【THE BIG ISSUE VOL.347】
【内容抜粋メモ】
ビッグイシューでは、一度は販売者を辞めたものの、再び復帰する“出戻り組”もいる
JR神戸線六甲駅の小川さん(39)もその一人
20代後半は、2008~2010年に東京で販売
生活保護受給のため、一度去ったが
社会復帰を勧めるケースワーカーの追い立てにたまらず
派遣の仕事を始めたが仕事が合わず、半年ほどで退職し
再び路上生活に戻った
“手配師”に声をかけられて日雇い労働
住居を提供する支援団体による生活保護受給
住み込みの派遣労働など、東京、群馬、千葉、広島、姫路を渡り歩いた
物心ついた頃から児童養護施設育ちで
小5の時、初めて会った家族とは馴染めず
すべて否定する父と相容れず、家に自分の居場所はなかった
もう15年も家族とは会っていない
やっぱりもう1回やってみようかなと思い
今回もすぐに受け容れてくれた
再登録後も何度か売り場を変え
またビッグイシューを離れた
六甲道の売り場では、これまでと違う覚悟があった
「ビッグイシューの夏はきついぞ!とずっと言われてきて
今まで一度も夏を越えたことがなかったが
今回はステップハウスに入るという目標があり
この夏は乗り越えようと決めていた」
その夏は統計開始以来最も暑い夏だったが
売り上げを落とさなかったのは1つの自信になった
ステップハウスに入居した9月からは、台風が立ちはだかった
「9月前半はピンチでしたが、とにかく売り上げを維持して
普通のアパートに入って正社員になるのが今の目標です」
コミュニケーションが苦手な小川さんの最良の友は
施設にいた頃から読むようになった小説
「特に長編が好きで、現実とは違う世界に旅できるのが唯一の楽しみ」
過去の仕事でも印刷会社や本の取次店だけは長続きした
「本に関われる仕事ならなんでもいいから携わりたい」
著 稗田和博
***
「ビッグイシュー日本版 BIGISSUE JAPAN」
“1冊350円で販売。180円が販売者の収入になります。”
[ホームレスの仕事をつくり自立を応援する]
「ビッグイシュー」は、ホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として
1991年、ロンドンで始まった 創設者はジョン・バード氏
住まいを得ることは、単にホームレス状態から抜け出す第一歩に過ぎない
[仕組み]
1.販売者は、この雑誌10冊を無料で受け取る
2.売り上げ3500円を元手に、以後は170円で仕入れ、350円で販売 180円を収入にする
[条件]
顔写真つきの販売者番号の入った身分証明書を身につけて売る
このほか「8つの行動規範」に基づいて販売している
【ブログ内関連記事】
「ボブとジェームズ、東京へ行く」@ビッグイシュー
「猫のボブが私をホームレスから一人の人間にしてくれた」@ビッグイシュー
『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(A Street Cat Named Bob)』(2016 ネタバレ注意)
求む! オフィス・スペース!
「年間購読のお願い」@ビッグイシュー
売り切れていた316号もPDF版で購入可能にv
【内容抜粋メモ】
ビッグイシューでは、一度は販売者を辞めたものの、再び復帰する“出戻り組”もいる
JR神戸線六甲駅の小川さん(39)もその一人
20代後半は、2008~2010年に東京で販売
生活保護受給のため、一度去ったが
社会復帰を勧めるケースワーカーの追い立てにたまらず
派遣の仕事を始めたが仕事が合わず、半年ほどで退職し
再び路上生活に戻った
“手配師”に声をかけられて日雇い労働
住居を提供する支援団体による生活保護受給
住み込みの派遣労働など、東京、群馬、千葉、広島、姫路を渡り歩いた
物心ついた頃から児童養護施設育ちで
小5の時、初めて会った家族とは馴染めず
すべて否定する父と相容れず、家に自分の居場所はなかった
もう15年も家族とは会っていない
やっぱりもう1回やってみようかなと思い
今回もすぐに受け容れてくれた
再登録後も何度か売り場を変え
またビッグイシューを離れた
六甲道の売り場では、これまでと違う覚悟があった
「ビッグイシューの夏はきついぞ!とずっと言われてきて
今まで一度も夏を越えたことがなかったが
今回はステップハウスに入るという目標があり
この夏は乗り越えようと決めていた」
その夏は統計開始以来最も暑い夏だったが
売り上げを落とさなかったのは1つの自信になった
ステップハウスに入居した9月からは、台風が立ちはだかった
「9月前半はピンチでしたが、とにかく売り上げを維持して
普通のアパートに入って正社員になるのが今の目標です」
コミュニケーションが苦手な小川さんの最良の友は
施設にいた頃から読むようになった小説
「特に長編が好きで、現実とは違う世界に旅できるのが唯一の楽しみ」
過去の仕事でも印刷会社や本の取次店だけは長続きした
「本に関われる仕事ならなんでもいいから携わりたい」
著 稗田和博
***
「ビッグイシュー日本版 BIGISSUE JAPAN」
“1冊350円で販売。180円が販売者の収入になります。”
[ホームレスの仕事をつくり自立を応援する]
「ビッグイシュー」は、ホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として
1991年、ロンドンで始まった 創設者はジョン・バード氏
住まいを得ることは、単にホームレス状態から抜け出す第一歩に過ぎない
[仕組み]
1.販売者は、この雑誌10冊を無料で受け取る
2.売り上げ3500円を元手に、以後は170円で仕入れ、350円で販売 180円を収入にする
[条件]
顔写真つきの販売者番号の入った身分証明書を身につけて売る
このほか「8つの行動規範」に基づいて販売している
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「ボブとジェームズ、東京へ行く」@ビッグイシュー
「猫のボブが私をホームレスから一人の人間にしてくれた」@ビッグイシュー
『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(A Street Cat Named Bob)』(2016 ネタバレ注意)
求む! オフィス・スペース!
「年間購読のお願い」@ビッグイシュー
売り切れていた316号もPDF版で購入可能にv