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sky is blue

言わなければよかったのに日記

Musical Baton

2005-06-25 13:40:38 | 音楽コラム
funkalove様より、こんなバトン(質問)を受け取りました。

Q1:今コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量は?

WAVファイルとかMP3ファイルとかのことだよね。PCで音楽を聴くということをしない&MP3プレーヤーとか持っていないので、正確にはよく分からないんだけど、「1.4GB」くらいかな。オリジナルCDを作るときにCDから抽出したり、無料の音楽ファイルをダウンロードしたりして、それぐらいになったみたい。でも、ほとんど聴かず。

Q2:今聞いている曲は?

クーラ・シェイカー 「シャワー・ユア・ラヴ」

Q4の5曲に惜しくも漏れて、それで聴きたくなって。

Q3:最後に買ったCDは?

ルー・リード 『ディファレント・タイムズ~ルー・リード70'sコレクション』
デペッシュ・モード 『ヴァイオレーター』

中古で安くゲット!!

Q4:よく聞く、または特別な思い入れのある5曲は?

ただ漠然と選ぶのは難しいので、エピソード・ネタって言えば良いのかな、曲的にと言うよりも、自分にとって、何らかのキッカケであったり、その曲にまつわる何らかのエピソードがあって、それが強く印象に残っている。そしてまた、何十年後かであっても、そのときの「何か」は覚えていたい――そんな曲を選んでみました。だから、音楽的と言うより、個人的な話になっちゃいます。

L⇔R 「REMEMBER」
音楽にハマっていくキッカケを与えてくれたL⇔R(「ラック・オヴ・リーズン」でちょっと触れてます)。だから、彼らの曲なら何でも良かったんだけど、これは、私が初めてコンサートに行った、その1曲目に演奏された曲ですから。

ザ・ブルートーンズ 「スライト・リターン」
私にとっては、この曲こそが「ブリットポップ」への入口だったのだと思います。初めてのライヴハウス体験も彼ら。自分にとって、いつまでも<I'm coming home>な曲でありますように。

椎名林檎 「同じ夜」
歌詞の最初の一行を読んでぶったまげたものです。これ(というか彼女の存在)を機に、洋楽中心だった私も、積極的に邦楽を聴くようになり、ひいては、音楽の聴き方や音楽との関わり合い方も、変わってったような気がします。自分にとって音楽というものが、ますます抜き差しならないものに(笑)。私にとって、いつも<根源に尋ねる行為>を思い出させてくれる、そんな1曲になってくれることを願ってやみません。

エレファントカシマシ 「so many people」
もうね、エレカシなら、どの曲を選んだって構わないのです。言い方を変えると、選べない!ということなんです。では、何故にこの曲かと言いますと、それは、忘れもしない、2001年7月の野音ライヴでのことです。そのときの私は、仕事のこと、いや、もうすべてが、極限状態って感じになっていて、心身ともに相当キてたのです。もう、生きてんだか死んでんだか、みたいな(笑)。いざってときは死ねば良いんだ…なんて罰当たりなことを、半ば本気で考えていながらも、死ぬパワーなんてあるわけない、みたいな。スミマセン、こんな話(苦笑)。本当にヤバかったら、ライヴになんて行けませんもんねぇ。この日も、寸前まで仕事してて、行くか行かないか迷ってたんです。休日出勤だったので、行ける状況ではあったのですが、自分にとって行った方が良いのか行かない方が良いのか自分で判断つかなくなってて。そもそも、そんなこと考えてしまうこと自体、そして、そんなことも判断つかなくなってること自体、オカシイんですけど。友達に訊いてましたもん。「私、行った方が良い? 行かない方が良い?」って(笑)。知るか!っちゅう話ですよね。巻き込んでしまった方達、その節は本当にお騒がせしました。っと、前置きが長くなってしまいました。

この曲には、こんな部分があるんです。

矛盾するようだが 激烈なる変化を
求めるあまり そうさ 死んでしまう人がいる
(無駄死にさ やめた方がいい)


で、この部分でね、ミヤジが、<死んでしまう人がいる>って歌ったあとに、<無駄死にさ~>ってところは歌わずに、いきなり、「ダメ! ダメ! ダメ! ダメーーー!」って突然発狂したかのように、ダダをこねるかのように、叫びだしたんですよ。叫んできたんですよ。私に向かって!(ゴメンなさい、今だけ言わせて) 吃驚しました。震えました。心臓を鷲づかみにされるって、こういうことを言うのかも知れないって、今になって思います。きっと、そのとき、死んでしまいたい…なんて思っていた(もちろん、そんな力ないんだけど)、消えかけていた私の生命力が甦ったんです。ミヤジに生命(いのち)をもらったんです(大げさでゴメンなさい、今だけ言わせて)。このライヴの後、すぐに、私は会社を辞めることになりました。逃げるようにだったけれど、今にして思えば、生きるための選択、だったんだと思うし、そう思いたい。

大げさかも知れないけど、このときのことは、一生忘れたくないって思います。

浜崎あゆみ 「Voyage」
まさか、自分があゆを好きになって、ライヴにまで行って、こういう場面であゆの曲を選ぶことになろうとは! 思いもしてなかったです。数年前の私が今、激怒してますよ。な~に、今の私が数年前の私を、大笑いしてやります。たぶん、あのとき、この曲を歌うあゆを見たあのとき、すべてが始まった、そんな気がする、だから、これ。詳しくは「マイ・ストーリーは突然に」参照。

あゆの音楽は偉くない。あゆを聴くことは偉くない。きっと、あゆは私に、原点を取り戻させてくれたのです。その音楽が世間的に高く評価されてる・されてないとか、売れ線・マニアックとか、そんなことで音楽を好きになったり嫌いになったりするのではない。私は、その音楽が評価されてる・されてないからとか、その音楽が売れている・売れていないからとか、そんな理由で、音楽を好きに(嫌いに)なるわけじゃなかった。その音楽やアーティストが周りにどう思われてるかは、関係ないわけではないけど、決してそこがスタート地点ではなかった。だからこそ、この先、あゆの音楽やあゆを聴くことが、偉くなろうが偉くなくなろうが、変わらないものが、そこ(自分の中)にはあるのだろうし、そうでありたい。

もうちょっと時間が経ってみないと分からないけど、あゆは、他にも色々なことを私に教えてくれた気がするなぁ。上記のようなことを考えてしまうのは、他でもない自分自身にそういう邪念(?)や偏見があるからなんだよね。誰かや何かと比べたりさぁ。そういうすべての原因は自分自身の中にあったりするんだよなぁ。あと、大物を好きでいる大変さとか(笑)。言っとくけど、ビッグネームを好きでいることって、売れないアーティストを好きでいることより、ずっとずっと大変なことなんじゃないだろうかと思う(活動の継続が危ぶまれるのは困るけど)。

――というわけで5曲選んでみましたが、皆さん、「つまんねー!」と思ったことでしょう(笑)。だって、このブログを読んでくれてる皆さんからしたら、ちっともいつもと変わらない、意外性のない答えだろうから。つまり、いつもよく出てくるアーティストの名ばかり並んでいると。そりゃ、いろいろ、他にも候補はあったよ(ビートルズ、ポール関連を選べなかったのが悔しい!)。でもさ、やっぱ、よく出てくるアーティストの曲になるってのはこれ、当然の成り行きだし、仕様がないよね。ただ、これは、今の私のモードの曲ばかり選んでいるということであって、過去のはあまり掘り返されていないってことなのか。それとも、まだまだそんなに過去(歴史)を刻んでいないのか。もしくは、そんな決定的な曲ってのに、未だ出会っていないのか。また何年後かに選んでみたらどうなるのかってのも、面白いかも知れないね。いずれにせよ、これからも、音楽とともに色んな思い出を刻んでいけたらなと思います(ゴールドディスク大賞のときのあゆのコメントみたいだな…笑)。

Q5:次にバトンを渡す5人は?

このブログは、一応、知人にのみ公開ってことになっているので(検索等でたどり着いた方は歓迎しますが)、特にバトンは渡しません(トラックバックしません)。ごめんなさい。ですが、これを読んで興味を持ってくれた方、答えてみたいなって思ってくれた方がいましたら、自分のブログだったり、この記事へのコメントだったりで答えてくれたりしたら、私はとっても嬉しいのです。やってみると、結構楽しいよ♪


Jam Films 2

2005-06-09 23:54:20 | 映画
いやぁ、時差(このブログの日付と実際の日付の差)出ちゃってますね。別に、日付が決まっているライヴとか以外は、日付通りに書かなくても良いと思ってるつもりなので(別にライヴも日付通りに書かなくて良いって意見もありますが…笑)、ここいらでバ~ッと時差を埋めたいところなんだけど、最近行ったライヴがねぇ、これがまた、そのことを書いちゃうと、もうその間に色々書きたいと思っていたことが、全部どうでも良くなっちゃいそうな気がして(笑)。それならそれで良いんだけど、だったら、今そのままその最近行ったライヴのことを書けるかって言ったら、書けない気もするから、やっぱり、ちびちびと書いていきたいと思います(スミマセン)。でも、それまでは軽くトントンって調子でいきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします。

で、映画『Jam Films 2』、やっと観ました。言うまでもなく、『Jam Films』の第二弾。第一弾は、普段は長編を手がけている人達が短編に挑戦するというコンセプトだったが、第二弾のコンセプトは、普段はPVやCMなどの短編を手がけている人達が30分弱のその人達にとっては長編に挑戦するというもの。

今回は全部で4作品。「机上の空論」をYUKIやキリンジ等のPVを手がけている小島淳二、「CLEAN ROOM」をイエモンやミスチル等のPVを手がけている高橋栄樹、「HOOPS MEN SOUL」をペニシリンやライムスター等のPVを手がけている井上秀憲、「FASTENER」をミスチルや浜崎あゆみ等のPVを手がけている丹下絋希が監督している。

「机上の空論」は、ラーメンズの小林賢太郎が脚本を手がけていて、ラーメンズも二人とも出演している。タイトルからして興味をそそられるが、内容の方も面白い! 机上の空論が、どれだけ現実の世界では通用しないかという、これまた机上の空論? 無駄な苦労を、無駄な苦労をもってして表現? でも、そんな一見無駄と思えるものも無駄じゃなく思えてくる。いや、うん、ぜったい無駄じゃない!? って、よく分からないよね~(笑)。そんなこと何も考えなくても、楽しめると思います。30分でよくぞここまで詰め込んだ! けど、30分だったから良かったのかも。確実にチャンスをモノにする上手な出逢い方から交際に持ち込むまでの究極の<HOW TO>ここにあり!(笑)

「CLEAN ROOM」は、なんだかよく分からなかったけど、なんか綺麗だった(ってそのまんま…汗)。

「HOOPS MEN SOUL」。もともと私がこの映画を観たいと思ったのは、バナナマンの日村さんが出ているから。でも、日村さん、ほ~~~んのちょっとしか出てないじゃん!(涙) ま、良いけど。ストリート感覚あふれるヒップホップのようなノリでした。大森南朋は、なんか、さり気なく目を引くものがあるなぁ。

「FASTENER」は、ミスチルの同名曲から発想を得たものらしい。結構、興味深い内容。嶋田久作、存在感あるなぁ。

それぞれバラバラな作品に仕上がっていますが、全体的に、普段PV等を手がけられてる方なだけあって、映像で訴えてくる力を感じました。コンセプトがコンセプトなだけに、実験的な側面が大きいところはありますが、PVやCMとかが好きで、もっとその世界を広げてみたものを観てみたいな~って人にはもってこいだと思いますし、そうじゃない人でも、なかなか楽しめる作品になっていると思います。って、なんだか、エラそう…(汗)。

この『Jam Films』シリーズ。最新作の『Jam Films S』では、スネオヘアー、乙葉、大杉漣なんかが出ているとのこと。今度、それも観てみたい。