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sky is blue

言わなければよかったのに日記

ALIVE!

2005-10-29 23:29:19 | ライヴ
この日は、下北沢で友達と食事を楽しんでいたのですが、その友達のうち数人がこの後ライヴに行くとのことで、チケットが一枚余ってるので安くするからどう?という誘いを受け(ありがとう!)、行ってきました。『ALIVE!』というイベント(?)で、場所は、下北沢CLUB Que。出演は、TUFF SESSION/tobaccojuice/界。『daimasの日記スペシャル』で、また観たいな~と思っていたタバコジュースが観れるということで、行ってきました。

今更ながら、やっぱり、友達と行くというのは楽しいですね。一人で行くのもまた、ライヴを噛み締められて良いんですけど、やっぱり、誰かとその時間を共有できるってことは、とっても素敵なことです。

●TUFF SESSION
歌ものダブ・バンドと言えば良いんでしょうか。ラヴァーズ・ロックとか。ヴォーカルの人が、歌の合間にバイオリンを軽やかに弾いてて、なんかこう、スキップしたくなっちゃうような感じでした。パーカッションの人が、面白そうな打楽器(みたいの)をたくさん目の前に用意してて、それをパコパコだったりシャララ~ンだったり鳴らしてて愉快だった。触りたかったぁ(笑)。「本当はスティール・パンを持ってきたかった」って言ってたな。うん。聴きたかった。良いよね~、スティール・パン。持ってきてくれてたら、タバコジュースでも使えたじゃん?(笑) ベースの人が誕生日だったらしく、ショートケーキを持ち込んでお祝い。そのあと、まさかと思ったけど、本当にパイ投げ(笑)。

●tobaccojuice
メンバーのみのベースレス3人編成。いやぁ、もうすぐ目の前の位置で観てしまい(手伸ばせば触れるよ!)、ドキドキでした。すごく優しい音楽なのにさ、すごくハッピーに向かおうとしてる歌なのにさ、私にはそう聴こえるんだけどさ、なんでそんな悲しい目をするのさ~! 「俺ら、戦ったあとはどうなってるんだろう。でも、俺は、次にいこうと思う。次にいこうと思うよ」というようなことを言っていたのが印象的だった。シンプルな構成の分、タバコジュースの音楽が持っている芯の強さみたいなものをじんわりと感じた。なんか、G.ラヴ&スペシャル・ソースとかと競演したら面白そうだなぁ~とふと思った。G.ラヴ、観たことないけど(観てみたい)。

●界
なんと、この日が解散ライヴだったそうです。そのため、すごい人。私は入り口付近に避難したのですが、そしたら、ステージがまったく見えなくなってしまった。まぁ、それでも音を聴いていたんですが、なかなかこれがカッコ良かった。ファンキーなロック・サウンドに、ラップというかポエトリーリーディング調のヴォーカルが絡んで、なんか殺伐とした感じがあって、空間を都市を世界を人々の心を斬っていくって感じで、それでいて酩酊してる(させる)感じもあって、カッコ良かったです。ステージ、観たかったな(笑)。

ちなみに、シロップの中畑大樹くんが観にきていました。

そして、そんなライヴの記憶も吹っ飛ぶほどの、芸能人遭遇事件がありました(笑)。いや別に、その人に声をかけたとか、特別ファンだったとか、そういうんじゃないんですけどね。遠めから眺めてただけです。女優さんなんですけど。一緒にいた友達とも、のちのち話題になるのはそのことばかり(話題にしてるのは私の方だってか?笑)。ライヴの話はどこへやら。いやはや、色々なことがあった下北沢での一日でした。


QUEEN + PAUL RODGERS

2005-10-26 11:35:59 | ライヴ
クイーン+ポール・ロジャースのライヴに行った。

私にとってクイーンは、洋楽を聴きだしたころに興味を持ったバンドで、ハマったのはビートルズより先だったと思う。『グレイテスト・ヒッツ』(「ボヘミアン・ラプソディ」からはじまって「伝説のチャンピオン」で終わる17曲入りのやつ)を買ってきて、「うわぁ、こんなに良い曲ばっかで良いの? でも、それぞれの曲でやってることは全然違うなぁ。それなのに、なんでこんな良い曲水準保ってんだよ!」と驚き、興奮した覚えがある。ベスト・アルバムって、そんなに重宝すること、私はあまりないんだけど、このベスト・アルバムは、なんか、オリジナル・アルバムのような感覚で聴いていた感じがあるなぁ。そのせいで、なかなかオリジナル・アルバムに進めなくって、そのベストで止まっちゃってたってのもあるんだけどね(笑)。つくづくベスト・アルバムというものは作るのが難しいものなんだなぁって思います。

そのときは、ヴォーカルのフレディ・マーキュリーが既にこの世にいないことも知らなかったけど、すぐに、1991年11月に他界したと知って、「ついこの間まで生きていたんだ…」と不思議な気持ちになったのを覚えている。クイーンは、全員が作曲をするし、フレディ以外のメンバーもヴォーカルをとったりするけど、やっぱり、フレディのためのバンドだったんだと思う。そして、メンバーも勿論、ファンも皆、そんなクイーンが大好きだったんじゃないかな。だから、フレディが亡くなった現在となっては、クイーンのライヴを体験することなんて、できるとも思ってなかったし、考えてもいなかった。

そのクイーンが、ヴォーカルにポール・ロジャースを迎えて再始動。来日ライヴまでするっていうんだから。ベースのジョン・ディーコンは参加しなかったけどね。

こういうことに賛否両論あるのは当然。フレディのいないクイーンなんてクイーンじゃない。うん。私だってそう思う。でも、その「フレディのいないクイーンなんてクイーンじゃないクイーン」を観に行こうって、そう思ったんだよ(まわりくどい言い方かな?)。

照明が消え、「イッツ・ア・ビューティフル・デイ」をリミックスしたようなものが流れ、フレディの声が聴こえ、気分も高揚。しかし、そこで何故だかエミネムの「ルーズ・ユアセルフ」が流れて(何か縁があるの?)、「?」と思っているうちに、メンバー登場。一曲目は……何の曲か分からなかった(爆)。ポール・ロジャースが在籍していた、フリーやバッド・カンパニーの曲もやると聞いていたけど、一曲目がいきなりそうなの? それとも私の知らないクイーンの曲?(まだオリジナル・アルバム全部持ってないんです) それならまだ良いけれど、大事な大事な一曲目がフリーあるいはバッド・カンパニーの曲だったの?

まぁ、それは良いとして、ライヴの前半、「地獄へ道づれ」までは良かった。本当に良かった。やっぱり「タイ・ユア・マザー・ダウン」には興奮したしね。だけど、私が知らないクイーンの曲だったのならあれだけど、あんなにフリー(あるいはバッド・カンパニー)の曲をやるとは…。といっても、フリーもバッド・カンパニーも私詳しくないから、それがフリー(あるいはバッド・カンパニー)の曲かどうかも分からないんだけどね(苦笑…調べりゃ良いんだけどね)。それに、ポール・ロジャースは、引っ込んでしまう時間が結構多かった。それは、クイーン(ブライアン・メイとロジャー・テイラー)に気を使ったのか何なのかよく分からないけど、私はてっきり、ポール・ロジャースがほぼずっとステージ上にいるもんだとばかり思っていたから、拍子抜けしてしまった。ロジャーが前に出てきて歌ったり、アコースティックで聴かせたりも良いんだけど、ポール・ロジャースというヴォーカリストまで呼んだのなら、もっともっとロック・バンドとしてパフォーマンスして欲しかった気がする。だって、クイーンは、他でもない、最高の「ロック・バンド」だったんだもの。そうだよね?

それでも、ブライアンの「ラヴ・オブ・マイ・ライフ」の弾き語りには感動したし、「手をとりあって」をやってくれたのも嬉しかった。映像とリンクさせて、ステージをせり上げてまで、ブライアンがやたらと長~いギター・ソロを披露してくれたときには、「長っ」と思いながらも、こうでなくちゃとも思った。ポール・ロジャースの声も「良い声してるな~」と素直に思った。クイーンのことは抜きにして、良いヴォーカリストだなって思った。おそらくフリーもしくはバッド・カンパニーの曲も良かったと思う。

でも、「何がやりたいんだろう…」って思ってしまったのも正直な気持ちなんだ。焦点が定まってないっていうか、結局、何がやりたかったんだろう、何を伝えたかったんだろうって。あくまでクイーンがメインってんでもなく、ポール・ロジャースとクイーンのジョイントというのともちょっと違う気がする。ポール・ロジャースのライヴにクイーンが参加したっていうんでもない。主人公は誰? 気持ちの持って行きどころが難しかった。席が遠かったのも関係してたかも知れないけど。誰が悪いわけでもない。誰も悪くない。でも、だからこそ余計に…。そして、自分の心の中のこんな声にふと気がつく。

フレディ、なんで死んじゃったんだよ~~~!

ここにフレディがいれば。「RADIO GA GA」も「ショウ・マスト・ゴー・オン」も「ボヘミアン・ラプソディ」も「ウィ・ウィル・ロック・ユー」も「伝説のチャンピオン」も、ここにフレディがいたならってそう思ってしまった。それは思っちゃいけないことなのかも知れないけど、でも、やっぱり、そう思ってしまった。

なんかね、中途半端だと感じてしまったんだよなぁ。クイーンだからということで、そこにいるブライアンとロジャーを立てるためなのか、ブライアンやロジャーがヴォーカルの曲を結構やったんだけど(「アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー」とか)、違うだろ~! もっと、もっと、あるだろ~! やる曲が~! 私が好きな「ゲット・ダウン・メイク・ラヴ」をやれとまでは言わないからさ(笑)。……なんて思っちゃうのは贅沢なのかもな。なんだかんだ言って、ブライアンのギター、ロジャーのドラムを生で聴けたのは嬉しかったし、そんな体験ができるとは思ってもなかったんだから。あ、ドラマで使われたからか、「アイ・ワズ・ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」を即興というか触りだけというかギターのみでサササッて感じでやったのには、なんかちょっと、ウケちゃったな。

そして、今になって思う。この日感じた、「フレディの不在」。その、圧倒的にぽっかりと空いた穴。もしかしたら、私にとってこの日のライヴは、これを感じるためにあったのかも知れない。「フレディのいないクイーンなんてクイーンじゃないクイーン」を観に行こうって、まわりくどい書き方をしたけど、「フレディの不在」を感じに行った、そういうことなのかなって。そしてこの日、痛いくらいにそれを感じてしまった。いや、感じることができた。「フレディの不在」を感じることによって、少しでも「フレディ」を感じられたのなら、それだけでも、このライヴには大きな意義があったのかも知れない。


daimasの日記スペシャル

2005-09-24 14:09:57 | ライヴ
『daimasの日記スペシャル』というイベントに行ってきた。daimasというのは、代沢レコード(or UKプロジェクト?)の社長さんのこと。daimasの日記というのは、そのdaimasさんが書いているブログのこと。UKプロジェクトは、レーベルの他に、下北沢CLUB Que(ライヴハウス)とかハイラインレコーズ(CDショップ)とかとも関わりが深い。こんな説明では事足りてない気もするけど、そんなdaimasさんを軸にして、キークルーの熊谷昭さん(エレカシや真心を手がけた人)、ヴィンテージロックやクイップマガジンの人たちが作り上げたイベントが、この『daimasの日記スペシャル』だ。出演者は9組(!)。14時開演。@渋谷AX。

●pop chocolat
女性3人組バンド。ギターがエメラルドグリーンの良い色してたのもあってか、さわやかな好印象。この“エメラルドグリーン”が、何故だか無性に印象に残っている。さわやかなんだけど、スルーッと喉を通ってっちゃうんじゃなくて、どこか引っかかる、そんな感じがした。それが“エメラルドグリーン”となって私の頭の中に残ってるのかな? 私、結構好きなのかも。とか言って、ギターの色、エメラルドグリーンじゃなかったらどうしよう(笑)。何せ、結構時間が経ってるので記憶が…(汗)。本日のイベントでは、各アーティストの合間に、次の出番のアーティストを他のアーティストが紹介するビデオが流されたんだけど、ポップショコラの皆さんは、LOST IN TIMEの紹介をされてて、それが何故だか妙にツボだった。むむむ。私の中でこのポップショコラ、“何故だか妙に”ってポイントか?

●BAZRA
次、バズラで良いんだよね? 順番、間違ってたらごめん。バズラの紹介ビデオは、タバコジュースの松本くんがやってた。「バズラ、バズラ、バズラ……」。バズラは、エレカシやゴーイング・ステディと出た『JAPAN CIRCUIT』で観たぶりだったのだけど、そのときよりグッときた。

●tabaccojuice
ベースとキーボードのサポートを入れての5人編成。観るの楽しみにしてたんだよなぁ。何枚かCDを聴いてたんだけど、一体どんなライヴをするんだろ?って思ってたから。ジャンルで言えば、ブルースとかフォークとかレゲエとか、アーティストで言えば、ボブ・ディランとかボブ・マーリーとかの匂いを何となく感じるけど、いやぁ、心地良い。そして、熱い。松本くんのMCも、熱い(笑)。この日は特別突っ走っちゃったみたいだけど(それで演奏曲が急遽減ったっぽい…笑)、「なんか悲しいよね」からはじまって、「どんなに汚れても魂は奪われない」~「草を揺らす風を止めることは誰にもできない」というような話になっていったんだけど(まだ伝え足りないようだった…笑)、悲しんで、怒って……。タバコジュースの音楽は、一見、ふわんふわんしているんだけど、やっぱり、悲しんでるし、怒ってるんだよね。この悲しく怒れる世界を愛しているんだ。愛しているからこそ、悲しいし、怒るんだもの。じゃなきゃ、「悲しみの果て」も「ガストロンジャー」も生まれない。あ、エレカシの話じゃなかったか(笑)。でも、ブラック・アイド・ピーズの「ホエア・イズ・ザ・ラヴ」だって、サンボマスターの「愛と平和!」だって、愛を叫びながら、あれ、怒ってるじゃん。って、つい最近、愛と怒りについて酔っ払いついでに話しちゃったもんだから、その影響が出ちゃったよ。これぞ時差の成せる技(笑)。悲しんでる人に、怒ってる人に、「純粋なんだね」とかってよく言ったりするけど、きっと、この世界を愛してる(愛したい)だけなんだ。そのために戦うのだし、最終的には、それ(愛)がすべてに打ち勝つ世界であって欲しい。って、松本くんに影響されて私まで熱苦しいこと書いちったよ。

●自由人
むむむ。ごめんなさい。あんまり覚えてない…。フレンドリーな感じだったのは覚えてるんだけど。手拍子を誘ってたかな。

●椿屋四重奏
前半の締め。全体の中で一番“異色”だった気がする。こんな個性派揃いの中で異色も何もないけど、異彩を放っていたというか。なんかね、コンセプトばかりが一人歩きしちゃってるような気がしたりしなかったり…。“艶ロック”とかさ、そういう看板文句ばっかりが前面に出てきちゃってるような気がしたようなしなかったような…。どっちだよって感じの書き方だけど、別にマイナスな意味で書いてるんじゃないんだよ。そういうコンセプト(指標)を掲げるのは、それはそれでアリだと思うし、熱心なファンじゃない私にまでそれを感じさせるほどなんだから、それだけ伝わってるってことなんだし。ただ、そういう看板をぶち破ったとき出てくるもんってのを見てみたいなって思ったの。でも、それだけ大きな看板を掲げるっていうのは、それだけ自分に負荷というか試練を与えているわけでもあるよね。良くも悪くも先入観だって生まれるだろうし、自分で自分のハードルを高くしてるところはあるかもなぁ。ま、そういう看板っていうのは、アーティスト以外の力も大きく働いてできていくものでもあるけど、やっぱ、本人の志の表れなのかな。「普段ロックを聴かないような人に届けてこそナンボ」みたいなこと言ってたもん。それが受けつけないって人もいるだろうけど、それ故に突破していくものも、あるんだろうな。

*** ここで休憩アリ ***

●Peridots
ペリドッツ=一人ユニット(?)だった。サポートで、ギターに久保田光太郎さん、ベースにFIREさん。これ、あゆの「Humming 7/4」の参加メンバーだよぉ☆ってちょっと嬉しくなった人、会場の中にいたんだろうか。とりあえず、確実に私はいたからそれで良い(何が良いんだか…)。ちなみに、その「Humming 7/4」、ドラムは、キークルー所属の星山哲也さん。わーい、わーい、誰が何と言おうと、嬉しいから良いんだもん(私はアホか…)。で、肝心のペリドッツ。結構良かったっす。何て言ったら良いのかね~。雪山の景色が浮かんでくるような。食べ物で言うと、ヨーグルトのようなクールミントガムのような。さわやかな毒のような。ヨーデルのような?

●VOLA & THE ORIENTAL MACHINE
元ナンバーガール&元ZAZEN BOYSのドラム、アヒト・イナザワさんが結成した4人組バンド。アヒトさんはヴォーカル&ギター。ドラムはシロップの中畑大樹くん(大樹くんはペリドッツでも叩いてた…本日3バンドで活躍)。アヒトさんは中性的な魅力が…。ここ最近、イギリスやアメリカを中心に、ポストパンク~ニューウェーヴが盛り上がってると思うけど、何気に、日本人の方がウマいっていうか、先をいってる気がするんだけど。それこそZAZEN BOYSとかさ。なんか、外見的なこととか土壌とかイメージとか、そういう拠り所がない分、より混沌とした強靭なグルーヴを生み出せてる気がするんだけど。なんせ、ひねくれてるのに、素直だと感じさせるんだもん。やるじゃん、日本人! イギリスよ、このビートをくらえ!

●LOST IN TIME
ヴォーカルが力強かった。ベース・ヴォーカルなんだね。

●syrup16g
後半(かつ全体)の締め。ああ、なんだかんだ言って、去年の野音以来。惚れ直しました。放っておいてごめんよ。でも、放っておいても、シロップだった。シロップはシロップじゃん。すんごい嬉しかった。これも、daimasさんのおかげだし、シロップのおかげだね。叩きまくる大樹くんももちろん好きだけど、「She was beautiful」のようなドラミングも好き。あれは、まるでドラムの方が歌で、ヴォーカル含めギターその他の方がリズムって感じだもんな。叩きまくるのと同じくらいに、いや、それ以上に?、「どんなもんだい!」ってのを感じる。ううーん、素晴らしい。

っつうわけで、これだけ観れて3500円! それなのに、かなり“やっつけ仕事”的なレポートになっててごめん。盛りだくさん過ぎて…。いや、ごめんなさい。私の完敗ってことです。


健'z with Friends ~ウグイスダニ・スペシャル~

2005-09-17 18:34:56 | ライヴ
風邪をひいてしまったのとその他もろもろで、更新できずにいました。こんなブログでもちょくちょくチェックしてくれてる方がいると思うと、ありがたいと思うと同時に、もっとちょくちょく書ければなぁってつくづく思います。私自身、書きたいし。もっと、思ったことをさささっと書ければ良いんだけど。とにかく、いい加減、時差をうめないと! もう何でも良いから書き殴れ! 地球の自転に追いつくぞ!

この日は、「健'z with Friends」のライヴを観に、「東京キネマ倶楽部」というところに行ってきました。「健'z(ケンズ)」というのは、元L⇔Rのヴォーカルで、現在はソロ活動やMOTORWORKS、curve509、SCIENCE MINISTRY等で活動されている「黒沢健一」と、音楽評論家の「萩原健太」が組んだアコースティック・ユニットです(二人の名前の「健」からきてるんですね)。彼らが敬愛してやまないポール・マッカートニーやビーチ・ボーイズ等の楽曲をカヴァーしまくるというユニットです。CDも2枚出しています。ちなみに、豆情報ですが、<飲もう♪>で有名な森高千里の「気分爽快」を作曲したのは黒沢健一氏です。

そして、今回は、「with Friends」ということで、「曾我泰久」と「高田みち子」の二人が参加されました。曾我泰久さんは、よっちゃんこと野村義男と「THE GOOD-BYE」というバンドを組んでいた方とのことです。現在は俳優活動もされてるそう。このTHE GOOD-BYE、ポップス・マニアから熱い評価を受けてるバンドみたいです。私も聴いてみたいんだよなぁ。友達もオススメみたいなこと言ってたし。しかし、よっちゃんね。うふふ。いろいろ繋がっちゃうもんね~♪ 高田みち子さんは、2004年にメジャー・デビューしたシンガー・ソングライターだそうで、松たか子に楽曲提供もしてるらしいです。

まずは、会場である「東京キネマ倶楽部」。いやぁ、面白い会場だわ。私は二階席で観たんだけど、一階席でも観てみたいし、ここで色々なアーティストのライヴを観てみたいなぁ。ハナレグミとかエゴ・ラッピンとかもここでやったことあるんだっけ? 煩悩ガールズのお披露目はここだったとか? ここでエレカシとかも観てみたい気もするんだけど。ま、私の場合、エレカシはいつでもどこでも観たいから(笑)、名前を挙げる意味あまりないんだけど。あ、椿屋四重奏とか似合うかもよ? 古そうだったけど、こういう会場はとっておいて欲しいなぁ。普段は何に使うのが主なんだろ?

さて、ライヴの方ですが、中2階(っていうのかな)にある小さいステージみたいなところ(お立ち台?)からメンバーが一人一人登場。それぞれ階段を降りてステージへ。お芝居みたいだなぁ。ディナーショー風。

長時間にわたってたくさんの曲をやってくれたのですが、時間が経ってしまったのもあって全部は覚えてないのですけど、もうね、健ちゃんの声&アコースティックで聴く「Vanilla Sky」とか「Every Night」とか「So Bad」とか「Calico Skies」とか「I Just Wasn't Made For These Times」とか「God Only Knows」とか、気持ち良くないわけがないでしょう! く~~~!

いやぁ、本当に好きなんだな、ポールが、ビーチ・ボーイズが(健ちゃんたちがってことね)。前から十分知ってましたけど、それがジンジンと肌に心に伝わってきました。もちろん、それ以外にも誰の何ていう曲か分からない曲もたくさんありましたけど、なんていうか、音楽に対する愛情にあふれてて、心地良かったです。大人の余裕からくる贅沢な遊びなのかな~。やっぱり、音楽に対する愛情もそうだけど、それぞれに培ってきた経験や、それぞれが自分自身の心と感性で音楽と付き合ってきたからこそ滲み出てくるメロディなりリズムなり、そういうものを持ってる人たちだからこそ、こういう遊びができるんだろうな~って思いました。だから、カヴァーであっても、その人の味がしっかり出てるんだろうし。健一さんの素晴らしい歌声は健在でした!

萩原健太さんは、評論家だけあって、話が上手いし、面白いですね。解説・評論つきのライヴみたいで、面白かったです。自分も出演者なのに、批評しちゃってるもんなぁ。それは、音楽の話題に限らずで。本人は批評してるつもりはないのかも知れないけど、なんか、批評になっちゃってるんだもん。細かい部分は忘れたけど、「曾我泰久さん(“やっちん”って呼んでたかな)の○○っていう高い声が良いんだよなぁ~ナンタラカンタラ」とか言って、油断してると話し込んじゃいそうで(もう半分話し込んでるんだけど…笑)。話が長くなっちゃうということで、手元に時計を置いてました。でも、その時計、止まってました(笑)。すぐ本人気付いたけど、もうどうしようもない。

曾我泰久さんは、爽やかで明るい感じでした。太陽みたいな感じの人だぁ。THE GOOD-BYEの話、結構してたな(曾我泰久さんがというより、健ちゃんと健太さんが)。L⇔Rの話も出たらしいが、私はそのときお手洗い行ってて聞き逃したんだよなぁ(泣)。いやぁ、長丁場だったんで。高田みち子さんも綺麗な声してたな。ソロの曲やってくれたけど、結構良かった。

そんなこんなで、非常に贅沢な時間を過ごせたわけですが、やっぱり思っちゃったんだな。こういうのも良いけれど、それはときどきの贅沢で良いから、やっぱり「黒沢健一」の音が聴きたい!と。MOTORWORKSとかやってるけどさ、もっとこう、黒沢健一ドドーン!!ってのが聴きたいわけよ。というか、L⇔Rを期待してはダメなのかな、やっぱり…。今日もL⇔Rの曲、一曲だけやってくれたけどね(「It's Only A Love Song」……もろ初期ビートルズのやつ)。でも、そうじゃないのよぉ! 今日みたいのはさ、やっぱり趣味っていうかさ、余暇っていうかさ、オマケっていうかさ(すごく贅沢なオマケではあるんだけど)、ブツブツ…。

やっぱり、「黒沢健一」で勝負に出てきて欲しいって、思っちゃうのよねぇ、ファンとしては。ポールもビーチ・ボーイズも良いけれど、黒沢健一も良いんだもの! その上で、こういう「健'z」みたいのはやってくれてOKだけどさ。まぁ、MOTORWORKSとか、curve509とか、十分やってるっちゃやってるんだろうけど。それをちゃんとチェックしてない私が悪いんだろうけどさ。


from N43°

2005-09-10 17:33:55 | ライヴ
突然ですが、当ブログのサブタイトルに「言わなければよかったのに日記」と書いてあると思います。これは、ちょっと前に、友達から「深沢七郎」という作家を教えてもらって、その人の作品に『言わなければよかったのに日記』というのがあるらしく、読んではいないのですが、それ、私のブログにピッタリじゃない?みたいな話になって(笑)、勝手にその友達との間で盛り上がり、恐れ多くもつけさせてもらったのです。読んでもないのに、ごめんなさい。深沢七郎氏は、『楢山節考』の作者でもあるとのこと。いつか読んでみたいなぁ。

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この日は、友達に招待枠を譲ってもらって(ありがとです!)、北海道出身のOLDというバンドが企画している『from N43°』というイベントへ。出演者は、OLD/古明地洋哉/大久保海太/FLAMING ECHO。場所は、下北沢CLUB 251。

このイベント、私の目当ては古明地洋哉さん。「最近気になるアーティスト【邦楽編】」で挙げました。と言っても、『mind game』『孤独の音楽』ぐらいしかちゃんと聴いたことがなく、最近の曲についてはノータッチだったのですが、結構良かったです。

バイオリンを入れた4人編成(5人だっけ?)。バイオリンの女性は、シロップのライヴでも弾いてた人だよと友達が教えてくれました。私もそのシロップのライヴ観てたはずなんだけどね(笑)。確か、1曲目にやったのは「空砲」という曲で(それは聴いてたから分かった)、全体的に、私が聴いたCDの印象より、激しいものを感じました。CDからも、その激しさは感じられはするんだけど、より外へ向かう力を感じたというか。もっとこう、内にこもったような感じかと思ったら、意外に肉体的だったっていうか。それと同時に、優しい感じもしたかな。最後、「想いが言葉に変わるとき」が聴けて嬉しかったな。

他の出演者についても書きたいところですが、時差ボケのため(笑)、断念。