つつみその子のはぐくみ日記

毎日を大切に、心と縁をはぐくむ日々に。

市民一同

2007-02-11 | Weblog
今日は、お昼ごろから元町をお散歩しました。
暖かくてすごく気持ちが良かったです。
人と犬とがひしめきあう中、建物や雑貨を見て周りました。
なんだか久々にのんびりとほっとする時間を過ごせて、すっかりリラックス。

かねてから憧れていた「霧笛楼」へも行ってきました!
年配のおじ様が丁寧に入れてくださった紅茶を頂きつつ、フランス料理のようなデザートを頂きました。紅茶も想像を超えていて…びっくり。
食器も素敵で、芸術作品のようです。
(街を歩いていて、いくつかのお店で同じ食器を見つけました。元町のいろいろなお店で食器をそろえているのですね)
至福の時間でございました。

で、そのあとはゆっくりと丘を上がって、洋館を見て回りながらベーリックホールへ。
今日は東京シェイクスピア・カンパニーの朗読会に行ってきました。
横浜のシリーズは全3回で今日が最終日。
今日は)「言葉によって動いた歴史:シェイクスピアの言葉で遊ぼう!」 ということで、「リチャード三世」「ジュリアス・シーザー」  のテキストからの朗読です。
リチャード三世が未亡人アンを口説くシーン。非常に不可解ではあるのですが、どうでしょう。女性としては…。
リチャード三世の実際の人柄や、その時代の背景の中で悪い王とされていった流れと理由なども伺いました。

それから、ジュリアスシーザー。
シーザーがなくなった後のブルータスとアントニーのそれぞれの弁舌の朗読でした。江戸さんがアントニーの弁舌の一部を英語でやってくださったのですが、非常に音色が美しいし、形式としても美しくて引き込まれますね。
この2人の弁舌の違いを伺いつつ、ブルータスの割とあっさりとした弁舌と、アントニーの市民の心を掴んでゆく巧みな弁舌に、まずは耳を傾けてから…今日は最終日ということもあり、この演説を聴いているローマ市民として、お客様も一緒に参加してもらうことに。
何人か有志の方にお願いをして、私たちも市民一同というところで参加をしました。
ものすごい集中力でいい緊張感の中、指名されていない方々もだんだんと声を入れたり、会場全体がの空気が一体となって流れていく臨場感を味わっていて、演説をする方たちもその力を貰って、何ていうんでしょうね…その場で、今その瞬間を全員で体験しているような…素敵な時間が流れました。

山手芸術祭の一環としてのこの企画。
もっと続けて欲しいけれど、なかなか難しいとのこと。
またいつか実現するといいなあ。