予録のまとめ見シリーズ
【内容抜粋メモ】
約2000ある客席は多くの家族連れで満席になりました
北海道から九州まで全国各地を回るツアーを開催
振付・演出も真央さん自ら手がけています
会場に選んだのは地方都市にある小さなスケートリンク
より気軽に、より近くで、自分たちの滑りを見てほしいという想いが込められています
真央:
皆さんこんにちはー!
相模原公演2日目お越しいただきありがとうございます
会場がコンパクトなので2階のお客様も見やすいと思いますけど 見えますかね皆さん
真央:
私も幼い頃に伊藤みどりさんのアイスショーを見て
いつか私もこういったキラキラした舞台で滑りたいと思って頑張ってきたので
子どもたちにも私たちのショーを見て夢を与えられたら嬉しいと思います
●全国を訪れて
再びリンクに立った真央さん アイスショーにかける思いを語ります
真央:お待たせしましたよろしくお願いします
アナ:今はもう毎週のようにアイスショーをやって大変じゃないですか?
大丈夫です
アナ:毎日の生活どうですか?
毎日はもうスケート一色の生活ではありますね
アナ:先日福島に行った時は、美味しいお蕎麦を食べられたんですよね?
お蕎麦の中に一本まるまるネギが入ってて
そのネギを使ってお蕎麦を食べるんですね そういう体験をしました
アナ:どうでした?
すごく美味しかったです
アナ:そうやっていろんなものを食べられるっていうのも楽しみですか?
そうですね 各地に行って、いろんな美味しいものをいただけるので、そういう楽しみもあります
アナ:選手時代はそこまでできなかったから
そうですね 本当に海外も色々行ったんですけど
なかなかその土地の美味しいものを食べることができなかったので 今は存分に楽しんでます
アナ:いろんな地域に行ってアイスショーをしようと思ったのはどういう思いからですか?
できるだけ私自身が皆さんの近くに行ってアイスショーをすることで
スケートの良さを知って頂けるかなという思いもありますし
このアイスショーをやるって決めるまではスケートはもういいかなと
もうやめてもいいのかなと思っていたんですけど
いざこのサンクスツアーを始めたいと思ってから、毎回各地を終えるごとに、
こんなに本当に素晴らしい舞台で滑れて幸せだなといつも感じています
●「浅田真央サンクスツアー」
ショーのリハーサル
一番乗りでリンクに入ってきた真央さん
左足からスケート靴の紐を締め、左足からリンクに入る
選手時代から決めている動きを今も続けている
さらにスケーティングの基礎をひとつひとつ確認しながら行うウォーミングアップ
これも変わらない習慣です
●真央さんを含め10人のスケーターが全国を回る
メンバーの中には、姉の舞さんや、
長年日本代表として共に戦った無良崇人さんがいます
さらに自らオーディションでメンバーを選び
真央さんはサンクスツアーを作り上げてきました
ツアー開始から半年
公演を重ねた今も、より良いショーを見てもらおうと練習を重ねています
真央:
例えばこれだけでいい
それだけでいいから、もっと手前で入っちゃっていい
いいね、いいね(自分でもやってみせる
タンタンの時の表情がみんな違うんだよね ちょっと強い感じで 強い笑いみたいな
そうそうそう そっちにして
イメージ的には、ミステリアスな
情熱的な大人の女性になるわけだから 子どもの笑いじゃなくて
(真央ちゃんには演出の才能もあるし クリエイティブなんだな
この日も納得がいくまでスケート技術や、細かい表現を確認しました
アナ:最後、何を確認してたんですか?
真央:
今、全部通しでやってたんですけど
そこで見つかった直すところとか
ちょっと気になる点をみんなに伝えてっていう感じですね
●引退スケートへの思い
2017年4月 引退会見
真央:私、浅田真央は、選手生活を終える決断をいたしました
引退を発表した時、真央さんは再びリンクに立とうとは考えていませんでした
アナ:
去年の4月 引退を表明しました
あの時はフィギュアスケートに対してはどんな思いだったんですか?
引退発表をした時、私は8月のアイスショーが終わったら
もうそれでスケートにはさよならをしようって思っていた時だったので
このサンクスツアーが始まるとは思っていなかったです
アナ:もう、一つ区切りをつけようと思っていた?
そうですね 多分それだけフィギュアスケートが嫌いになっていたのかもしれません
●その後、半年間 約20年ぶりにスケートから離れた生活を送った
その中でスケートへの思いを見つめ直していった
真央:
自分が何をやりたいのかな 何ができるのかなって
いろんなものを見たり、感じたり、考えたりしてきたんですけれども
結局は、最終的に自分にはスケートしかないって思いましたし
自分が今出来る事っていうのは、スケートを滑って
全国の皆さんに感謝の滑りを届けること
それがしたいと思ったのでこのショーが始まりました
アナ:最初に相談したのはどなたですか?
マネージャーさんです
アナ:どういう返事が来ました?
何だったっけ?
最初、和田さんに相談して、やっぱりやるかもしれないって言ったかもしれない
和田マネージャー:何ができるかなって
真央:
まずはそこからでしたね 私には何ができるんだろうって
“いろんなことを見て、いろんなことを経験して
いろんなことを感じてっていうのが
まず最初なんじゃない?”っていうことは話してくれました
●周囲の後押し
アナ:お姉さんの舞さんにも相談しました?
そうですね やると決めてからは一番最初に姉に伝えました
アナ:どんな反応でした?
やはり、あと最後のひと押しが私はどうしてもできなかったので
姉に最後「アイスショーをやりたいんだけど」っていうことを相談して
「舞も滑ってくれるかな 協力してくれるかな」って聞いたら
すぐに「舞も滑りたいし、協力できるよ」って言ってくれたので
その最後のひと押しで、私はこのサンクスツアーができることになりました
●8箇所目 神奈川・相模原
(スケート場って、そんなにいっぱいあるのかな?
長野にも小さい時によく行ってたスケート場があったけど、なくなっちゃったし
やっぱり帽子はマストなんだね
真央:おはようございます よろしくお願いします
●ステージの舞台裏も氷の上
メンバーは、スケート靴を履いたまま、ここにある部屋で衣装を着替えます
真央:集中して、心を込めて頑張りましょう せーの よし!(ハイタッチやハグ
真央:
初めてアイスショーを見に来たという方いらっしゃいますか?
半分以上ですかね 大丈夫ですか 皆さん寒くないですか?
観客:さむーーーい!
舞:私たちで温めます!
●プログラムは全部で17曲
初めてショーを見る人も楽しめるように、真央さんが選手時代に滑ってきた曲の中から
様々なジャンルを選んでいます
♪素敵なあなた
♪蝶々夫人(背中に蝶の模様が入った艶っぽい衣装
真央:
自分自身がもう一度滑りたい曲を選びました
その中からバランスよく、クラシックだったり
ちょっと明るい曲だったり、力強い曲だったりというのをセレクトして
私とスケーターが交代で滑れるような形を考えて作りました
選手の頃からずっとアーティストの方のように
いろんなジャンルの曲を滑れるようになりたいと思ってやってきたので
そういった思いがこのアイスショーにも詰め込まれています
舞台裏に戻り、急いで衣装を着替える真央さん
その間も代わる代わるメンバーが登場しショーを盛り上げていきます
♪幻想曲 鐘
(真央ちゃんの時と似たような衣装と振り付けの無良くん
♪虹のかなたに
♪仮面舞踏会
出番を待つ真央さん ふと何かを書き始めました
結露した壁に指で書かれた言葉は「がんばろう」
●体力はぎりぎり
1時間半のショーの中で40分ほど滑る真央さん
選手時代は長くても4分 ツアーを始めた頃はその負担の大きさに驚かされたと言います
真央:
体力はもうギリギリのところですね
初めて滑りきれるかなって不安になりました、途中から
それぐらいやっぱり呼吸とか体の疲れ具合っていうのはすごい初めての感覚でした
時間とともに真央さんには疲れが出始めます
(座り込む真央ちゃん 姉の舞ちゃんと手を合わせる
●真央さんに力を与えているのは仲間の存在
ツアーを重ねる中で仲間への感謝の思いも強く感じるようになっていったと言います
アナ:やっぱり仲間がいるって言うのは全然違いますか?
真央:
全然違います すごい頑張れますし すごい温かい空間になります
選手の時って、もちろん応援してくださる方もたくさんいたんですけど
生活も、リンクの上でも、なんか一人で頑張っているという感じがあった
サンクスツアーを始めてからは、スケーターの仲間がいて
お客さんが来てくださってできるアイスショーなので
一人でスケートをしているんじゃないという感じになりました
最後はソチオリンピックで世界中を感動させたこの曲 当時の衣装で披露します
♪ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番
(この一番大変なステップシークエンスが最後ってタフだな
真央:
スケート人生の中で、特にラフマニノフのソチの演技は
自分の中でも強い思いがありましたし、思い出に残っているので
一度はテレビで皆さん見たことがあるプログラムだと思うので
ぜひ生で見てもらいたいという思いもこもっています
<観客の反応>
「感動しました」
「間近で見られて良かったです」
「競技とか思い出して泣きました すごく近くて見やすかったです
いつも遠いので、オペラグラスとか使うんですけど
何もなく見られたので 顔も表情もはっきり見えてよかったです」
真央:
何回も公演を重ねていくと、本番でもプライベートでもいろんなことがあると思います
みんなで協力して、何かあったら、不安なことがあったら相談して
みんなでこれからも助け合っていきましょう
●幸せの場所
アナ:このアイスショーの場は、真央さんにとってどんな場所ですか?
真央:
幸せの場所ですね
今までに感じたことのない幸せの空気が会場ごとに溢れているのを私自身も感じます
お客様がこっちに来てくださって最高の舞台が整って滑れる幸せ
お客様が拍手や声援を送ってくださって、その中で滑れる幸せが
私たちの中にはあふれています
それと同時に、お客様にもその私たちの感謝の思いだったり
全力の滑りっていうのが伝わって、最後笑顔になってくださる
そこでみんなが幸せ、喜びの感情がワーっとあふれているので
私は本当に大好きな空間になりますね
やっぱり引退した時、選手以上の達成感や喜びって
味わえないのかなと思っていたんですけれども
そうではなくて、引退してからこのサンクスツアーを始めてから
本当にすごい幸せをたくさん頂いています
アナ:今、フィギュアスケートにはどんな思いで向き合っていますか?
真央:
(かなり時間をおいて考える
そうだな どんな思いで・・・
確かに選手の時とは思い方が違うかもしれないですね
今こうして最高の舞台で幸せを感じて
フィギュアスケートと向き合っているので
「ありがとう」っていう思いが強いかもしれません
選手の時は「ありがとう」って思ったことはそんなになかったと思います
常に同じ生活で、いろんなことがあっても機械的な生活をしていたんですけれども
今は仲間がいて、自分の表現したいものが表現できて
そしてこういった素晴らしい舞台で滑らせていただけて
本当にフィギュアスケートというものがあるから、私はすごい幸せだなと感じているので
やっぱり感謝の気持ちがすごく強いかもしれません
仲間に、そしてフィギュアスケートへの感謝の想いを込めて
浅田真央さんはリンクに立ち続けます
真央ちゃんのこれまでのプレッシャーや色んな事を思い出すと
一言一言のコメントに泣きそうになる
【内容抜粋メモ】
約2000ある客席は多くの家族連れで満席になりました
北海道から九州まで全国各地を回るツアーを開催
振付・演出も真央さん自ら手がけています
会場に選んだのは地方都市にある小さなスケートリンク
より気軽に、より近くで、自分たちの滑りを見てほしいという想いが込められています
真央:
皆さんこんにちはー!
相模原公演2日目お越しいただきありがとうございます
会場がコンパクトなので2階のお客様も見やすいと思いますけど 見えますかね皆さん
真央:
私も幼い頃に伊藤みどりさんのアイスショーを見て
いつか私もこういったキラキラした舞台で滑りたいと思って頑張ってきたので
子どもたちにも私たちのショーを見て夢を与えられたら嬉しいと思います
●全国を訪れて
再びリンクに立った真央さん アイスショーにかける思いを語ります
真央:お待たせしましたよろしくお願いします
アナ:今はもう毎週のようにアイスショーをやって大変じゃないですか?
大丈夫です
アナ:毎日の生活どうですか?
毎日はもうスケート一色の生活ではありますね
アナ:先日福島に行った時は、美味しいお蕎麦を食べられたんですよね?
お蕎麦の中に一本まるまるネギが入ってて
そのネギを使ってお蕎麦を食べるんですね そういう体験をしました
アナ:どうでした?
すごく美味しかったです
アナ:そうやっていろんなものを食べられるっていうのも楽しみですか?
そうですね 各地に行って、いろんな美味しいものをいただけるので、そういう楽しみもあります
アナ:選手時代はそこまでできなかったから
そうですね 本当に海外も色々行ったんですけど
なかなかその土地の美味しいものを食べることができなかったので 今は存分に楽しんでます
アナ:いろんな地域に行ってアイスショーをしようと思ったのはどういう思いからですか?
できるだけ私自身が皆さんの近くに行ってアイスショーをすることで
スケートの良さを知って頂けるかなという思いもありますし
このアイスショーをやるって決めるまではスケートはもういいかなと
もうやめてもいいのかなと思っていたんですけど
いざこのサンクスツアーを始めたいと思ってから、毎回各地を終えるごとに、
こんなに本当に素晴らしい舞台で滑れて幸せだなといつも感じています
●「浅田真央サンクスツアー」
ショーのリハーサル
一番乗りでリンクに入ってきた真央さん
左足からスケート靴の紐を締め、左足からリンクに入る
選手時代から決めている動きを今も続けている
さらにスケーティングの基礎をひとつひとつ確認しながら行うウォーミングアップ
これも変わらない習慣です
●真央さんを含め10人のスケーターが全国を回る
メンバーの中には、姉の舞さんや、
長年日本代表として共に戦った無良崇人さんがいます
さらに自らオーディションでメンバーを選び
真央さんはサンクスツアーを作り上げてきました
ツアー開始から半年
公演を重ねた今も、より良いショーを見てもらおうと練習を重ねています
真央:
例えばこれだけでいい
それだけでいいから、もっと手前で入っちゃっていい
いいね、いいね(自分でもやってみせる
タンタンの時の表情がみんな違うんだよね ちょっと強い感じで 強い笑いみたいな
そうそうそう そっちにして
イメージ的には、ミステリアスな
情熱的な大人の女性になるわけだから 子どもの笑いじゃなくて
(真央ちゃんには演出の才能もあるし クリエイティブなんだな
この日も納得がいくまでスケート技術や、細かい表現を確認しました
アナ:最後、何を確認してたんですか?
真央:
今、全部通しでやってたんですけど
そこで見つかった直すところとか
ちょっと気になる点をみんなに伝えてっていう感じですね
●引退スケートへの思い
2017年4月 引退会見
真央:私、浅田真央は、選手生活を終える決断をいたしました
引退を発表した時、真央さんは再びリンクに立とうとは考えていませんでした
アナ:
去年の4月 引退を表明しました
あの時はフィギュアスケートに対してはどんな思いだったんですか?
引退発表をした時、私は8月のアイスショーが終わったら
もうそれでスケートにはさよならをしようって思っていた時だったので
このサンクスツアーが始まるとは思っていなかったです
アナ:もう、一つ区切りをつけようと思っていた?
そうですね 多分それだけフィギュアスケートが嫌いになっていたのかもしれません
●その後、半年間 約20年ぶりにスケートから離れた生活を送った
その中でスケートへの思いを見つめ直していった
真央:
自分が何をやりたいのかな 何ができるのかなって
いろんなものを見たり、感じたり、考えたりしてきたんですけれども
結局は、最終的に自分にはスケートしかないって思いましたし
自分が今出来る事っていうのは、スケートを滑って
全国の皆さんに感謝の滑りを届けること
それがしたいと思ったのでこのショーが始まりました
アナ:最初に相談したのはどなたですか?
マネージャーさんです
アナ:どういう返事が来ました?
何だったっけ?
最初、和田さんに相談して、やっぱりやるかもしれないって言ったかもしれない
和田マネージャー:何ができるかなって
真央:
まずはそこからでしたね 私には何ができるんだろうって
“いろんなことを見て、いろんなことを経験して
いろんなことを感じてっていうのが
まず最初なんじゃない?”っていうことは話してくれました
●周囲の後押し
アナ:お姉さんの舞さんにも相談しました?
そうですね やると決めてからは一番最初に姉に伝えました
アナ:どんな反応でした?
やはり、あと最後のひと押しが私はどうしてもできなかったので
姉に最後「アイスショーをやりたいんだけど」っていうことを相談して
「舞も滑ってくれるかな 協力してくれるかな」って聞いたら
すぐに「舞も滑りたいし、協力できるよ」って言ってくれたので
その最後のひと押しで、私はこのサンクスツアーができることになりました
●8箇所目 神奈川・相模原
(スケート場って、そんなにいっぱいあるのかな?
長野にも小さい時によく行ってたスケート場があったけど、なくなっちゃったし
やっぱり帽子はマストなんだね
真央:おはようございます よろしくお願いします
●ステージの舞台裏も氷の上
メンバーは、スケート靴を履いたまま、ここにある部屋で衣装を着替えます
真央:集中して、心を込めて頑張りましょう せーの よし!(ハイタッチやハグ
真央:
初めてアイスショーを見に来たという方いらっしゃいますか?
半分以上ですかね 大丈夫ですか 皆さん寒くないですか?
観客:さむーーーい!
舞:私たちで温めます!
●プログラムは全部で17曲
初めてショーを見る人も楽しめるように、真央さんが選手時代に滑ってきた曲の中から
様々なジャンルを選んでいます
♪素敵なあなた
♪蝶々夫人(背中に蝶の模様が入った艶っぽい衣装
真央:
自分自身がもう一度滑りたい曲を選びました
その中からバランスよく、クラシックだったり
ちょっと明るい曲だったり、力強い曲だったりというのをセレクトして
私とスケーターが交代で滑れるような形を考えて作りました
選手の頃からずっとアーティストの方のように
いろんなジャンルの曲を滑れるようになりたいと思ってやってきたので
そういった思いがこのアイスショーにも詰め込まれています
舞台裏に戻り、急いで衣装を着替える真央さん
その間も代わる代わるメンバーが登場しショーを盛り上げていきます
♪幻想曲 鐘
(真央ちゃんの時と似たような衣装と振り付けの無良くん
♪虹のかなたに
♪仮面舞踏会
出番を待つ真央さん ふと何かを書き始めました
結露した壁に指で書かれた言葉は「がんばろう」
●体力はぎりぎり
1時間半のショーの中で40分ほど滑る真央さん
選手時代は長くても4分 ツアーを始めた頃はその負担の大きさに驚かされたと言います
真央:
体力はもうギリギリのところですね
初めて滑りきれるかなって不安になりました、途中から
それぐらいやっぱり呼吸とか体の疲れ具合っていうのはすごい初めての感覚でした
時間とともに真央さんには疲れが出始めます
(座り込む真央ちゃん 姉の舞ちゃんと手を合わせる
●真央さんに力を与えているのは仲間の存在
ツアーを重ねる中で仲間への感謝の思いも強く感じるようになっていったと言います
アナ:やっぱり仲間がいるって言うのは全然違いますか?
真央:
全然違います すごい頑張れますし すごい温かい空間になります
選手の時って、もちろん応援してくださる方もたくさんいたんですけど
生活も、リンクの上でも、なんか一人で頑張っているという感じがあった
サンクスツアーを始めてからは、スケーターの仲間がいて
お客さんが来てくださってできるアイスショーなので
一人でスケートをしているんじゃないという感じになりました
最後はソチオリンピックで世界中を感動させたこの曲 当時の衣装で披露します
♪ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番
(この一番大変なステップシークエンスが最後ってタフだな
真央:
スケート人生の中で、特にラフマニノフのソチの演技は
自分の中でも強い思いがありましたし、思い出に残っているので
一度はテレビで皆さん見たことがあるプログラムだと思うので
ぜひ生で見てもらいたいという思いもこもっています
<観客の反応>
「感動しました」
「間近で見られて良かったです」
「競技とか思い出して泣きました すごく近くて見やすかったです
いつも遠いので、オペラグラスとか使うんですけど
何もなく見られたので 顔も表情もはっきり見えてよかったです」
真央:
何回も公演を重ねていくと、本番でもプライベートでもいろんなことがあると思います
みんなで協力して、何かあったら、不安なことがあったら相談して
みんなでこれからも助け合っていきましょう
●幸せの場所
アナ:このアイスショーの場は、真央さんにとってどんな場所ですか?
真央:
幸せの場所ですね
今までに感じたことのない幸せの空気が会場ごとに溢れているのを私自身も感じます
お客様がこっちに来てくださって最高の舞台が整って滑れる幸せ
お客様が拍手や声援を送ってくださって、その中で滑れる幸せが
私たちの中にはあふれています
それと同時に、お客様にもその私たちの感謝の思いだったり
全力の滑りっていうのが伝わって、最後笑顔になってくださる
そこでみんなが幸せ、喜びの感情がワーっとあふれているので
私は本当に大好きな空間になりますね
やっぱり引退した時、選手以上の達成感や喜びって
味わえないのかなと思っていたんですけれども
そうではなくて、引退してからこのサンクスツアーを始めてから
本当にすごい幸せをたくさん頂いています
アナ:今、フィギュアスケートにはどんな思いで向き合っていますか?
真央:
(かなり時間をおいて考える
そうだな どんな思いで・・・
確かに選手の時とは思い方が違うかもしれないですね
今こうして最高の舞台で幸せを感じて
フィギュアスケートと向き合っているので
「ありがとう」っていう思いが強いかもしれません
選手の時は「ありがとう」って思ったことはそんなになかったと思います
常に同じ生活で、いろんなことがあっても機械的な生活をしていたんですけれども
今は仲間がいて、自分の表現したいものが表現できて
そしてこういった素晴らしい舞台で滑らせていただけて
本当にフィギュアスケートというものがあるから、私はすごい幸せだなと感じているので
やっぱり感謝の気持ちがすごく強いかもしれません
仲間に、そしてフィギュアスケートへの感謝の想いを込めて
浅田真央さんはリンクに立ち続けます
真央ちゃんのこれまでのプレッシャーや色んな事を思い出すと
一言一言のコメントに泣きそうになる