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名ばかり正社員若者から搾取

2012年04月07日 | 雲の日記

  

消費税増税に反対します


災害復興と言う名の公共事業の不正を許さない!



 皆さん、こんばんわぁ~!^^
今夜は寒いですね。ちょっと用事で外に出たのですが寒い!..寒い!.. 風まで吹いているから体感温度は相当に寒いです。暫く外にいると震えがきますね>< 風邪を引かないようにご注意下さい。

製造業の派遣解禁以来、正社員から非正社員への置き換えが進み、多くの若者が将来に夢を持てない労働環境に置かれてしまった。当初、正社員は非正社員について『自分達とは関係ない!』と思っていただろうが..案の定..労働条件悪化の影響は正社員にまで及んでしまったことは否定出来ないことではないでしょうか? 働く“あなた”は、どうでしたか?

『年越し派遣村』以来、何故か大手マスコミに取り上げられなくなった『非正規労働者』たちの悲惨な実態である。スポンサーからの圧力でもあるのだろうか、非正規労働者の情報は余りに少ない。
そんな中で昨日4月6日の朝日新聞に、こんな見出しの記事が載りました。

タイトル『正社員でも使い捨て  若者搾取する企業 見抜け』である。
インタビュー形式で、東京や京都、仙台で労働相談活動をしているNPO法人、POSSEの今野晴貴代表に聞いています。

(引用始まり)
---若者からの相談は、どんな内容が多いですか。
『実は、非正社員より正社員からの相談が多い。最近、増えているのが、正社員で採用すると言われるが最初の半年や1年は契約社員というパターン。『今、自分が正社員か非正社員か分からない』『いつまでも非正社員のままで約束が違う』といった相談が多い。正社員と非正社員が融合するような状態になっている。あと、かなり悲惨な形で会社を辞めさせられる例も多い』

---非正社員だけでなく、正社員も辞めさせられているのですか。
リーマンショックの後、非正社員は容赦なく首を切られた。同時に正社員も、若者を中心に『辞めさせられる』という形で職場を追い出された。企業は正社員も景気の調整弁として扱うようになっている。例えば、ある大手企業は本社の総合職で採用した新卒者を入社と同時に集団で子会社に出向させて、辞めるまでひたすら雑用をさせた。若者の正社員の働かされ方は、大きく劣化している

---どうしてそんなことになるのでしょう。
正社員が『代わりの非正社員はいくらでもいるそ』と、非正社員と競争させられている。さらに学校でも、正社員と非正社員の生涯賃金のグラフを見せて『非正社員になったらこんなに低賃金だぞ』と教える。それで、若者は何がなんでも正社員になりたいと思う。そこに企業がつけ込み、若者は命じられるままに働いて、体を壊したり、精神を病んだりする』
...
(引用終わり) (4月6日 朝日新聞)


正社員も結局は非正社員の増加によって、その地位を失いつつあるのです。
そして次に来るのは...

政府案の労働者派遣法の改正案は『製造業の原則(派遣)廃止』を野党の反対で削除しなければならなかった。これで日本の大手企業の多くは、堂々とこれからも派遣を使い続けることが出来るようになった。そして次に来るのは... 残る正社員からの搾取である。

残業代を払わないで長時間労働を強いられる『名ばかり管理職』が話題になりましたが、次は『名ばかり正社員』が登場するのです。私のように『非正社員の待遇を改善しろ!』と騒げば、財界は待ってましたとばかりに非正社員の待遇改善に乗り出すだろう。どう乗り出すのか言えば、それは正社員の給料を減らして『非正社員の給料にまわす』というものです。

『同一労働・同一賃金』を逆手に取り、正社員と非正社員の格差をなくすという理由で正社員の給料を下げようとするのです。正社員の給料が下がれば(当然に)格差は解消されていきます。低い給料の非正社員に合わせようという格差是正対策です。

低い給料にあわせる為に(格差是正の為に)は年功賃金も邪魔になります。出来るなら..企業にとって都合のいい人件費の基準は.. 若者の非正規雇用の賃金が、
正社員である老若男女の賃金と同レベルにしたいということだろう。

そうすれば(低いレベルでの賃金が横並び)日本社会から格差の問題はなくなるかもしれないじゃないかと思っている。開いた口が塞がらないですね><

それを証明するように2010年3月18日の日本経済新聞には次のような記事が載っていました。

(引用始まり)
年功型の賃金制度は時代に合わなくなっている。中途入社者が不利になり、労働力不足になる将来、外国人や高齢者を活用するときに企業自身が困ることになる。
年功型の制度は、社員をひとつの企業に囲い込む仕組みともなり、医療、環境関連など成長分野へ人材を移していく際に障害になる。職種や役割などに応じて賃金を決める制度が望ましい。・・・
非正規社員の労働条件を改善するには、組合員である正社員の賃金を抑えるなど、人事制度全体の改革も迫られる。
...
(引用終わり) (2010年3月18日 日本経済新聞)


マスコミで報道されなければ、どんな社会問題も国民からみれば『存在しない』ことになります。時々朝日新聞は良い記事を載せてくれるので嬉しくなりますね。この記事で..またまた朝日新聞の広告料が減るのではないかと心配にはなりますが...

最後に朝日新聞の記事の中で最も興味深いところを載せて終わりにします。

(引用始まり)
---若者の雇用の改善には、何が必要でしょうか。
『若者を使いつぶして、結婚して子どもをもうける人を減らし、少子化を加速させるのは社会にとって最悪の非効率。医療費や教育費の国民負担を減らして、最低賃金でもフルタイムで働けば、子どもが育てられる社会にする必要がある。そして、若い人間の将来を奪うような働かせ方をする企業は、たとえ巨額の利益をあげていても非難される社会にしていくべきだ
(引用終わり) (4月6日 朝日新聞)


人口比でいけば数の少ない若者達ですが、彼らが私達の老後の日本を支えていれる人たちなんです。その人たちに人生のスタート地点で辛い経験をさせてはいけないと思います。彼らの将来を奪うことは、私達の未来を暗いものにすると思って欲しいのです。

そして労働者を『使い捨て』にする企業は(例え、日本を代表するような大企業であっても)非難されるべきだと私も思います。 

若者達の将来を希望のあるもにしてあげたい!!












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