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ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポネスク 11月30日

2012年11月30日 23時41分00秒 | 観劇

2009年9月以来のジャポネスクを観てきました。
初日キャストを見て、とっても観てみたかった反面、不安も。
「なぜ、今?」のキャストですからね。
追補をいただくと、厚みのある紙で、大きさもプログラムとほぼ同じ大きさでした。
Jcs_jap_2 まあ、芝さんが元気そうだったのが、せめてもの救いかなと思っています。
で、その芝さん。
やはり、普段通りの声が出ませんね。
「・・・天国を、夢みすぎたのだぁ~あ!♪」の最後、シャウトと言うより、怒鳴り声に近い感じでした。
ファルセットは、声量も少なく不安定です。
普通の音域は大丈夫ですが、ハイトーンになると途端に声量が落ちます。
落ちるというよりも、出ないので発声を切り変えているという印象さえ。
ジーザスへの思いをぶつけているシーンでは、伝わらない心の内を絞り出しているかのようにも見えなくはないですが、普段の芝さんを知っている人間には喉が心配になります。
唯一安心して聴けたのが、「SuperStar」でした。
時間が芝さんの喉を回復させてくれるのなら、ムリして舞台に立つことはないと思うのですが。
もう一つ気になったのが、ユダが上手から摺り足で登場するシーン。
前回観たのが2009年のため記憶が曖昧になってきているのですが、スンラさんのユダが能の舞台で橋掛かりを進んでくる様子を演じていたように記憶しています。
能と同様にユダがジーザスを裏切るに至る心の葛藤を表現している間だと思うので、私には芝さんにももう少し丁寧にして欲しいと感じました。

もう1人、心配なのが玲子さんのマリア。
芝さん以上に、ハイトーンを苦心して出しています。
今年のエビータの再演では前回よりも安定していると感じたのですが、この日のマリアでは戻ってしまいました。
地声の声域では、声量も多くしっかり歌えているのですが、ハイトーンになると懸命に声帯をコントロールして声を出しているので、芝さん同様に音の高さによって切り替えが判るかのようです。
「私はイエスがわからない」では、『○お~とこも、女も愛した・・・』と一拍遅らせて歌い出すのですが、なぜここだけと思ってしまいます。
歌声が気になってしまうのか、白塗りメイクのせいなのか、期待していた演技の面でも玲子さんならではというものが感じられませんでした。
登場シーンも少ないので、尚更かも知れません。
これでは、苫田さんをクリスティーヌにして高木さんをマリアに戻して欲しかったと言うのが正直な感想です。

神永ジーザスは、前回のエルサレムでも書きましたが感情がより前面に出ています。
ただ、それが少し気になるシーンがあったのですが、ユダとマリアに気を取られていたのか忘れてしまいました。

ゲッセマネで父なる神と対峙するシーンを観ていると、蜷川さん・松たか子さんの「ひばり」の1シーンを思い出します。
「ひばり」では、異端審問官からの裁きに対して自分罪を認め牢に入れられるジャンヌ。牢でウォーリックとの会話の後、恩赦を受け女性として普通の生活を送る姿を否定したジャンヌが神に対して訴えます。
「普通の生活を送るのは、ジャンヌではない!」
「始めは姿を現してくれたのに、なぜ私の前に姿を見せてくれないのですか?」
その後に、ジャンヌは火刑を受け入れるのです。

公演期間の短いジャポネスク・バージョンですが、来週もう1度観に行く予定なので今日の感想が少しでも変わることを期待したいです。
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自由劇場

ジユウゲキ

2012年11月30日
ジ-ザス・クライスト神永東吾
イスカリオテのユダ芝 清道
マグダラのマリア野村玲子
カヤパ(大司教)金本和起 
アンナス(カヤパの義父)吉賀陶馬ワイス
司祭佐藤圭一
司祭清水大星
司祭真田 司
シモン(使徒)本城裕二
ペテロ(使徒)玉真義雄
ピラト(ローマの総督)村 俊英
ヘロデ王下村尊則
【男性アンサンブル】青山裕次
中村 伝
白倉一成
佐久間 仁
武智正光
安東 翼
小田春樹
光田健一
山下純輝
小松貴行
政所和行
谷部央年
【女性アンサンブル】佐藤夏木
真 優香
八鳥仁美
観月さら
吉田千恵
園田真名美
原 彩子
光井さや
川畑幸香
提水流奈津子
【大八車・人力車】蛭沼建徳
南 圭祐
深掘景介
藤木達彦
伊藤 源
山口泰伸
鎌田 純
小林 優
水野 言
佐藤幸治
野口雅史

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