つつみその子のはぐくみ日記

毎日を大切に、心と縁をはぐくむ日々に。

さるしげろっくの夜

2007-02-09 | Weblog
稽古の後、しずくまち♭のワークショップ公演で一緒だった本橋さんが出演する舞台、さるしげろっく「キャッツ&スター」@アドリブ小劇場を観てきました。

ものすごく良かったです。楽しかった。元気を一杯もらいましたよ。
本橋さんも、最初パンフレット見ないと分からないくらいに見違えてて。
前回の時と比べたら、ものすごく活き活きしてて、楽しんでいて輝いていました。
なんか嬉しかったなあ。

作品もとても面白くて、全体のコンビネーションも良くて、力と魅力が溢れる役者さん達が1時間45分全力疾走。息つく暇もない感じです。
歌ありダンスあり、パフォーマンスも満載で、あっという間に感じました。

本橋さん、ありがとう。あたしも稽古がんばるからね~。
まだ11日までやっていますので、時間がある方は是非足を運んでみて下さいね。

育ってゆくものなのだな。

2007-02-09 | Weblog
今日は府中の劇場での稽古だったので、稽古終わりに府中市美術館まで行ってきました。
建築は日本設計、そしてランドスケープは当時のSEDOです。
私は最初はSEDOのアルバイトとして模型を直しに現場にお邪魔して、そのまま現場で建築の模型を作りながら、勉強させてもらったのでした。

現場監督さんに「ダイエットの為に鉄筋を運べ」と言われたり…それだけ書くと可愛がってもらったのか疑問に思われるかもしれませんが、みなさまにいろいろと可愛がって頂いてお世話になったのでした。
作業が終わった後、作業服に着替えて現場を見せてもらったり、鉄筋の上を歩いたり。質問攻めにしていろいろ教えてもらったり…。楽しい日々だったなぁ。

どんな建築物でも空間でも、関わったものには愛情がものすごくあるのです。
メインの設計をしたわけではないから、子供という感覚ではないけど。
久々に出会って、沢山の人に愛されて、建築も育っているのを感じられました。
周りの空間も、木々が伸びて、ファニチャーがこなれて、この場所でちゃんと愛されて生きてきたのを感じます。
なんだか嬉しい気持ちになりますね。
建築は、出来上がれば自分の手を離れてしまうわけですが、こういう再会が出来たり、時の流れの中で生きているのを感じることができるのは素敵なことですね。

演劇は、放ったものに対するリアクションをその場でその瞬間に受け取ることができるし、その呼吸というのか、エネルギーの交換をできること、二度と訪れない瞬間を共有することができることが何よりも素敵なことだし、貴重だなと思うけれど。

きっと私には両方必要なのだな、と思います。
大きい建築はやらないの?と聞かれるのですが、私が作りたい物やチャレンジしているものは、みんな私の身体でリアルに感じられる大きさのものだけです。
地域や世界といった大きなものとの距離を取って行くための、ある全体の中でのその場所の位置や居場所を見つけること、あり方や関係性を導くこと、新しい可能性を探すこと…多分そんなことに興味があるのです。
その場にあるいろいろなものをその場に落としているだけです。
私のできることはとてもささやかなものだと言う感覚はずっと変わっていないですね…。

計画案で倒れたり、お客さんの都合で頓挫したり、裏切られたり。
独立してからは頑張ってもそんなのばっかりです。
もっと技術も身に付けて強くなりたいなと思うけど。
でも、向きあった分だけ知識も増えたし、きっと強くなっているんだろうと思います。

なんだかまた頑張ろうと言う気持ちになりました。
がんばろうがんばろう。

転がってゆきます。

2007-02-09 | Weblog
稽古も佳境です。

立ち稽古も、起承転結でいうと、転の場面に入りつつあります。
ここは精神力も気力も体力も必要なところ。
集中力がぐぐっと上がります。

私はプロンプを入れたりしながら稽古を見守っていたんですが、やっぱり難しいですね。
でも、やっぱりシェイクスピアの作品を数々経験されている方々は、読みの段階では想像できなかったほどの飛距離で感覚を放っていて、ものすごい迫力です。
読みの時にも、隣に座っただけで伝わってくる感覚に鳥肌が立っていたのですが、今日は無理矢理感情を引っ張りあげられてしまいました。
なんという技術なんだ…。
少しでも力の足りない役者さんがいたら、吹き飛ばされちゃうと思います。
この人たちと同じ舞台に立つんだ…。

このままじゃいかんです!!!