街中の紅葉は、花水木からカエデやもみじに替わり、鮮やかな赤が目を惹きつけます。
山の中にあっても、街中にあっても、カエデやもみじの赤い葉は、日本人の秋のイメージなんでしょうね。
カエデともみじ、似ていて区別がつかない方もいるのでは?
植物学的には、カエデももみじも区別はありまえん。
カエデは、万葉集に「かえるで」と言う表記があるように、蛙の手が名前の由来です。
もみじは、秋になって葉が紅くなることから、紅葉する樹木の中でカエデ類が代表であるので、カエデ属をモミジというようになったようです。
盆栽に携わっている人達の間では、葉が5つ以上に切れ込んで掌状のものをモミジと呼び、切れ込みが3つのものをカエデと呼ぶそうです。
この時季には、真っ赤になったもの、黄みがかったオレンジ系のもの、緑色のもの等々いろいろなものが見られます。
見るシチュエーションによって様々な表情を見せてくれるだけに、いくら撮っても飽きません。
昭和記念公園の園内を歩いていると、葉が赤から黄色の美しいグラデーションになっている木に目がいきます。
「なんきんはぜ」という木なのでしょうか?
小さな黒い実をつけていますが、日の光を透かした色合いは公園を訪れる度にカメラを向けてしまいます。