つつみその子のはぐくみ日記

毎日を大切に、心と縁をはぐくむ日々に。

ユメ十夜

2007-02-12 | Weblog
今日は稽古前に「ユメ十夜」を観てきました。
それぞれの監督がそれぞれの夜を撮ったオムニパス。
監督も出演者も豪華ラインナップでしたからこれは行かなくちゃ!と思って行きました。

さて。
プロローグとエピローグがありまして、一応ひとつにまとめているような気がしないでもないですが、それぞれはそれぞれのアプローチ。遠慮は無いです。
原作を重視しているものもあれば、思い出せないものまで。

一夜は、世界観は美しいし、すごくいいのですけど、原作の方がやわらかくて優しくて私には届く感じ。

二夜はものすごく良かったです。個人的に。ずっとサイレントでモノクロで原作のメッセージもきちんと届いているし、その先も描いているし。

三夜、ものすごく怖いよ!!と心から突っ込みを入れていたんですが、奇妙な現実とユメとの間をきちんと繋いでいて、エピソードも加えられていました。
とても奇妙にそしてポップに描いていて、ものすごく残りました。

四夜はなんだかすっかり新しい話になっていましたね。美しくてとても好き。
絵本を読んでいるようです。原作とは違うけど、最後に残るものが同じという不思議な感覚を覚えました。

五夜、描き方がね、どうしてそうなるのよという感じだったんですが、最後ちょっと泣きそうになりました。笑っちゃうんだけど、底に流れているものに、やられました。これも、原作にはない部分ですね。

六夜、やっぱり一番良かったのは松尾スズキさんの六夜だなぁ。
原作も見事に翻訳しつつ、今の答えがちゃんとあった気がします。
リズムもスピード感も抜群だし。すっごく楽しかった。いい仕事。

七夜はオールCG。綺麗なんだけれど、原作の持っているメッセージが何も伝わってこないのは何故かしら。個人的に大好きな話なので、ちょっと残念。

八夜…一番ひっくり返ったのが八夜。あん?原作思い出せないっすよ。

九夜は緒川たまきさんの美しさにすっかり見とれてしまいました。加えられているエピソードも又よし、です。遊び心もちょっとあって、バランスがとても好き。

十夜もとても素敵でした。何故、安田大サーカスなんだろう…。
でもでも、みんなとっても楽しそうなのが素敵。

なんだか暴力的な感想ですみません。観ている観ていないに係わらず非常に不親切な感想になっちゃいました。

さてさて。今日の稽古は、稽古場に小道具の山下さんがいらっしゃって、出来上がった小道具を持ってきてくださいました。おぉぉぉ~~、すごい~~。
皆それを使ってすっかり遊んでいたように思われますが、
で、小道具の修正が必要かどうかチェックするために、小道具関係シーンを稽古。
本番2週間前ですから、私個人的には少し焦っているところもあるのですが、稽古場はじっくり丁寧に進んでいます。
基盤がきちんと出来てすみあがってゆく様子を江戸さんも見守っているのでしょう。まだまだ粘っています。

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