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メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

知っておきたい!大きく変わったうつ病治療@あさイチ(2018年10月31日)

2019-01-30 12:47:07 | テレビ・動画配信








<知っておきたいうつ病 薬の正しい服用方法>


多種類飲んでも治らない?!

瀬戸さん(14年前 31歳の時にうつ病と診断された):
治療が始まると、薬がどんどん増えていったことを覚えています
これが一回に飲んでいた薬(手のひらにいっぱい11粒




なぜこの写真を撮影したのかと言うと、当時の心境を思い返してみると
こんなに飲んでたらおかしくなると思ったんでしょうね、自分で


瀬戸さんに鬱病の症状が現れ始めたのは、出産後
家事も育児も完璧にこなしたいと思っていたが
理想通りにできない自分を責めるようになり、気持ちが不安定になっていった

瀬戸さん:
本来ならばいい奥さんでありたいし、いいお母さんでもありたいけれども
なかなかそこに追いつけない そんな気持ちで辛かったですね

瀬戸さんは毎日寝込むようになり、それを見かねた両親と精神科を訪ねました
うつ病と診断され、「抗うつ薬」を処方されましたが症状はなかなか良くなりません

瀬戸さんの記憶では、処方される薬の量はどんどん増えていきました
その中には、「副作用」として衝動的になるリスクがある薬も含まれていました

瀬戸さん:
どんどん自分というものがコントロールがきかない
感情のコントロールがますますきかなくなっている感じがしていたので
怒り出したり、暴言を吐いたり
当時は性格というか、人格も変わってしまったかのような
うつ病の症状が改善するどころか、感情が抑えきれなくなっていった

家事も育児も親や夫に任せきりになり、うつ病と診断された翌年、離婚に至りました
(1年、家事・育児が出来なかっただけで離婚て 旦那がやればいいのに 冷たいな

その後も服用する薬は増え続けました
抗うつ薬の他、抗不安薬、抗精神病薬、気分安定薬、睡眠薬など
1回におよそ10錠服用するようになりました

瀬戸さん:
薬がなんとか自分の症状を良くしてくれるんじゃないかと信じていたので
先生にお願いして、「○×が効く」って言われると
自分もそれを飲んでみたいですとお願いしていただいたり

自分でネットで調べて、この薬がけっこう効くのかな
それを先生に聞いてみたり、といった感じで
とにかくこちらから先生に要望することもありました

治療を始めて5年後、うつ病はさらに悪化し、入院せざるを得なくなりました
瀬戸さんは仕方なく別の病院に移りました

すると、新しい主治医は薬の量の多さを問題視しました
今飲んでる薬が効いている感じがするか聞かれて
「いや、ちょっとよく分からない」

あまりにも量が多かったり、改善している感じも分からなかったので
「効いてるかどうか分からないような薬は飲まなくていい」と言われた

1回に数種類飲んでいた薬は2種類に減りました
次第にうつ病は良くなり、気分も前向きになっていきました

病院のデイケアに通い始め、新しい友人もできるようになり
5年前に病気は治り再婚

瀬戸さん:
体も軽いし、元の自分に戻ったというか、本来の自分が今の自分なんだろうなと思うので
自分を取り戻したかなというような感じがしています

(いつも番組で取り上げるのは、とても分かりやすいケースばかりだよね


うつ病治療に使われる薬




メインは「抗うつ薬」 抗うつ薬には5種類ある
6年前「日本うつ病学会」は、薬物療法に関するガイドラインを定めました
それによると、抗うつ薬はたくさん使う「多剤」ではなく
原則1種類「単剤」にするというもの
なぜこのように変わったのか、関西医科大学の加藤さんに伺います

加藤:
元々1種類でうつ病を治療しようとする原則があったんですけれども
20年ほど前に、それまでの抗うつ薬と比べて、副作用が圧倒的に少ない抗うつ薬が
日本でも使えるようになったという背景で、たくさんの種類を出しやすくなった

ただ、開始は単剤で治療する
複数の薬で開始すると、副作用のリスクがあって、
メリットよりもデメリットが大きくなってしまう

先ほどのようにすごくたくさん使ってしまうことも問題ですので
単剤治療を徹底させようということでガイドラインでまた改められた

大吉:そう決まっているのに、たくさん出されているんですか?

加藤:
その辺がなかなか難しい部分でもあるんですけど
先ほどのように患者さんに「薬を出してほしい」と言われたりとか
主治医の方も「どうにかしてあげたい すぐによくしてあげたい」
という2人の思いが重なって、ちょっとずつ種類が増えていき
なかなか減らしづらい状況もあったのかと思います

近江:複数処方するっていうのは、医療機関に罰則とかはないんですか?

加藤:
罰則はないですけれども、2年ほど前に、段階的に厚生労働省が
十分な薬物療法の知識や経験がない医師以外は
抗うつ薬を3種類以上処方すると保険点数が減点されるというような対応をとりまして
それで医師のほうも少しずつ減らしてきてるような印象はあります(お金の問題かい

大吉:3種類以上からなんですか?

加藤:
そうです 2種類までは、1種類目の抗うつ薬が効かなかった場合は
もう1種類出すことで効果が出るというような研究結果がありますので
2種類までは比較的よく使うんですけれども
3種類以上っていうのは、あまり研究結果もないし
リスクが上がってしまう危険性が高いので
いずれにしても、始める時は1種類ということは大事だと思います

Q:抗うつ薬以外とのお薬との併用はどうなんでしょうか?

加藤:
抗不安薬は、抗うつ薬の一つの特徴として、効果が出るまでにある程度時間がかかってしまう
それが待てないほどの症状がある人、不安や落ち着かないとか
そんな方には、治療の初期に限って抗不安薬を出すケースはありますが
漫然とは使わない感じ



薬の副作用のリスク

唐沢さん(30年前にうつ病になり、今も治療中)
一時期に比べるとだいぶ良くなりました
ドライフラワーなどを使ってリースやブーケを作る仕事や
ネット漫画の原作を書く仕事をして生活しています

唐沢さんがうつ病になったのは22歳の時
少女漫画を手掛ける大手出版社の新人賞を受賞し
プロの漫画家としてデビューした直後のことでした




唐沢さん:
編集者に「君の描く女の子は、どう見ても普通の子じゃないよ」と言われ
「普通の女の子で、普通のラブストーリーを描いて」と
そういう風にずっと“普通の女の子”を要求されていたので

出版社が評価していたのはストーリーではなく絵の上手さでした
自分が描きたい漫画を描かせてもらえませんでした

だから自分をずっと殺して描かなきゃいけない
自分をずっと否定されているというのがあったので
そういう色々なプレッシャーで本格的に眠れなくなったり
涙が出てきたり、そういう「情動不安定」

主治医に症状を訴えるうちに薬の種類がみるみる増えていきました






(このおくすり手帳を見て、薬剤師や誰もクスリの出し過ぎだって分からないのかな・・・

医師の指示通り服用していると、ある日、漫画家を続けられないような副作用が現れました

唐沢さん:
震えちゃって ペンを持ってもこんな感じ
字を書くのをもうこうやって抑えて書いてたので




薬の副作用の一つとして手の震えが起きる可能性のあるものが含まれていました
しかし主治医からは十分な説明がなく、副作用に対するケアもなかったと記憶しています

さらに、肝臓に負担がかかる薬をたくさん服用したために「急性肝炎」を発症したこともあります

唐沢さん:
すごくだるかった とにかくだるくて、横になっていないと辛い状態だったので
薬はなるべく飲まなくて済むなら、少ない量のほうがいいと思うんですよ

ゲスト:
どこか対処療法みたいなところがあるじゃないですか
僕の義理の母親もちょっと体調を崩して
お医者さんにかかった時に「こういう症状がある」て言うと薬をもらって
また薬をもらってってどんどん増えて、それでちょっと自分でおかしいと思う感覚って
大事にしたほうがいいですかね

加藤:
そうですね 自分でおかしいと思ったら、主治医にその思いを告げて
いつ頃からそういった症状が出ているのか
ただ調子が悪いのと違うとちゃんと訴えたほうがいいでしょうね

大吉:
気分が滅入ってる時に色々出されて、ちゃんと判断できるかといったら
ちょっと難しいかもしれないですよね



抗うつ薬などによって患者さんに現れる副作用









大吉:
こういう副作用が少しでも出たら変えるっていうことを頭に入れてやっていたほうがいいですか?

加藤:
副作用の性質 軽い副作用、一時的な副作用かによるかとも思いますし
その薬はどのくらい効果が出ているのか
メリットとデメリットを天秤に計りながら決めていくことになると思いますが

軽い副作用は我慢してもらう場合もあります
例えば「眠気」とかは、うつ病の治療などは夜も眠れるようになるし、昼もゆっくりできる
良いほうの面に働くようになるので

いざ働こうと思う時に、眠気が強くて働けないということになったら
やはりお薬を変えようか、減らそうか考える
その辺りは主治医とよく相談するほうがいいと思います
自分で勝手に判断して減らさないほうがいいです


視聴者からのメール 40代:
12年前にうつ病と診断され、初めは4錠からだった薬が19錠まで増え「薬剤性肝炎」になりました

加藤:
最初から4錠っていうのも多いです
薬は1錠を1種類を十分量使うということでバランスが取れるように開発されているので
多く飲むと様々な副作用のリスクがどんどん高くなってしまう
どんどん増えていくっていうのは問題ですね

ゲスト:かかるお医者さんによって、処方の仕方が全然違うわけですよね?

加藤:全然違うわけではないですが 一部ではたくさん出してしまう医師もいます



実体験を語る本を書いた小林エリコさん




高校2年生の時にうつ病と診断され、現在も闘病中で、
ご自身の体験を「この地獄を生きるのだ」という本にまとめられました

大吉:強烈なタイトルですね

エリコ:
私はこの時、すごい「いじめ」にあって、蹴られたりとか
高校生の時に一睡もできなくなって、精神科に通って
その後、自殺未遂を繰り返して、入退院を繰り返して
最終的には「生活保護」を受けるまでを書いた本になります
そこから再生していくストーリーなんですけれども






アナ:
そんな大変な中でも、自立していくということを諦めずに
現在は精神疾患の情報を発信するNPO法人の職員として働くまでに回復されているんですね
ただ小林さん自身も、たくさんの薬を飲んでいた時期、色々な副作用があったそうですね

エリコ:
まず最初に処方された時に5、6錠処方されたんですけど、1ヶ月で3キロ太ってしまって
他にも病歴が長いんですけど
20代の時、全然うつが良くならないので、お医者さんにも
「すごく不安だし、眠れないんです」って言ったらどんどん薬が増えて
最高で1日30錠飲んでたんですね
そしたら、動けないし、だるいし、食欲は増しちゃうし
結局80kgぐらいまで体重が増えたことがありました

近江:そこからどうやって体重を減らしたんですか?

エリコ:
多過ぎるってことで、当時通っていた精神科のデイケアの看護師さんが
「先生に言っておくから薬を変えましょう」と言って
他の病院の先生を紹介してもらったりして
「減薬」していらっしゃる先生のところで減らす方向で頑張りました

大吉:
飲んでる時は、さすがに自分でもこれ多いんじゃないかなと思いながら飲んでたんですか?

エリコ:
そうですね 徐々に増えていくので
お医者さんが処方してくれるからと思うから
お医者さんが間違えるわけはないと感じていたので
ちゃんと処方通りに飲めば、きっと治るんだって思っちゃってて
人から言ってもらわないと分からない状態でした うつって判断力も鈍るので

大吉:自分から「薬を減らして」とは言いづらい

エリコ:
言いづらいですし、なかなか気づけないです 医療に関しては素人なので

アナ:減らすのは難しいことなんでしょうか?

加藤:
そんなに難しいというわけではないですが、脳が薬に慣れてしまっている状態から
急に切ると、いろんな症状が出てしまうので
専門的に「この順番に減らしましょう」というのはあります

ご自身で勝手に減らすのは良くないですし
減らすのが難しい方に関しては、入院などして減らすと
比較的短い期間で減らすことができる場合もあるので、色々な減らし方があります

アナ:
お医者さんとの密なコミュニケーションが大事だと皆さん実感されたと思うんですが
ここも小林さんはご苦労されたそうですね

エリコ:
良い医師に出会える、見つけるのが本当に大変
私はあまり運が良くなかったので、最初のお医者さんとかすごい怒ったりとか
私は薬を飲んで1ヶ月で3kg太ったですけど、「これはお薬のせいでしょうか」って聞いたら
「そんなわけはない あなたの不摂生です」とすごい怒られてしまって
「あー やっぱり私が悪いんだ」と思って
でも実際は副作用だったと思います


医師への不信感

アナ:伝えるのも大変だっていうお話もありますが、どう伝えたんですか?

エリコ:
診察にそのまま行くと緊張してあまり話せないので
紙にメモして、それを渡したりとかしていました

やっぱりどうしても、お医者さんて、自分より偉いっていう風に患者さんは考えてしまうので
とくに病気の最中って「自己肯定感」が下がっているので
そうしないと伝えにくいですね

大吉:
薬の効果が現れるまでに期間がかかったりとか
普通の風邪とかとまた違うと思うんですけど
必ず薬で効果があるんですか?

加藤:
正しく使えば効果があると思います
ただ中には、残念ながらちょっと難しいケースもありますが
治ると信じて頂いていいと思います

アナ:
効果があるかないかの見極め方の前に
やはり「こういうお医者さんはやめておいたほうがいい」
「こういうお医者さんは頼りになる」という目安とかヒントはありますか?

加藤:
今のように、副作用が出ても対応してもらえないお医者さんであったり
薬を増やす時、変える時などに説明がないお医者さんや
むやみに不機嫌になるというのも
精神的に病んでる人にはきついと思うので
主治医を変えることも検討しても良いのかもしれませんが

一方で、自分が欲しいお薬を出してくれないとか
自分に厳しいことを言うということだけで主治医を変えるのはあまり良くないと思います

多くの場合は、病気が早く良くなるという判断でしていることが多いので
精神科は、他の科よりも患者さんと治療者の関係が非常に大事になりますので
よく相談できるお医者さんを選ぶことが大事ですし
治療関係ができたら、むやみに変えないほうがいいかなと思います

ゲスト:判断のタイミングが難しいですよね 長くなればなるほど

アナ:
この薬が効いているかどうか見極めるのも大切です
効いていれば、日常生活にちょっとした変化が現れます


大阪 米田さんのケース






米田さんは週に2度、商店街の一角で子どもたちにそろばんを教えています
かなり元気になりましたが、今年2月にうつ病と診断されました
米田さんをすぐそばで見守りながら支え続けているのは夫のケンジさん
そろばん教室が終わると、シャッターを下ろして施錠するのがケンジさんの役目です


腸閉塞の手術後にうつ病に
米田さんがうつ病になったのは、腸閉塞で手術を受けたことがきっかけでした

米田さん:
一体どうしたら、どのくらい経ったら治るのかなあ
その不安がだんだん募ってきて、それでこれは鬱になっていってる


うつ病の症状は、米田さんが得意としていた毎日の料理にも現れ
徐々に苦痛になっていきました

米田さん:
自分が食べたくないし、口の中の味覚が分からなくなってきてるから
食べることに対して欲が全然ないんですね
買い物に行っても、献立が浮かばない
あれしてこれしての段取り 単純な段取りができない

ケンジさんも料理好きの妻に異変が現れていることを感じ取っていました

ケンジ:
一番思うのは味付けですね
おでんひとつにしても上手く出来る時と、そうでない時と違う





うつ病と診断された米田さんは、医師から抗うつ薬1種類と「睡眠導入剤」を処方されました
この抗うつ薬が効いているのかどうか見極めることが大切でした
薬を飲み始めて1ヶ月半 その効果が出始めていると感じることがありました

米田さん本人には味覚が戻ってきたという自覚はありませんでしたが
ケンジさんは毎日の味付けから、そのサインを見逃しませんでした

米田さん:
どのトマトを選んでも大して変わらないのに
症状がひどい時は、どれを選べばいいのか分からず何分も迷っていました

ケンジ:横で適当に私が選んでやることありましたね

それが以前のようにさっと選べるようになった

ケンジ:
作るものが美味しくなったとか、計画性がだんだん出てきた 化粧もするようになった

加藤:
鬱病の方はなかなか最初に気づきにくかったりするんですけれども
ものすごく元気が良かった時とどうしても比べてしまいがちになるんですが
2週間前、1か月前と比べてどうだったかとか
眠れるようになったとか、テレビを見て笑えるようになったとか
別に何でもないことを気にしてたけれども「ま、いっか」と思えるようになったとかですね
1日にちょっと余裕が出てきて「退屈になってきた」などというのもサインですね


エリカ:
私も本当に鬱がひどい時とか、味付けができなかったですけど
良くなってくると、ちゃんとレシピを見て、作り方通りにできたりとか

ちょっと外に出てみようかなっていう気持ちになって
少し離れた駅まで電車で行ってみようかなとか
自分の心の中から外側に向いて行くようになりますね

大吉:周りが気づくっていうのも一つ大事なことですかね?

加藤:
家族はとても大事
もう一つ大事な症状として、進行の仕方としては
最初仕事を休んでいた人など、全く仕事のことが考えられないっていう人が
良くなってきて「復職をどうしようか」と考え出すと
ちょっと不安になったり、またぶり返したような症状が出ることがあるんですけれども
これは次のステップにいけたからこそ出てくる症状の悪化であって、
そんなに悪い兆しではないと感じます


<700を超えるメールが来た>

視聴者のメール 40代 体験談:
うつ病の薬が全て悪いわけではありません
私は実際動けなくなった時、薬に救われました

東京都 20代:
現在うつ病の治療を始めて2年で、薬は1種類を服用しています
一時期、通院と薬の服用を自己判断でやめましたが、症状が悪化してしまいました
自己判断で服用を止めたり、薬の量を減らすのは危険だと思います
必ず先生に相談してください

近江:
自分で良くなったなと思って病院に行くのを止めたり、
薬を自分で止めるっていうのはよくないんですよね?


加藤:
離脱症状が出たりもしますし、治ったからといって
薬をすぐやめるのがいいかどうかっていうのも
主治医と相談して決めないといけない結構慎重なことなので
自己判断は良くないですね


20代:
現在抗うつ剤を飲んでいます
毎日同じ量を朝昼晩、寝る前飲んでいます

私の場合は、よく考え込んでしまうのですが
薬を飲んでいる間は、頭が働かなくて、体を薬に支配されているような感じがします
薬が抜けると、考えたり、動くことができます
正直、今の薬が自分に合ってるのか、何が正解なのかよく分かりません

近江:自分で薬が効いているのか、合ってるのか分かりづらいですか?

加藤:
なかなか難しいところなんですけど、薬の副作用と症状が見分けにくいので
薬を飲む前と比べて症状が良くなっているのにそんな感じなのか
鬱の症状がまだ残っていて、ぼんやりしているのか

抗うつ薬の効果、副作用、どっちともとれるんですけど
ちょっと考えすぎないようにするような効果もある部分はありますので
不安になりすぎないように、細かいことを考えすぎないようにする効果もありますので
その辺を考えつつも、やはり主治医に相談するのがいい

ゲスト:
些細な変化 前に進んでるのかそうじゃないのかっていうのが分かるぐらい
先生とコミュニケーションが取れてないといけないっていうことですよね?

アナ:医師の立場から身近な方の意見というのも参考になるとおっしゃいましたよね

加藤:
自分で気づけなかったり、小林さんのように、先生だから言えないところがある部分を
家族が言ってあげるとか、一緒に診察に行ってくれると参考になる部分は多いです


うつ病の患者さんの1種類の抗うつ薬を8週間投与し続けた結果を表したグラフ




下に行けば行くほど症状が改善されているということです
この黄色いラインが「寛解」 症状がないという状況を表しています
青い線は寛解した人たち 赤い線は全く効果がないという患者さんもいたんです

その割合にして、寛解は76% 効果なしが24%
4人に1人は、この薬の場合はなかったということ
そうすると、薬を変える必要があるということになるんですけれども


抗うつ薬の種類は大きく分けて5つに分けられる

加藤:
漢字で書いてあるのは昔の薬で、副作用が他の薬よりは多い部分があります
最初はこの新しい薬から使うというのが原則

さらに薬の作用する特徴から A、B 2つに分けられる
全く効果がなかった場合というのは、今まで飲んでいたものを止めて
新しい薬にかえる「スイッチング」

Q:その判断の時期はどのくらいのタイミングですか?

加藤:
1つのお薬を十分な量を飲むというのが大事
先ほどの VTR で各1錠ずつ並んでいたのが気になったんですけど
あれはもしかして十分な量ではないのではないかと

まず十分な量を飲むというのが第一で
1ヶ月、あるいは2ヶ月飲んでも反応がなければ「スイッチング」する時期かなと考えます

<量を増やすこともある>

反応があれば、量を十分に増やした上で、それ以上反応がないと判断した場合
スイッチのもう一つの方法ですが、そこにもう1種類付け加えることも効果的とされています

2種類を併用する場合、これが参考になるんですが
Aから2種類使わず、1種類ずつ組み合わせる
違うところに作用して、お互い助け合いながら消えていくと考えられています

近江:それは処方される薬の裏とかに書いてあるんですか?

加藤:
これは書いてないですけど、主治医に「これは何の種類ですか?」
「なぜこの2つを併用するんですか?」と聞いてみたり
聞きにくかったら薬剤師に聞いてみたり
ネットで自分で情報を探してもいいんですけど
余計な情報も引っ張ってきそうなので、添付文書などを見たほうがいいかもしれないですね
それだと間違ったことは書かれていないので

(ネットにも色々なことを書いてあるあるからねえ
 amazonの商品の口コミと同じレヴェル

アナ:
自分に合う薬が見つかって、症状が改善してきたら、今度は薬を減らしていく番です
ただここで焦りは禁物です


薬を減らして治す




大阪で暮らしている錦さんとタイ人のマホさん夫妻のケース
錦さんがうつ病になったのは2年前
職場で欠員が出て、そのフォローのため仕事量が急激に増えたためでした

仕事を急かされている気がして、会社に行くのが辛い
人の目が怖い みんなが自分の悪口を言っている そんな風に感じるようになりました

錦さん:
人が怖くなっているから相談できないし、
解決しないといけないものが解決できない状態だったんですね
だから全部自分で抱え込んで・・・

当時、結婚したばかりだった錦さん
妻には心配をかけたくないと、半年間、病気のことを隠していました

錦さん:最初、多分、薬があるのを妻が見つけて「何これ?」って聞いて

妻:
最初、うつ病って何?と思って 全然わからなかった
日本語で調べて、またタイ語で調べた

奥さんは、母国のタイでは「うつ病」を聞いたことがありませんでした
さらに驚いたのは、錦さんが飲んでいる薬の量の多さでした

妻:
「なんでそんなに薬多いんですか?」みたいな感じで
体調が良くないときいてるんですけど、でもこんなに多く飲むの?みたいな ちょっと心配して

そこで奥さんは、錦さんを別の病院に連れて行くことにしました
ちょうど自宅近くにあったのが関西医科大学病院です 加藤さんが主治医になりました




それまで1日に3種類飲んでいた抗うつ薬は1種類だけになりました

治療を始めて1年半
妻と外に出かけたり、趣味の格闘技のジムに通うようになったり
かなり元気になってきました
最近は抗うつ薬を飲む量を減らしていく相談をしています


<診察の様子>

加藤:
鬱の時に感じていたような憂鬱な気分とか
ちょっとしんどいなとか、普段より疲れやすいなとか
その辺りはいかがですか?

錦:特に普段と変わらない 調子がいい感じ

加藤:食事もとれてますか?
いっぱい食べてますね

加藤:奥様からは何かありますか?
多分、大丈夫です

加藤:おうちではどうですか?
普通に元気になって、以前と全然違うなと思っています
元々元気だった時とほぼ同じ ほぼ戻っています


調子の良い状態が続いていることを確認した加藤さん
仕事のない土日の2日間は、薬を飲むことをやめることを提案しようと考えていましたが

錦:
最近、会社の先輩が病気で来週から仕事量が以前に戻るから
どうなのかなと思って ちょっと不安です


加藤:
無理してお薬をやめなくてもいいかもしれないですね ちょっとストレスがあるので
抜こうと思ったらすぐに抜けると思うので
それよりも、もう1回悪くなるリスクを低くしたほうがいいと思うので
毎日継続して飲んでみましょうか

(診療ってこれだけなんだよね 5分間診療
 ただ最近の調子を聞いて、薬の処方を調整するだけ

錦さんの不安な気持ちを聞いた加藤さん
症状が悪化しないよう、引き続き毎日飲み続けるように指示しました

錦:
まだちょっと大変そうだったら、先生も相談してくれるし
とりあえず頑張れそうかなっていう感じですね

ゲスト:
仕事は続けなきゃいけないですからね
その仕事を続けていけるパターンと、そうじゃないのとあるわけですか?

(その仕事でうつになったのに、仕事のパターンは変えられないのが実状
 すべては体を壊したほうが負け組 自己負担 会社は何もしてくれない

加藤:
会社に行っても何も手につかないような状態
逆にそれで自分を責めてしまう、どんどん悪くなるような状態だと休まないといけないですし
うつ病の人は、みんな真面目なので、仕事を続けたいというんですけれども
その辺ちゃんと判断できるかっていうと、やはり専門家のやることだと思います

アナ:
その仕事を続けるためにも、土日だけクスリをやめようかと思っていたのを
とりあえず毎日飲もうという判断をされたわけですけど
症状が良くなったから薬をやめようとか、減らそうっていうのは
すぐにということではないんですね

加藤:
錦さんも、あの時点で良くなって会社に復帰できてから9ヶ月ぐらいたっている
なので、そろそろやめようかというのがあったんですが
症状が良くなって、元の状態に戻れてからですね

9ヶ月から1年は抗うつ薬を継続したほうが
やめてしまった場合よりも、明らかに再発のリスクが下げられるという研究結果が
たくさんあるので それも原則ですね


メール 40代:
「産後鬱」になりました
症状に合わせて薬が増えましたが、休養して、家事も無理しない
人に頼ることで、少しずつ良い方向へ行き、少しずつ薬が減っています
心療内科の先生と相性も良かったので、
これから少しずつ薬が減っていくことを目指していますが
薬に頼らないことも大切だと思っています

近江:
薬を減らしていきたい場合、一気に減らすのではなく
少しずつ、焦らず減らすほうがいいですか?

加藤:
その薬で副作用が出ているのであれば、ちょっと急ぎめに減らしたほうがいいですけれども
そうでない場合は、減らすことでまた悪化につながるリスクもあるので
いい主治医がいるのであれば、相談しながらやっていくのがいいと思います


アナ:最近うつ病に対して考え方が変わってきていることがあるんですよね?

エリコ:
「リカバリー」と言って、病気を持ったまま回復していく
自分の人生を選んで、自分の生きたいような人生を
主体的に生きていくっていう考えが主流になっていて
必ずしも病気を全てなくしてしまう生き方ではなく
病気を持ちながら生きていくっていう考え方に変わってきてます


Q:医師の方はどうですか?

加藤:
もちろん我々も、元々その人が現役だった時を目指して治療するんですけれども
うつ病の患者さんも、最初から元々の元気さを目指すのではなく
段階的に、階段を低くして、一つ一つのステップで目標を持って
目標を達成できたら、その次のステップにということで
この目標が達成できることで、自信が湧いてきて
自然と次のステップに行けますので
そうした取り組み方が大事になってきます

近江:
小林さんは、治療を続けながらお仕事をされてますけれども
周りの同僚の方とかからどんな風に言葉をかけてもらうと嬉しいなとかありますか?

エリコ:
私の勤めてる団体はNPO法人で精神保健に関わるところだから
職場の皆さんに理解があるんですね

「今日はとても疲れているようだから休んでもいいよ」とか
「ちょっとこの場が辛かったら、違う部屋、会議室で一人で仕事をしててもいいよ」とか

気にかけてもらえたり、通院時間も確保してもらったりしているので
「頑張っているね ありがとう」ってよく褒めてもらえています
褒められると嬉しいですね

大吉:どう接していいのか、正解がわからない 「頑張れ」って言っちゃいけないとか

エリコ:
頑張れないから仕方がないですけど、応援してくれてるっていう気持ちはすごく嬉しいので
別にそう言ってもらっても構わないし、むしろ関わらないほうがいいんじゃないかとか
腫れ物に触るように気を使うほうが辛いですね

Q:例えば「元気? よかったらご飯行こうよ」とかのお誘いのメールとかどうですか?

エリコ:
すごく嬉しいです
私のことを忘れていないんだなとか、気にかけてもらえているんだなと思って

加藤:
頑張れない人に「頑張れ」と励ますのは、一般的にあまり良くないですけど
頑張りたいと思う人に寄り添ってあげるとか
誘う時にも「ドタキャンしてもいいよ」っていうひと言で気楽にさせてあげる
というのは大事ですね


埼玉県 40代:
私は7年前にうつ病を発症し、家で過ごすことが多くなり
最近、聞いていなかったラジオをよく聞くようになりました
おかげで昨夜も博多華丸・大吉さんのラジオを聴いて、笑って少し気分が向上しました



<FAX コーナー>




加藤:
すでにもううつ病が治ってるという場合を仮定しますと
一般的には、たくさんのお薬を飲んでる場合は
1種類を2ヶ月くらいかけるのが一般的ですが

この方は治るのに結構な時間がかかっていますので
また元のうつ状態になると、繰り返さないというリスクと
今飲んでる薬の副作用がもしあるのであれば
どちらを取るかっていうのは、いい主治医が見つかったのであれば
その辺はよく相談したほうがいいかもしれないです





加藤:
授乳中は一般的に飲まないのでよければ飲まないほうがいいですね
私は飲む必要がある方には、最初の1、2ヶ月
大事な時期だから我慢していただく

粉ミルクでも赤ちゃんは元気に育ちますので
やはりお母さんが元気がないと、赤ちゃんにも良くないので
粉ミルクで育ててもらって、お薬を飲んでもらうということをお勧めします

その辺りは国の機関である「妊娠と薬の情報センター」というのがあって
どなたの相談にも乗ってもらえるので、そこに問い合わせて
どんなお薬を飲む必要があるのか、今授乳何ヶ月目かなどの情報を送ってもらうと
回答がくるようなものを利用して頂けたらいいと思います






加藤:
いいえ、それはないと思います
逆にうつ病なのに、それを放っておきすぎると認知症のリスクが上がってしまう
抗うつ薬は、そうした神経細胞がちょっと弱くなるところを保護してくれる働きがあるので
適切に使えばということですが
認知症になりやすいということはないです

おかしな使い方をすると、またちょっと問題ですけれども
「併用薬」「抗不安薬」などは、おかしな使い方をすると
認知症というか、頭がぼーっとすることがあるので
抗うつ薬に関しては、そんなに心配し過ぎなくてもいいと考えています





30代:
昨年の秋にうつ病と診断され、休職しています
ある人の勧めで「セカンドオピニオン」のつもりで他の病院に行ったところ
減薬が必要だと言われた

近江:
今通ってるお医者さんに申し訳ないんじゃないかという感じもしてしまう
セカンドオピニオンはどうでしょうか?

加藤:
こういうケースは本当に良かったんじゃないかと思いますし
先生への申し訳なさよりも、自分が治ることが大事なので
おそらく主治医とちゃんとした関係があったら
「そんなに心配だったら、他の医師の意見も聞いたほうがいいよ」って言ってくれると思いますので
それで「今の薬で大丈夫」と言われたら、より自信を持って
今の先生との関係を続けられるのでいいのではないでしょうか

小林さん:
うつ病って結構、まだ偏見がある病気だと思うんですけれども
私もこうして「あさイチ」に出させてもらって・・・


(途中で終わってしまった




朝ドラ『まんぷく』 第17週 「ラーメンだ! 福子!」

2019-01-30 12:08:02 | ドラマ
朝ドラ『まんぷく』 第17週 「ラーメンだ! 福子!」

脚本:福田靖

出演者:
安藤サクラ、長谷川博己、松坂慶子、内田有紀、松下奈緒、要潤、桐谷健太、大谷亮平 ほか

ナレーター:芦田愛菜(語り)

主題歌:DREAMS COME TRUE「あなたとトゥラッタッタ♪



【内容抜粋メモ】

昭和33年 元旦
萬平はまた新しいことを始めると言うがまだ分からない








カツコの家は家族が帰省して賑やか
まだ着物で正装したりする正月はあったんだ
鈴は神部にひ孫が見たいとか、25歳の吉乃にいい人はいないのかと聞く
(こういう質問ダイキライだった!

フ家に真一が来ると裏庭に畑を作っている
大根、白菜、ほうれん草などを植えるつもり

狭い借家って言ってるけど、ワンルームのアパート暮らしから見たら
充分広い一戸建て 今で言えば、癒される古民家




池田信用組合の景気も少しずつ戻ってきた
マの退職金に5万円を渡す(また元手になるねv

敏子も来る 年賀はカステラ
セラも来る みんなからお年玉をもらう子どもたち




セラ:
次は何を発明するか俺は大いに期待してる
おもろいもん作ってくれたら、俺が売りまくってやる

カツコらもみんな来る またお年玉!

(私はこうして親戚が集まるのが本当に苦手だったことを思い出した
 一度は本気で押し入れの布団の奥に隠れたこともあったっけ

 長男とは結婚すまいと誓った
 大勢のご飯作って、出して、片付けて、お茶出して、片付けて、
 また次のご飯作って、出して、片付けて、、、の延々ループ地獄
 その間、男たちはビール飲んで、喋って、寝て なに、この差!?
 みんながみんな「賑やかな正月が好き」じゃないよ


フ:最近、よく昔のことよく思い出す 闇市でラーメン食べたこと







フはまだパーラーで働いてる
テレビ、冷蔵庫、洗濯機で「三種の神器」は急速に広まった




まだ美人画を描いているタダヒコ
カツコの家にもテレビがあり
「自信作が出来たから観てくれ」と言ってもみんなテレビに洗脳されてる


マ:お前が毎日やってる仕事の中で一番大変なのは何だ?

フ:
毎日の食事を考えること 食べながらもう明日何作ろうって考えてる
やっぱり一番大事なのは食事ですから マがいつも言ってましたよね

ひらめいた?
これまで何度も何度も「ラーメン」って言ってたこと思い出した




マ:
たしかにその通りだ
人にとって食べることは大事 それを作るのは大変
戦後、闇市で見たあの行列 みんな温かいラーメンが食べたかったんだ
どうしてここで食べられないんだ!

フ:ラーメンは屋台や中華料理屋さんで食べるものだから

マ:ラーメンだ! 見つけたぞ





またサキが枕に現れる
サキまで新年の挨拶w こんなに長く合間、合間に出演するって
まとめ撮りじゃなさそうな気がするんだけど

サキ:
脈絡がなくてええんやない?
今まで心の中にずっとあったものがフっと出てきたんよ
マをしっかり支えてあげなさい

サキはシのところには出ないの?
自分への執着は手離してほしいから?


2人で屋台に行き、店主と話す

店主:
まずは香りが食欲をそそる
手打ちの麺でコシがある 専売特許みたいなもんや
スープにも時間がかかる だしは煮干やシイタケなど2日も煮込む
戦争で家族を失い、会社もなくなり、一時は浮浪者同然だったが
ラーメンの屋台を引き始めた
どうしたら美味しくなるか12年もかかった

マ:このラーメンを家でパパっと作れますか?(ww

そういえば、ラーメンの屋台って消えたね
前はクルマでラーメン屋、焼き芋屋、お豆腐屋、いろんなのが来てた
今は怪しげな廃品回収車ばかり


家族に話すと、屋台を引くのか、ラーメン屋を開くつもりなのかと質問攻め

マ:
誰もが家で簡単に出来ないか
世の中の主婦をラクにしてあげたい
うどんや蕎麦は家で食べるじゃないか


セラに話すと反対する
セラ:世の中に需要があるから売れる
(期待してると言いつつ、考え方が保守的なのは鈴と同じ

しのぶ:そのラーメンは誰が作るの?
フ:私たち?
しのぶ:そんなんイヤやあ!

アキラは男の夢にロマンを感じる




神部も聞いて興奮する




神部:
あの人は天才的な発明家や だから尊敬してる
今すぐ仕事辞めて手伝いたい!

ラーメンが頭から離れないマ
たくわんの手間を話すフ






(今はなんでもスーパーに売っているものを
 昔はみんな女性が手づくりしてたんだから、ほんと尊敬する!

フ:
マが作りたいラーメンは一夜漬けですね
どんなラーメンが見えますか?(具体的なイメージが大事だね

マ:まだ全然見えない でも霧は晴れてきた

この夜はサキ姉は出なかった
そうか、熟睡している時は夢を見ない 見ても忘れてしまう
毎晩ユメを見ている私は、熟睡してないってことか?

マはいろんな店でラーメンを食べまくり、研究する

一夜漬けラーメンの話を聞いた神部はいてもたってもいられずマに聞きに行く
タカに子どもが出来たんじゃないの?

条件が見えてきた

1.美味しいこと 毎日食べても飽きない

2.
安いこと 戦後、アメリカから大量の小麦が入った
米が不足しているから食糧支援
そのほとんどはパンとなる→学校給食など
でも東洋には麺の文化がある
小麦が安いならラーメンも安く作れる

3.簡単に作ること→ここが分からない

神部がアイデアを言う
(缶のラーメンもあるけどね あれはコンニャクだっけ?

カ:手伝わせてください 仕事後に駆けつけます!


神部が帰ると家族が怒って、タカは泣いている
妊娠3ヶ月とやっと聞く
鈴:毎日、まっすぐ家に帰ってくるのよ


フ:やっぱり理事長は性に合わなかったですか?

マ:
性に合わなかったら8年もいなかった
でも、あの万能調理器を見た時、子どもみたいにワクワクした

フ:そしたら今は幸せですね






サチ:
お父さんとお母さんには言わないって約束して
私、学校行きたくない いじめられるから

ゲン:
お父さんのことか
あんなん相手にすな 僕は平気や
いじめられたら兄ちゃんのとこに来い
絶対守るから いっしょに学校に行こ
お父さんとお母さんには言うなよ(定職がないから?




神部は子どもが出来て、手伝いに来られないと報告に来る

ヨシノは結婚するなら父のような人がいいと言う
ヨシノ:好きな人がずっと家にいてくれたほうがええ
タダヒコさん、褒められたり、鈴にけなされたりww

しのぶ夫婦に子どもが6人いるって初耳
子どもに手がかからなくなったから店を始めた
アキラは不動産屋のボンボン、しのぶは織物屋の3女でお嬢様


マ:
まだ三種の神器が揃っている家は少ない
だからラーメンも常温で保存出来ないといけない
妊婦や子どもが安心して食べられる安全な食品でなくてはならない
これで全部条件が揃った

(インスタントラーメンてそんなに栄養食で安全? 添加物いっぱいだけど
 こういう理由で作られたのか 今では「なんでもインスタントで済ませて・・・」なんて言われるけど





2人の子どもが泥だらけで怪我して帰る




ゲン:
お前らの父ちゃんは、理事長をクビになって
ルンペンになったって言われた
ラーメン作るって言ったらケンカになって
ラーメンなんて止めて! また信用組合で働いて!

サチ:貧乏はいやや!

フ:
うちは貧乏やけど、毎日食べて、学校に行ってる
なにか不便な思いをしたことがありますか?

ラーメン屋になって何が悪いの
お父さんはほんまはものづくりの人やの
世の中の役に立つものを作る発明家なの

だからバカにした人たちも、お父さんが作ったラーメンを
美味しいって食べて笑顔になります

誰に何を言われてもケンカしたらダメ
今に見てろって思てなさいゲン
ニコニコしてなさいサチ

その日以来、マはさらに没頭する
毎日ラーメン食べてたら塩分摂り過ぎじゃない?

マ:
世の中にはいろんなだしのラーメンがあると分かった
九州では豚の骨から作っていた
誰もが美味しいと思えて、飽きのこない味




フ:
鶏ガラは?
ゲンは以前、鶏をしめてるところを見て、鶏肉を食べられなくなった
でも、鶏ガラのだしのおじやは美味しいと食べてくれる
(今の子ども、大人にも見せてあげたい どう大量に殺されているか

鶏ガラは安く、1kg買ってくる
マ:ちょっと物足りない

ごま油をアキラから借りる
マ:足せばいいか引けばいいか分からなくなった

生麺は保存がきかない
そうめんは細すぎる
今度はスパゲッティをアキラから借りる
「ラーメンじゃない」「変な味」

簡単さと保存に悩み、フが昆布にお湯を注ぐことでひらめく




マ:
乾麺にあらかじめ味をつけて、どんぶりに入れてお湯を注げば
麺に水分が染み込み、味が溶け出してスープになる

家族に話しても誰も理解出来ない

フ:誰にも分からないということは、まったく新しい商品てことやわ
(考えがポジティブ

タダヒコ:せめて名前だけでも付けてくれ

鈴:即席ラーメンはどう?(まさかの鈴さん!




また反対するセラ
フ:マは絶対作る その時セラさんは言う「それをオレに売らせてくれ!」


マ:庭の畑を諦めてくれ ここで即席ラーメンを開発するんだ


そっか、メーカー名じゃなくて、即席ラーメンか
やっと本題に入って、ひと安心
次週は前の仲間も戻ってくるっぽい

今回の朝ドラは、2人とも芝居が上手いし、人気の役者が演じているから
ストーリー展開がポイント