つつみその子のはぐくみ日記

毎日を大切に、心と縁をはぐくむ日々に。

横浜、新宿。

2007-02-03 | Weblog
夕方からは東京シェイクスピア・カンパニーの朗読会@山手ベーリックホールへ。

今日は「言葉によってつくられる恋」 ということで、使用テキストは「から騒ぎ」「十ニ夜」です 。
両方ともとても楽しいお話ですね。

私個人的にも、今まで見たシェイクスピア作品の中で1番を争う作品です。
今回も作品の意味や時代の中での価値などなどを聞きながら、楽しいシーンの朗読を聴きました。
十二夜は、使用人たちが執事にいたずらな手紙を出して恋の罠にかけるところ。
から騒ぎは、ある聡明で頑固な2人を噂話をしてそれぞれに罠にかけるところ。
それから佐藤さんのリュートの音色。今日も上質で贅沢な時間を楽しみました。

から騒ぎのテキストは今回の公演のものを使っていて、私の役をなんと井出さんがやっていて、とても参考になりました。
それから多分、江戸さんも手応えを感じたのではないかしら。

その頃の歴史的背景をもっと詳しく知っていたら、それぞれの作品の斬新さや含まれている風刺的な意味ももっと強く感じることができるのでしょうね。
今回もお客様とお話したのですが、世界史も繋げて勉強していますとの事でした。
学生の頃は覚えられなかったけれど、シェイクスピアの作品を通して理解を深めているとのこと。
とても素敵なことだなと思いつつ、私もその作品に参加するのですから、負けないくらいに勉強してゆきたいと思いました。押忍。

この会場で、久々に大学時代の旧友に会いまして。
彼女は私の結婚式のときの友人代表をやってくれた人であり、
私と今回相手役の男優さんとの共通の友人でもあるのです。
それから久々に神奈川新聞のライター山田ちよさんにもお会いしました。
こんな場所でまた会えたことがとても嬉しかったりして。
人との繋がりが生まれていくことが幸せだなぁと感じた夜でございました。

終了時刻は20時半過ぎ。
その後は、旧友に「信じられない」と言われつつ、新宿へ。
大学時代によくつるんでいた(?)各大学の建築学科の有志グループのメンバーが集まっているというので会いに行ってきました。
彼らとはよく、フィールドサーベイ(といえば聞こえがいいけど、本当にやりたい放題、呑み放題の日々でしたね…)や東北工業大学でのワークショップや、都内(今は無き、TNプローブ。しかも無料で貸してくれと恐れ多くもお願いした…)での卒業制作展を一緒にやったメンバーです。
今回は、メンバーのなかの2人が結婚したというので集まったんだけれど、まぁ、みんな相変わらず。

近況報告を聞いたり。懐かしい話をしたり。
あの時みたいに、何故か熱く語ったり、泣いたり、飲みすぎたり、騒いだりはもうしないけれど、集まれば家族のような、時間が巻き戻ったような気持ちになれるのは素敵だなぁと思う。

私は身体だけではなく、いろんなものが大きくなったといわれたのだけど…。
勝手に褒められたと思っておくことにしよう。
終電までの1時間ちょっとだったけれど、会いに行ってよかったなと思う。

また近いうちに会おうね。
彼らに刺激を受けてまた更にやる気満々になってきました。
仕事も芝居も胸を張っていけるように、頑張るぞー。