仕事の合間に、ファーストフード店でコーヒーを飲んでいた時のことです。
私の後ろの方で、学校帰りの女の子5人が席を確保して、何をオーダーするか賑やかに相談をしていました。
数分後、気が付くと席とカウンターを何度も行き来しています。
会話に耳を傾けてみると、砂糖とミルクをもらうために何度もカウンターへ行っていたようです。
なぜか?
女の子の1人がホットのコーヒーを飲むと言い出したら、他の子も同様にコーヒーをオーダーしたようです。
しかし、飲みなれていないのか、どうにも彼女達の口には苦すぎるようです。
苦味を和らげようと、砂糖やミルクを入れつづけていたようです。
チラッと席に目をやると、テーブルの上にはたくさんの開封されたミルクや砂糖が・・・。
そんなにミルクを入れたら、カフェオレになっちゃうぞ!なんて言いたくなってしまいそうです。
子供の頃、初めてコーヒーを口にしたのは、確か父親に連れて行ってもらったプロ野球観戦の時でした。
ナイターで少し寒かったこともあり、温かい飲み物と言うことと、コーヒーという響きにつられて頼んでしまったものの、あまりの苦さに途中でリタイアした記憶があります。
当然、隣にいた父親は、笑っていました。
それがいつの頃から、普通に飲めるようになったのか?
思い返してみても、今ひとつハッキリしませんが、大学の時にサークルの先輩に連れて行かれた専門店で、『ここのコーヒー、とってもうまいから飲んでみな?』のお勧めで飲んだものが最初かもしれません。
今では、仕事の合間に普通に口にしていますが、彼女たちがコーヒーを楽しめるようになるのは何年後かな、なんて考えてしまいました。