つつみその子のはぐくみ日記

毎日を大切に、心と縁をはぐくむ日々に。

ドレスリハーサル!

2007-02-25 | Weblog
今日はドレスリハーサル。
昼間のうちは通しに向けての準備やら、大人数の場面の抜き稽古やら。
こうやって稽古場で通せるのも後わずかです。
鏡のある部屋だったので、鏡に映しながら確認してみたり、それぞれのペースでリハーサルに備えました。

衣装が届いた瞬間、皆から歓声が。
わあああ。男性陣はとってもかっこいいし、女性陣は美しい。
ああ、そんな表現しか出来ない自分がとても嫌になりますが、これは是非皆様に見て頂きたい!
仮縫いの段階で一度全体の様子を見たものの、しゃっきりと仕上がってくるとやはりぐぐっと世界に引き付けられますね。私と役と作品とを結び付ける力になってくれます。

今日はメイクも合わせることになっていたので、牧野さんにメイク道具一切をお借りして、陽子姉さんと川久保さんにメイクのやり方を教えて頂きつつ、眉を描いて頂きつつ、アイラインを入れて頂きつつ、口紅を…。本当にすみません。本番までには自分で出来る様になっておきます!
という訳で、初「パンケーキ」デビューを果たしました。
なるほど。ドウランに比べたらずっと薄くついて自然だし、色味も自然。
これなら肌の弱い私でも最終日まで凌げそう。

牧野さんはメイクが苦手とのことで、いつぞやかの舞台の時に共演者の方が書き残してくれたというメモを見ながらメイクをしていらして、そのノートから新しくこの本番用のノートに書き写すことすらしていないとのこと。もう、そのメモがなくなっちゃったら大変ですね…。
いつもの男性役(この方は女性の役も素晴らしいのですが、男性役では水を得た魚の様になるそうです。確かに朗読会では誰よりも男前でした。)ならもっと楽なのに~と文句を言いながら、頬のあたりに懸命にハイライトを入れていました。
「逆長島メイク」と呼ぶそうなのだが、これをしないと頬の辺りがとてもほっそりしている牧野さんは「ガイコツさん」になっちゃうんだそうだ。
なるほど。いろんな悩みがあるものだ。
私はしずくまちの時には全体に陰をいれるように言われているのですが(ナカヤマさんの陰チェックがあります)入れないとこれまたぼんやりと大きな丸にしか見えないんですね。

今回はオレンジをふんだんに使ったメイクです。
健康的~。イタリアの太陽の恵みを一杯受けた「オレンジ」のような女性を目指します。
増留さんは、そんな私をみて「マンマのパスタが食べたいな」を連発していました…
褒めているのやらけなしているのやら、その真意はどこに…?
胸の辺りが大きくあいているので、これまたちょっと立ち居振る舞いが難しいのですが、ゴーギャンとかの絵に出てくるような娘になりました。我ながらよく似合っております。

リハーサルでは、衣装に力をもらって元気一杯走り回りました。
今日はスタッフの方々も制作の松嶋さんや、舞台監督の中原さん、衣装の嘉本さん、小道具の山下さん、憧れのつかささんがいらし下さって、見守って下さって、いい通しになりました。
山下さんはシェイクスピアが大好きな方なんですね。
この作品のことを理解して、そして役者の細かい表現にも気がついて反応して下さるので、それを受けて私も非常に勉強になりました。ああそうかと思うところも沢山、飛躍できたことも沢山。

これでもう一度問題のあるところは修正をして、衣装は仕上がりとのこと。
次に着るのは劇場に行ってからです。
いつもの本番では、衣装を着て何度も通すのですが、この衣装は大事にしないといけないですものね。稽古用のスカートにももう少し頑張ってもらわなくては。
稽古場での通しは残すところあと2回。
悔いのない様に、よい積み重ねをしてゆきたいです。

*きょうのごはん。
「三宝食堂の肉野菜炒め」生卵のおまけ付き。
大変おいしゅうございました。