今日は、サンセルモ玉泉院にて葬儀を厳修いたしました。玉泉院の葬儀は、普通の葬儀とは少し違ってきます。
ご遺体が、まるで眠っているように安らかなお顔です。ドライアイスや鼻・口に詰め物がありません。
以前に、斎場(焼き場)の空きがなく1週間冷凍保存され、その後に葬儀を行ったことがありました。しかし、エンバーミングされたご遺体は、そのままの状態でまさにふとんに寝ているようです。
中国の毛沢東やスターリン・マリリンモンローなどもエンバーミングされ今でも眠っているようです。北京に行ったときに毛沢東の姿を見たかったのですが、朝から長蛇の列で断念しました。
ここでは、エンバーミング(遺体衛生保全)という技術を使い、故人は今にも起き出しそうな安らかなお顔です。遺体衛生保全協会
欧米諸国では、ほとんどがエンバーミング処理されるとか・・・
最近は、「死化粧師」(三原ミツカズ)という漫画になってエンバーミングを通して人間模様を描き出しておられます。死化粧師
又、数年前に高島礼子が主演した「エンバーミング」という映画が放映されました。エンバーミング
エンバーミングされたご遺体のすぐ近くで、参列の方は、話しかけてお別れをされます。
死をしっかりと見つめ、しっかりとおわかれをする。
私の父も、エンバーミングをしていただき、45日間のお別れの後、荼毘に付しました。
日本で一番長く死んだ人になるかもしれませんね。