ザ・バックホーンの『太陽の中の生活』ツアーに行ってきた。日比谷の野音でファイナル。
私がバックホーンのワンマンに行くのはこれで2回目なんだけど、1回目のときの「ギターで言うわ」にも負けず劣らず(笑)、「生きることを掴まえにいこうぜー!」とライヴ・スタート(いずれも菅波氏の発言)。ま、これは、1曲目「カオスダイバー」の歌詞に、<生きることを掴まえるんだ>ってのがあるからなんだけど。
こういうことを書くと、暑苦しいバンドなんだなって思うかも知れないけど、こういうクサい台詞を言ったりしても、なんだか暑苦しくならないんだよなぁ。なり切れてないとも言うのかも。ほら、私、未熟とか未完成なものに弱いから(笑)。暑苦しいようで、暑苦しくない。熱いけど、冷めてる。でも、熱い。熱気と冷気、両方感じるなぁ、バックホーンからは。
この日の演奏を聴きながら、ベースとドラムがカッコ良いことに気付く。なんか、ブルースやジャズを通ってる感じがするんだよね。とか言って、ブルースやジャズに詳しいわけじゃないんだけど、直感的にというか本能的にというか、そういう血を感じた。リズム感とか間の取り方とかかなぁ。ロック・バンドが数ある中で、バックホーンに惹かれる理由はここにあるのかなって思った。これが個性になってるのかな。もしかしたら、これが、ギリギリのところで「暑苦しくならない」の鍵を握っているのかも。山田氏のヴォーカルや菅波氏のギターももちろん特徴的なんだけどね。
「ブラックホールバースデイ」「コバルトブルー」、良かった。「ブラックホールバーステイ」の乾いた炸裂ドラムとうねるベース、良かったなぁ。
でも、やっぱり、どこかベタッとしてるというか、ジメッとしてるというか。バックホーンとか聴いてると、日本人が奏でる音楽は、やはりどこか“恨み節”になってしまうのかな~とか思ってしまう。“情念”っていうかね。でも、それで良いんじゃないの? 洋楽にはなかなか出せないものなんだろうし。それを“カッコ良く”響かせればさ。って、その“カッコ良く”ってのが難関なのか。一歩間違えればダサくなってしまうような情念やら情緒やらを、それに流されないようにして、どう昇華するか。バックホーンの音楽からは、そういうせめぎ合いを感じる。特に今回のアルバム『太陽の中の生活』では、NYレコーディングに初挑戦してて、海外の風を入れることによって、“情緒に流されないサウンド”と“それでも流されない情緒”とのせめぎ合いを感じた。
この日は、山田くんが結構語ってくれた。「昔からのファンの人も、最近ファンになってくれた人も、俺ら関係なく、大切に思ってるから」みたいなことを言ってたなぁ。で、真面目に語ってて、シーンとなってるお客さんに、「なんか反応ねえけど…」って呟いたのが面白かった(笑)。笑いが起こって和んだよ。そんで、「これからのバックホーンに期待してくれて良いから!」と前向きなことを言ってくれた。
ライヴが終わってすぐ、雨がぽつりぽつり。今のバックホーンには、運も味方してるのか? あ、「天気予報」聴きたかったな。
開演前と終演後に、トッド・ラングレンがかかってたよ。好きなのかな?
そうだそうだ。ヴォーカルの山田将司が、宇多田ヒカルの最新アルバム『ULTRA BLUE』の「One Night Magic」という曲に参加してるということで(『CASSHERN』つながり?)、聴きましたよ! 山田くんのヴォーカルは、そんなに目立つ感じではないのですが、バックホーンではなかなか顔を見せない魅力が味わえて、良かったですよ~。
もっともっともっともっともっと会えたら♪
私がバックホーンのワンマンに行くのはこれで2回目なんだけど、1回目のときの「ギターで言うわ」にも負けず劣らず(笑)、「生きることを掴まえにいこうぜー!」とライヴ・スタート(いずれも菅波氏の発言)。ま、これは、1曲目「カオスダイバー」の歌詞に、<生きることを掴まえるんだ>ってのがあるからなんだけど。
こういうことを書くと、暑苦しいバンドなんだなって思うかも知れないけど、こういうクサい台詞を言ったりしても、なんだか暑苦しくならないんだよなぁ。なり切れてないとも言うのかも。ほら、私、未熟とか未完成なものに弱いから(笑)。暑苦しいようで、暑苦しくない。熱いけど、冷めてる。でも、熱い。熱気と冷気、両方感じるなぁ、バックホーンからは。
この日の演奏を聴きながら、ベースとドラムがカッコ良いことに気付く。なんか、ブルースやジャズを通ってる感じがするんだよね。とか言って、ブルースやジャズに詳しいわけじゃないんだけど、直感的にというか本能的にというか、そういう血を感じた。リズム感とか間の取り方とかかなぁ。ロック・バンドが数ある中で、バックホーンに惹かれる理由はここにあるのかなって思った。これが個性になってるのかな。もしかしたら、これが、ギリギリのところで「暑苦しくならない」の鍵を握っているのかも。山田氏のヴォーカルや菅波氏のギターももちろん特徴的なんだけどね。
「ブラックホールバースデイ」「コバルトブルー」、良かった。「ブラックホールバーステイ」の乾いた炸裂ドラムとうねるベース、良かったなぁ。
でも、やっぱり、どこかベタッとしてるというか、ジメッとしてるというか。バックホーンとか聴いてると、日本人が奏でる音楽は、やはりどこか“恨み節”になってしまうのかな~とか思ってしまう。“情念”っていうかね。でも、それで良いんじゃないの? 洋楽にはなかなか出せないものなんだろうし。それを“カッコ良く”響かせればさ。って、その“カッコ良く”ってのが難関なのか。一歩間違えればダサくなってしまうような情念やら情緒やらを、それに流されないようにして、どう昇華するか。バックホーンの音楽からは、そういうせめぎ合いを感じる。特に今回のアルバム『太陽の中の生活』では、NYレコーディングに初挑戦してて、海外の風を入れることによって、“情緒に流されないサウンド”と“それでも流されない情緒”とのせめぎ合いを感じた。
この日は、山田くんが結構語ってくれた。「昔からのファンの人も、最近ファンになってくれた人も、俺ら関係なく、大切に思ってるから」みたいなことを言ってたなぁ。で、真面目に語ってて、シーンとなってるお客さんに、「なんか反応ねえけど…」って呟いたのが面白かった(笑)。笑いが起こって和んだよ。そんで、「これからのバックホーンに期待してくれて良いから!」と前向きなことを言ってくれた。
ライヴが終わってすぐ、雨がぽつりぽつり。今のバックホーンには、運も味方してるのか? あ、「天気予報」聴きたかったな。
開演前と終演後に、トッド・ラングレンがかかってたよ。好きなのかな?
そうだそうだ。ヴォーカルの山田将司が、宇多田ヒカルの最新アルバム『ULTRA BLUE』の「One Night Magic」という曲に参加してるということで(『CASSHERN』つながり?)、聴きましたよ! 山田くんのヴォーカルは、そんなに目立つ感じではないのですが、バックホーンではなかなか顔を見せない魅力が味わえて、良かったですよ~。
もっともっともっともっともっと会えたら♪