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sky is blue

言わなければよかったのに日記

リヤル探しの旅だぜベイベー

2005-04-20 00:13:45 | 映画
前回でも、前々回でも、“リヤル”、“リヤル”とうるさく書いてるようなので(笑)、リヤル探しの旅に出ようぜベイベー!!

ってことで、『真夜中の弥次さん喜多さん』観てきました。

いやぁ、面白かったぁ。また観たいなぁ。何度も観たいかも。細かいところを楽しんだり、そんなこと気にしないで大きく楽しんだり、人の数&観た数だけ色んな楽しみ方がありそう。

面白いのは分かるけど、笑っちゃうのは分かるけど、なんで泣けてくるんだろ。いや、ちょっと待てよ。なんでこれが笑えるんだ。泣ける話だろ。いや、でも笑える。いや、泣けるよ。笑える。泣ける。笑える。泣ける……。も~、わけ分からん! いや、分かるよ。分からない。分かる。分からない。分かる……。もう良いか(笑)。

とにかく、私が言えることは何もない、こんな作品を前に大したことは言えそうもない、うっかり何か言っちゃったら台無しになっちゃいそう、もしくは、思い浮かばないだけとも言えるんだけど(笑)、面白かったなぁ。これは映画館の迫力の中で観た方が断然良いかも。そうだなぁ、強いて言えば、今ふと思ったことだけど、なんていうか、「幸せ」とか「不幸」ってのがないんだよね。そこがすごく良い気がする。幸せも不幸もない。なんだって良いじゃんって。いい加減だけど、いい加減じゃない。なんだって良いって、すごくパワーが要るよ。自分を受け入れるのって、すごくパワーが。『彼岸先生』で描かれていた世界にも近いものがあったりして…。自分を受け入れるパワー。結局それが欲しくて、映画も音楽も小説もあるのかも知れないし、自分を受け入れようとする、そういうパワーを持ってるものに、私は惹かれてしまうのかも知れないなぁ。

劇中に流れるZAZEN BOYSの音楽が良いんだな~、これがまた。そういや、監督のクドカンこと宮藤官九郎が、タワレコの『くど監キャンペーン』というので、お薦めのCDを何枚か挙げていて、もちろんそこにはZAZEN BOYSもあって、他には、銀杏BOYZ、『タイガー&ドラゴン』のクレイジーケンバンド、そして、エレカシも挙げられていた。洋楽では、THE WHOが挙げられていた。そんな中、WINKも挙げられていて、そのコメントで「なんだかんだ言いましたが、理屈抜きで好きなのはこの1枚だけかもしれません。」と書かれてあった。そこでふと「スター不在」で書いていた自分のこんな言葉を思い出してしまった。

“私はどうしてあゆの音楽に惹かれてしまうのだろう。エレカシや椎名林檎、ビートルズやクイーン、シロップ、ブランキー、ビョーク……他の好きなアーティストについてなら、どうして惹かれるのか何となく分かるのに。”

私が理屈抜きで好きなのはあゆだけってこと??

いやいやいや、な~んちゃってね。あゆについても、さんざん長いこと書いてるくせにね。

どうして人は理屈を欲しがるんだろうね。それがリヤルとでも言うのだろうか。だとしたら、リヤルってのは、それとは正反対のところにあるのかも知れないのにね。あるいは、それを超えたところ…。もしかしたら、「理屈じゃない」ってことを言うために、理屈こねてるのかも知れないよね。

あなたと出会って 理屈はなくなって 理由だけ残って

ある日、そんなことをぼんやり考えていたら、シロップの「Your eyes closed」のこんな一節が飛び込んできた。自分の中にある、あらゆる理屈が意味をなくしてしまうとき、リヤルってのは顔を出すのかも知れないね。ま、そのときのためにも、理屈をこねにこねていきましょうか!!(笑)


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (くろ)
2005-05-14 21:36:38
私も見ましたよ~。ZAZEN BOYSもぴったり!面白かったぁ!しかしあの映画は「面白い」という人と「面白くない(というかわからない)」という人の2種にはっきりわかれるのではな~、と。バタバタしてるけど、リヤル探しという根底があって、ロックとかも音が激しくてノリだけ求めているようにも見えるけど実は自分なりの探求を持って彷徨っているのかもね、とか思ってみたり。でも単純に面白かったから良かったデス(笑)
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Unknown (葉っぱ)
2005-05-14 23:24:40
そうそう、劇中に流れるZAZEN BOYSが良いんですよね~。しかも、向井さん出てるし。長瀬くんと一緒にナニヤラ歌って踊っちゃってるし。私も面白かったです~。あんなところとか、こんなところとか……。今度語りましょう!(^^)
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