映画『アイデン&ティティ』を観た。バンドブームのときのお話。みうらじゅん原作。田口トモロヲ監督。宮藤官九郎脚本。元ゴーイング・ステディで、現在は銀杏ボーイズの峯田和伸、中村獅童、大森南朋、マギー(ジョビジョバ)、麻生久美子などが出演している。
私は、バンドブームというものを実際には体験していない。だから、分からない部分も多いと思う。でも、時代は変われど、ブームは変われど、根本は何も変わらないような気もした。
なんだか、詩的な映画だなと思った。それは、度々出てくるロックの神様、ボブ・ディランの言葉というか詩のせいがあるんだろうけど。それこそ、答えは“風に吹かれて”いるみたいな。彼女(麻生久美子)の台詞も、それに負けじと十分詩的だ。彼女が、主人公(峯田和伸)にとってはもう一人のロックの神様なんじゃないの?というくらいだ。
息苦しくなるくらい真面目でもある。今回、この映画について書こうとしたけど、なんだかうまく言葉が出てこない。作品がすべてを物語っているからなのか。答えが風に吹かれているからなのか。分からないけど、これだけ書くのにも結構時間がかかった。大したこと書いてないのに。たぶん、原作者であるみうらじゅん自身も「大島渚」というバンドを組んで活動していたとのことだから、現場体験者の言葉の重みみたいなものが(思いや思い出とかも)ずっしりとこの映画にも受け継がれているのだろう。だから私も、まるで戦争体験者の話を聞いたときみたいに、言うべき言葉を見つけられないのかも知れない。
ふと、「人間として生きてやれ」や「サムライ in アテネ」で自分が書いていたことを思い出して、(ロックだろうと何だろうと)やっぱり何も変わらないんだな~と思ってみたり、(ロックに関して言えば)でもやっぱりそのときにしかない何かはあって変わったのかも知れないな~と思ってみたり、いやいややっぱり何も変わってないよな~と思ってみたり。とにもかくにも、時代は変わっても、ブームは去っても、人は生きていかなくちゃいけないんだよな。
私は、バンドブームというものを実際には体験していない。だから、分からない部分も多いと思う。でも、時代は変われど、ブームは変われど、根本は何も変わらないような気もした。
なんだか、詩的な映画だなと思った。それは、度々出てくるロックの神様、ボブ・ディランの言葉というか詩のせいがあるんだろうけど。それこそ、答えは“風に吹かれて”いるみたいな。彼女(麻生久美子)の台詞も、それに負けじと十分詩的だ。彼女が、主人公(峯田和伸)にとってはもう一人のロックの神様なんじゃないの?というくらいだ。
息苦しくなるくらい真面目でもある。今回、この映画について書こうとしたけど、なんだかうまく言葉が出てこない。作品がすべてを物語っているからなのか。答えが風に吹かれているからなのか。分からないけど、これだけ書くのにも結構時間がかかった。大したこと書いてないのに。たぶん、原作者であるみうらじゅん自身も「大島渚」というバンドを組んで活動していたとのことだから、現場体験者の言葉の重みみたいなものが(思いや思い出とかも)ずっしりとこの映画にも受け継がれているのだろう。だから私も、まるで戦争体験者の話を聞いたときみたいに、言うべき言葉を見つけられないのかも知れない。
ふと、「人間として生きてやれ」や「サムライ in アテネ」で自分が書いていたことを思い出して、(ロックだろうと何だろうと)やっぱり何も変わらないんだな~と思ってみたり、(ロックに関して言えば)でもやっぱりそのときにしかない何かはあって変わったのかも知れないな~と思ってみたり、いやいややっぱり何も変わってないよな~と思ってみたり。とにもかくにも、時代は変わっても、ブームは去っても、人は生きていかなくちゃいけないんだよな。