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うたのイラスト("On the Sunny Side of the Street"「明るい表通りで」)

朝ドラでルイ・アームストロング(サッチモ)の
"On the Sunny Side of the Street"「明るい表通りで」が流れている。
ドラマの上で重要なテーマにもなる曲だ。
この曲のベスト・バージョンと言われるのが
1947年にボストンのSymphony Hall(シンフォニー・ホール)での演奏・歌唱で、
これは心も震える名演である。
ここでサッチモは同じ歌詞を二度歌う。
一回目はさらりと軽く歌う。いい感じである。
だが二度目の歌詞は、同じ歌詞なのにがらりと様相を変える。
まるで自らの人生そのものを振り返りながら、魂の底から湧き出るような声で歌う。
恐らく人生で受けたであろうさまざまな差別や抑圧、それを耐え忍んで来た道筋をかみしめるように歌うのだ。
そんな説明は一切ないのに、誰にもそのことが分かる。
それでも明るい表通りを歩いていれば、ロックフェラーのようにリッチな気分さ、と歌うのが感動的である。
それは聴衆の割れんばかりの拍手で確信できる。
このコンサートの映像は残っていないのだけれど、もし残っていたら是非見てみたいと思えてしかたがない。
そんな姿を想像して今回は描いた。
同演奏はYouTubeで聴くことができる。
Louis Armstrong, on the sunny side of the street , 1947, symphony hall
のキーワードで検索すれば出てくるはずである。

下に私のつたない訳詞を載せておきます。


明るい表通りで

コートをつかんで
帽子を手にとって
心配事は戸口に置き去りにして
足を向けてごらん
明るい表通りの方へ。

パタパタという響きが聞こえないか?
その幸せな調べは君の歩む靴音。
人生はこんなにスウィートなんだ
明るい表通りを歩いていれば。

暗い陰の中ばかり歩いてきた
悲しみをたくさん道連れにして。
でももう僕は怖くない
さまよっていたけれど もう道のこちら側にやって来たんだ

1セントも無くたって
ロックフェラーみたいにリッチな気分さ。
足元に金の埃を舞い上げながら
明るい表通りを歩いていれば。
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