熱き専門学校理事長の仕事

「日本一学生を幸せに出来る専門学校を創る」という夢に向かって奮闘する経営者のひとり言

「大学の実力 教育力向上への取り組み」調査

2008年07月20日 07時20分47秒 | お知らせ・お奨め
朝、早起きして(これはいつものことだが。笑)、

駅で読売新聞を買った(これは滅多にないこと)。

前回の日記で「大学業界の現状が少しわかる本」を紹介したが、

それとも繋がるからまたご紹介しよう。

今日、ふだん買わない読売新聞を買ったのは、同社が実施した、

「大学の実力 教育力向上への取り組み」調査が出ているから。

(今日が東日本編、明日が西日本編)

この調査が面白いのは、

今まで門外不出とされてきた、個々の大学の「中途退学率」や「卒業率」

などが明らかにされているから。

まだじっくりは読んでいないが、なかなか面白い。

退学率の平均は8.2%、中には40%を越える大学もあるとか。

卒業率も最高99%、最低46.6%と大きな幅がある。

(平均は84.6%)

、、、

大学では、教育機能の向上への組織的に取り組み、

FD(Faculty Development)

がすでに義務化されている。

そういった流れの中で、今回のアンケート調査は興味深い。

、、、


大先輩たちに比べると、小生なんてこの学校業界での経験は、大したことは

ないが、学校の評価は本当に難しいと思う。

それだけに今回の調査のように、いろんなアプローチがあっても良いと思うが、

最も難しいのは暗黙知(のようなもの)に対する評価だと思う。

形式知については、いろいろと調べて、集計、整理していけばある程度の結果

は比較、評価出来ると思う。

でも、例えばその学校が掲げる理念、ビジョン、教職員の学生に対する想い、

意識やモチベーション、経営陣の倫理観、公平さ、哲学、学校全体に漂う

空気(校風)、伝統、本音がいいやすい環境、、、etc。

思いつくままに書いたが、(こういったものを計測しようというアプローチも

あるが)この評価はとても難しいと思う。

、、、

異業種の経営者の皆さんと勉強していても、たまにこのことが話題になる。

組織、集団の強さは、暗黙知の質とその蓄積が決める。

ほとんどの人たちがそう言う。

もちろん、小生もまったく同感だ。

、、、

だが、この目に見えない価値、強さを創っていくことがとっても難しい。

お金をかければすぐに出来ることと、膨大な労力と試練を乗り越えて、試行錯誤

を繰り返しながら一つずつ積み上げていくもの。

やらなければならないことは多いが、一番の近道はやはり志やビジョンに向って

常に考え、挑戦(行動)し、実直にやり続けること。

そう思う。

今日だって、その大切な一日(※この連休中は体験授業期間。^^)。

頑張ろう


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