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sky is blue

言わなければよかったのに日記

0724 YAMABIKARI @神戸チキンジョージ (2)

2004-07-25 13:49:28 | ライヴ
「0724 YAMABIKARI @神戸チキンジョージ (1)」からの続き。

(3) エレファントカシマシ
たぶん次はエレカシかなと思って待っていると、2階(といってもすぐそこ)の柵のところに林檎ちゃんがっ! エレカシのライヴを観るためにスタンバっているんですよ。やっぱり林檎ちゃんもエレカシのライヴをしっかり観るんだぁ(嬉)。それに気付いたお客さんが「林檎ちゃーん!」と声をかけ手を振ると、恥ずかしそうに、でも嬉しそうに笑顔で手を振り返してくれたんです。しかも、それらの様子から、エレカシのライヴを前にして楽しみにしてウキウキ♪しているのが凄く伝わってきて、とても嬉しい気持ちになりました。林檎ちゃんがエレカシ(ミヤジ)を敬愛しているのはインタビュー等で十分知っていたのですが(ベンジー、ミヤジ、向井さんについてはよく名前を出します)、活字じゃなくてこうして本人から直に感じられると、両方とも大好きな私にとっては、やっぱりタマラナイですよ。林檎ちゃんと一緒に(しかもこんな近くで)エレカシのライヴを観れる日が来るなんて!

で、エレカシのライヴですが、熱かった! なんかこの日は熱かったなぁ。単純に暑い日だったから?(笑) 冒頭、立て続けに最新作『扉』から4~5曲やったのも(「パワー・イン・ザ・ワールド」→「一万回目の旅のはじまり」→「化ケモノ青年」→「歴史」)、今のエレカシをギュッと凝縮して一気にぶつけてくる感じで勢いと塊感があって良かった。

その後だったかで(この前後で「生きている証」を披露)、即興で<神戸しゃれた街だね~ 古本屋行って~>とか歌ったのですが、その中で<今日はユニークな奴ら(出演者のこと)が集まって 皆(お客さんのこと)センスが良いねぇ!>って歌ってくれたのが、一番嬉しかった! 他の出演者と良い関係なのかな~とか思っちゃいますよ。それに、他の出演者のこと認めてるんだな~とも。ミヤジにセンス良いって言われちゃった~とも(笑)。林檎ちゃんもそんなこと言われて嬉しかっただろうな~。

で、特に熱かったのが「曙光」。荒々しいイントロも、間奏部分の<朝だ 昼だ 夜だ>(凄い歌詞…笑)のところのドラムも凄く迫力あったし、同じく間奏部分でミヤジも<熱い思いを 深く深く…>ってそれはもう熱苦しく歌い上げていたし。そのときだったか、もしかしたら違う曲でかも知れませんが、<この間 三組の猫の親子が歩いているのを見て 俺は熱いものを感じた!>とかなんとか(笑)…とにかく熱く歌ってたし。←もちろんアドリブね。

その後、「どこへ?」→「生命賛歌」。やっぱり「どこへ?」も「生命賛歌」もライヴで映えるなぁ! 「生命賛歌」の間奏のギターはシビれる。「生命賛歌」で終わりかと思っていたら、「花男」で締めてくれて、もう満足でした!

っていうか、エレカシのライヴは忙しい。すげー!カッコイイー!と思っても、そこで歌われてるのが<ひょ ひょ ひょ ひょうろく玉のドタマブッ飛ぶ土地の愛!>だったり、<オマエ・デッケェナ>だったり。<再生だ~><帰ろうよ~>といった恥ずかしさを超越したベッタベタな言葉だったり。<酒もってこい/あらお父さん、今夜は機嫌が悪いわ/と母は思っただろう>の宮本一人歌芝居から<アノ19世紀以来 男の歴史とは…>に発展していっちゃうし。ドラマティックに歌い上げられるのは<森鴎外>の生涯、死に様、生き様だったり…。カッコイイー!もダサーイ!も何じゃこりゃー!も同時にくる、みたいな。感動したり吹き出しちゃったり泣きそうになったり奮い立ったり…、ほんとコチラも大忙し。瞬間瞬間で喜怒哀楽とかその他モロモロが一気に押し寄せてくるんだもん。まさしく“生命賛歌”だなー。特に最近のエレカシは!

というか、ミヤジの歌! 声! 凄い声量あって、それでいて上手くて、個性がありつつ、表情も豊か…。歌詞もちゃんと聴き取れるというか言葉が届いてくる。メロディをキチッとなぞって歌うのではなく、感情に任せて歌っている…んだけど、そのズレさえ聴かせてしまうというか、ズレてるようでズレてない!! 暴走してるようでコントロールされている。狂気と冷静というか。デカい声ならデカい声ほどコントロールするの難しいかも知れないけど、キチッとハンドルはミヤジの手に? でも時々それも逸脱している? どこまでが暴走でどこまでが制御なのか…。ううーん、林檎ちゃんも声量あって上手いし凄いけど、“歌声”ってことでこの日一番は、やっぱり、ダントツでミヤジと認めざるを得ませんでした。いやぁ、前々から知ってたはずなんだけど、改めて思っちゃう。底知れないというか破格というか。参りました。ミヤジみたいな歌い手を“声で殺す”と言うのだろう。林檎ちゃんもそうだと思うが。

あ、ちなみに、林檎ちゃんは、最初から最後までエレカシを観てたそうです。林檎ちゃんが観る中、熱いライヴをみせてくれたエレカシ。ああ、林檎ちゃんはどう感じたのだろうか…。林檎ちゃんもエレカシに、ミヤジに痺れちゃったに違いない! なーんて。

(4) JUDE
最後はJUDE。でも、この頃には皆疲れていたように見えました。なんか今日のお客さん、誰が誰のファンとかハッキリ分かれる感じではなくて、皆好きって感じで良かったです。だからか、最初の東京事変から皆飛ばしすぎて、更にエレカシの熱さにやられ、もうこの頃にはグッタリ? でも、それが心地良いグッタリ感となって会場を満たしていて、更に、体は疲れてても、心は盛り上がってるよってのが雰囲気から伝わってきて良い感じでした。

そしてJUDE登場。場所を移動したら、ステージがよく見えなくなってしまったので、音を聴こうと思って天井とか見ながら聴いていたら、ふと例の2階の場所が視界に…。柵のところに林檎ちゃんらしき人と…、そしたら、なんとミヤジがイスに座ってステージを観てたんです! 「ぐでーん」って文字が出てきそうなくらい抜け殻と化して(笑)。ステージ見えていたんだろうか…。というかさっきのライヴでの姿とのギャップにドッキリ。そりゃあ、あれだけ熱いステージをやった後じゃあ抜け殻にもなるだろうな。そんな貴重な普段は見れない抜け殻ミヤジ見れてラッキー!(笑) 抜け殻も素敵(笑)。それに、その抜け殻な感じがライヴでの熱を物語ってて。っていうか、ミヤジが他の人のステージを観るのって珍しいんですよ! 以前、インタビューでイベントの話になって「他の人は観ませんねー」って言ってたし、出番まで寝てたり(笑)。そんな人が抜け殻になりながらもJUDEのステージを観にきてるなんて! これはやっぱり、共演者を認めてるのかもな~と思えて嬉しかった。

しかも、私は気付けなかったのですが、ミヤジは東京事変のときもステージを観てたそうなんです。これまた、あまり他の人のステージを観ない人が、自分の出番が控えているというのに観にきてたなんて。やっぱりミヤジも東京事変に、林檎ちゃんに興味あったんだな~って思えて嬉しい。林檎ちゃんも嬉しかっただろうなぁ~、というか、緊張か。ううーん、林檎ちゃんと一緒にエレカシを観るだけでなく、ミヤジと一緒に林檎ちゃんも観てたのか~私は。くらくら。

そして、JUDEですが、前半は新曲中心だったかな。<海底に深く潜って~>って曲、良かったなぁ。本当まんま海底に深く潜っていくような曲で、冷気を発していました。“熱”→“冷”って感じで、エレカシ → JUDEの流れで観るのは、とても興味深かったです。ちなみに2000年のROCK IN JAPAN FES.では、SHERBETS(ベンジーの別バンド) → エレカシって順で観たんですよね。かたや「38 special」、かたや「ガストロンジャー」。近いんだか遠いんだか(笑)、面白い組合せです。

で、最後の方は、「DEVIL」「シェイク シェイク モンキービーチ」「ジョーンジェットの犬」と激しい曲を連発。でも、やはり皆(体は)疲れていたのか、JUDEのライヴでダイヴを見かけなかったのは初めてな気がする。圭一さんが、何かの曲で「アニョハセヨ!」って言っててウケた~。さすが、韓国ブームをしっかりキャッチ? この日のベンジーは、なんか暖かい感じがしました。優しい感じ、親しげな感じも。「今日は暑い中来てくれてありがとう」って言ってくれたし。良い意味でリラックスしてた気がする。これもまた共演陣の影響なのかな~。「全員で ひっくり返ろうぜ」とか「神戸ベイビーズ」とか恒例のことは言ってましたけど(笑)。

というわけで、全バンド終了! アンコールを求める声もありましたが、この日は全バンドともアンコールなし。でも、それが良かった。フェアって感じで気持ちが良くて、これもまた、出演者同士のイイ関係を表しているようで。ただ、エレカシとJUDEのキャリア2組については、持ち時間が他の2組より長くて、そこらへんはちゃんと敬意があったんだなって感じで、それもまた良し。

で、JUDEが終わったとき、すぐまた2階を見てみたら、今度は白いTシャツに着替え汗もちゃんと乾いた爽やかな(笑)ミヤジが柵に寄りかかってステージを観てたんですよ。やっぱり観てたんだぁと再確認。しかも、隣は林檎ちゃんだったと思います。ああ、念願の(?)ミヤジと林檎ちゃんのツーショットが~! すぐにそれぞれ楽屋に戻っていったみたいですが、その後、その柵のところにベンジーも来てたそうです。もう、ステージ以外のところでも、ミヤジやら林檎ちゃんやらベンジーやらがウロウロしているなんて。すべてが凄すぎる~。まるで夢のよう。もう私はどこを見れば良いの?(笑) 目や耳がいくつあっても足りません。

というわけで、2日分のスペースをとって、かなり長くなってしまいました。私にとってそれだけ貴重なイベントだったってことで許して下さい。毎回こんな長いわけじゃないので、もう読まない!なんて言わないで~(笑)。今回はいくら語っても語り切れないということで、ここらへんで諦めることにします(笑)。ここまで読んでくれた方に感謝です。まぁ、無理矢理まとめると、やっぱり、各ステージが素晴らしかったのはもちろんのことなのですが、もう演奏云々というよりも、全出演者ともに思い入れのある私にとっては、当の出演者同士のイイ関係ぶりを垣間見れたことが何より嬉しかった次第です。ステージ上以外の姿も拝めたしね。

っつうわけで、最後に…。

「ニッポンに生まれて、ニッポンジンで良かった~!」

0724 YAMABIKARI、ありがと~。


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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (葉っぱ)
2004-08-10 23:32:27
デリコ、ツアーあるみたいですね。東京はゼップですよね。
にしても、アルバム発売してから結構経ってからツアーなんですね。

どうしようかなー。行きたいけどなー。
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Unknown (torami)
2004-08-09 22:53:31
この秋、久々にデリコのライブに行こうかと思ってます。もうすぐ発売なので楽しみ!
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Unknown (葉っぱ)
2004-08-09 16:42:07
toramiさん、初コメント!ありがとうございます。
読んで下さったのですか!ありがとうございます。
そうなんです、スゴイ面子だったのです。
私のコーフンぶり、分かってくれてありがとうございます。

あまり合間があかないよう、かつ、長くなり過ぎないように、書いていきたいと思います。

toramiさんのページも時々見させてもらいます!
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Unknown (torami)
2004-08-08 10:53:47
これが流行のブログってやつですね。
開設オメデトウ!
ワタシもやってみたいのですが、今は余力がないや。

ホントにスゴイ面子のライブだったね。
葉っぱちゃんのコーフンぶりがよくわかる。
今年最高のイベントかな。

また時々読ませてもらいます。
頑張ってね。
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