『イン・ザ・プール』と『オペレッタ狸御殿』を観た。私はそんなにオダギリジョーが好きなのか?!と、自分で自分に突っ込みを入れつつ。2作ともオダギリジョーが出ているのです。
2作とも、面白かった。『イン・ザ・プール』の方は、「こんな切り口でも面白くなるんだぁ!」という面白さ、『オペレッタ狸御殿』の方は、「面白ければなんでも良いのかぁ?」という面白さだった。
『オペレッタ狸御殿』は、鈴木清順監督。世界の巨匠と呼ばれていて、タランティーノ監督もリスペクトしている監督とのことだが、恥ずかしながら、私は、この作品で初めて鈴木清順監督の作品を観ました。そうでなくても、鈴木清順監督については、まったく知識がないと言って良い状態。だから、監督についてなんの知識もない人間が観た感想として述べさせてもらうと、確かに「なんか凄かった」。「観てるだけで楽しい」っていうのはある。でも、「それだけ」な気もする。でも、その「それだけ」が「十分凄い」んだけど。何やら「前衛的らしい」という話は聞いていたので、それなりに覚悟はしていたが(笑)、それでも驚く部分が多々あった。
ところで、「前衛的」っていうのは、どういうことを言うんだろね? 辞書で調べてみると、「時代に先がけているさま」みたいなことが書いてある。前衛的っていうと「よく分からない」ってイメージがあるけど、よく分からないものは、なんでもかんでも「前衛的!アバンギャルド!」で片付けちゃうのはちょっと違う気がするよねぇ。なんでも許されちゃうじゃん、それ。ま、「なんでも許されるのが表現だ!」って言われてしまえば、それまでなんですけど。でも、ホントに「前衛的」な作品に失礼な気もするじゃん。「前衛」って、他には、「(軍隊で)前の方の守り」とか「階級闘争の第一線に立つ指導者」とか書いてある。よし! じゃあ、「前衛的」っていうのは、「時代と闘ってる」ってことにしよう! 自分の行く手をさえぎる古い道徳との闘い、それぞれの道徳革命(by『斜陽』)だ! って、私はなんの話をしてたんだっけ?
そういう解釈でいくと、『オペレッタ狸御殿』が、時代と闘ってるかどうかは、ちょっとよく分からない。
『イン・ザ・プール』は、エンディングロールで流れてきた曲が、とっても良くって、ビビッときちゃって、急いでアーティスト名と曲名をメモった。シュガー・ベイブの「DOWN TOWN」という曲だった。私にとってこの映画での一番の収穫は、この曲かも。
2作とも、面白かった。『イン・ザ・プール』の方は、「こんな切り口でも面白くなるんだぁ!」という面白さ、『オペレッタ狸御殿』の方は、「面白ければなんでも良いのかぁ?」という面白さだった。
『オペレッタ狸御殿』は、鈴木清順監督。世界の巨匠と呼ばれていて、タランティーノ監督もリスペクトしている監督とのことだが、恥ずかしながら、私は、この作品で初めて鈴木清順監督の作品を観ました。そうでなくても、鈴木清順監督については、まったく知識がないと言って良い状態。だから、監督についてなんの知識もない人間が観た感想として述べさせてもらうと、確かに「なんか凄かった」。「観てるだけで楽しい」っていうのはある。でも、「それだけ」な気もする。でも、その「それだけ」が「十分凄い」んだけど。何やら「前衛的らしい」という話は聞いていたので、それなりに覚悟はしていたが(笑)、それでも驚く部分が多々あった。
ところで、「前衛的」っていうのは、どういうことを言うんだろね? 辞書で調べてみると、「時代に先がけているさま」みたいなことが書いてある。前衛的っていうと「よく分からない」ってイメージがあるけど、よく分からないものは、なんでもかんでも「前衛的!アバンギャルド!」で片付けちゃうのはちょっと違う気がするよねぇ。なんでも許されちゃうじゃん、それ。ま、「なんでも許されるのが表現だ!」って言われてしまえば、それまでなんですけど。でも、ホントに「前衛的」な作品に失礼な気もするじゃん。「前衛」って、他には、「(軍隊で)前の方の守り」とか「階級闘争の第一線に立つ指導者」とか書いてある。よし! じゃあ、「前衛的」っていうのは、「時代と闘ってる」ってことにしよう! 自分の行く手をさえぎる古い道徳との闘い、それぞれの道徳革命(by『斜陽』)だ! って、私はなんの話をしてたんだっけ?
そういう解釈でいくと、『オペレッタ狸御殿』が、時代と闘ってるかどうかは、ちょっとよく分からない。
『イン・ザ・プール』は、エンディングロールで流れてきた曲が、とっても良くって、ビビッときちゃって、急いでアーティスト名と曲名をメモった。シュガー・ベイブの「DOWN TOWN」という曲だった。私にとってこの映画での一番の収穫は、この曲かも。