけど)帰りに漫画のレンタル屋さんに寄って「よつばと!」借りてきました。
すごい漫画だわ、これ。
なんて言えばいいのかが分からないんだけど。びっくりするほど面白い。
すっかりはまってしまいました。

さて。明日はもう一つの私たちのシーンの稽古です。
このシーンは、個人的に一番長い&どんどん展開していかないといけない台詞があって、ものすごーーく緊張していますが…あぁ、「よつばと!」読んでいる場合じゃないだろうって?
稽古の直前まで…頑張ろうと思います…。おす。