遅まきながら唐松の黄葉を期待して、出かけてきました。
心配していた通り、気温が低い日が続いたためか、それとも根本的に遅かったのか、いろは坂より上は紅葉は殆ど終わりでした。
それでも二荒山神社の境内周辺までは多少は見られましたが、戦場ヶ原の唐松は殆ど落葉していました。
低い雲が早く流れている中、時折雨粒が顔に当たり肌寒さが感じられ、晩秋と言うよりも初冬に差し掛かっている感じでした。
そんな天候のためか、車を走らせていると初めて見る低い虹が掛かっていました。
通常の虹と言えば空高くに綺麗なアーチを描いているものをイメージしますが、この虹はまるでサーキットのゲートのように、地に這うような低い位置にハッキリとしたアーチを描いていました。
暫くすると見えなくなってしまったのですが、帰りに車のルームミラー越しに再び同じ虹を発見しました。
低い雲から落ちてくる雨粒が地表近いところだけに存在していて、雲間から陽射しが射すため、このような虹が現れているという印象でした。
周囲にはほとんど建物がないので、このアングルが一番視点が高い状態なのが残念です。
せめて手前の木立を超える高さがあれば、アーチの両端まで見えたかな?
思いがけない、自然からのプレゼントでした。