『荒らし』に遭ったblogです^^

『荒らし』はネット上で利害に反する書き込みをした人を攻撃する行為です。ネット監視会社、支持団体・自営等々があります。

2011年消費税増税は財界予定

2009年01月16日 | 雲の日記
             


2011年消費税増税は財界予定

 皆さーん、おはようございまーす^^     

今朝は、一段と寒さが厳しいようで辛いです。 ストーブが小さい所為か、
一つでは温まらないようです>< 特に窓際はしんしんと寒さが伝わって..

冷えるぅ~.. テレビを見ていると、自民党内が騒動になっているようだ。
2011年に消費税を増税すると明記すべきか、それとも明記しないかで揉

めている..^^ 私から見たら『茶番だ!』 
この問題は増税を明記するかしないかの論争であって、増税をするか、しな

いかの論争ではない.. 今から増税を明記しては来るべき選挙で不利になる。
だから明記しないで2011年が来たら、増税すればいいと言う訳だ><;

かたや麻生首相は2011年と明記して、確実に消費税の増税が2011年
に行われるようにしたい.. どちらも増税することは同じだ!!

それでは何故、2011年に拘るのだろうか?? この年に何か政治的問題
でもあるのだろうか?? 国債の大規模払い戻しの年でもあるのだろうか?

いや、何もない!! 普通の年だ!! それでは何故?2011年に拘るの
だろうか?? その理由は、ただ一つ.. 2007年1月1日に出された、

『日本経団連は、今後10年間にわたり日本が成長するための課題と施策を
まとめた長期ビジョン「希望の国、日本」(通称・御手洗ビジョン)を策定』

↑これに拠るのだ。この中には幾つかの提言がある。簡単に列挙してみよう。

『【御手洗ビジョンの骨子】
・技術革新などで年平均実質2・2%、名目3・3%の経済成長を実現、
 平成27年に1人あたり国民所得を17年比3割増
・11年度までに消費税率を2%程度引き上げ
・法人税実効税率を30%程度に引き下げ
・労働市場改革で27年までの労働力人口減少幅を100万人以下に抑制
・東アジア全域に及ぶ経済連携協定の実現
・27年度をめどに道州制を導入
・愛国心に根ざす公徳心の養成
・憲法改正を実現』 


余りに図々しい提言ばかりだが、この中に2011年までに消費税2%増税、
2012年以降3%の増税で、最終的には10%の増税が提言されている。

この『御手洗ビジョン』を誠実に守ろうとしているのが自民党の今回の騒動
なのだ。ところが自民党の数々の労働法の改正・後期高齢者医療制度などで

国民の人気は低下した。次の選挙では危ない議員も出てくるだろう..そこで
流石の自民党議員も選挙前に『消費税増税の明記』は困ると思いだしたのだ。

自民党内の今回の騒ぎはその程度のことなのです。消費税増税に反対の自民
党議員なんて一人もいないのです。それを忘れないで下さい。

そして消費税増税分を財源にして『法人税の減税』を目論んでいるのです。
御手洗ビジョンには、法人税の減税が提言されています。もし減税されれば、

『現行の法人実効税率約40%を30%程度にすれば、トヨタ自動車一社で
1000億円、キヤノンは400億円、全体では5兆円近い大減税です』
(2007年試算)

国庫に入るべき税金5兆円が消える訳ですね>< こんな都合のいい提言を
経団連(御手洗会長:キャノン)はしている訳です。

今問題になっている『非正規労働者』についても『御手洗ビジョン』は更な
る要求を出しています。

『労働問題について「ビジョン」は「労働関係諸制度を総点検していく必要
がある」と提起します。政府による「行き過ぎた規制・介入」がないか、
「労働者保護」の制度が企業の都合にあった「円滑な労働移動の足かせと
なっていないか」などといい、労働分野の「規制は最小限」にすることが
「待ったなしの課題」と言い切ります。』(2007.1.7 web赤旗)

非正規雇用者の首切りが簡単に出来るようになり、国民が『派遣法』(特に
製造業)の改悪に疑問を持ち始めた今、経団連が何としても『派遣法』を前

に戻したくない理由が分かると思います。彼らはコマーシャル料を盾にマス
コミに圧力をかけ、自分達の不利益にならないように働きかけると思います。

それで最近のテレビ報道は、極端に『派遣問題』が出なくなったのでしょう。
そして報道の多くは、下らない自民党の消費税時期の明記問題だけになって

しまった.. 騙されないで下さい.. 財界は金もある、コネもある、権力も
あるから、何でも出来ると思っている。

そして財界は、憲法改正まで『御手洗ビジョン』の中に入れてきた..
自衛隊を戦争の出来る軍隊にまでして、グローバル企業が海外展開する際の

護衛にしたいのです。海賊から守り、発展途上国の地元住民の反発から守り、
その代金は国民の税金で済む! 軍事力の強化で営業活動も優位になるか? 

『御手洗ビジョン』は愛国心教育を重視します。「国旗・国歌を大切に思う
気持ちを育む」として、教育現場のみならず、官公庁や企業、スポーツイベ

ントなどで日常的に国旗を掲げ、国歌を斉唱することまで求めています。
以上の提言は、国の政策でも何でもありません。 経団連が出した提言です。

財界の頂点に君臨する経団連(会長・御手洗冨士夫キヤノン会長)が2007
年1月1日に発表した、向こう10年の日本の方向性を示した「希望の国、

日本」(御手洗ビジョン)に書かれていることです。
そのことを政府・与党議員たちは必死に守ろうとしている.. 悲しいですね。

『御手洗ビジョン』は政治献金についても『経団連は政党の政策評価を継続
して実施・公表するとともに、政策評価を参考とした企業の自発的政治寄付

を引き続き呼びかける』としています。そして経団連会長の御手洗氏は率先
して寄付の増額をしています。 御手洗氏のキャノングループは、自民党の

政治資金団体「国民政治協会」に対して前年度比31・4%増の8030万
円(2007年度)を献金していました。

国民からは『政党助成金』として319億4000万円(09年度予算案)が
計上されています。このお金にはどんな働きがあるのだろうか? 無駄金?

ただの取られ損だろう.. それでも国民は、いいと思っているのだろうか?

今の日本にした責任は、財界を筆頭に政治家・マスコミ(テレビ・新聞)の
責任が重大だと私は思います。小さな利益の為に国の未来を売っているよう

にさえ私には見える.. 今の大企業の経営者に尊敬出来る人などがいるだろ
うか? まあ彼らも『尊敬』なんて言葉が存在することも忘れただろうが..
 

寒さが本番です。身体を冷やさないようにご注意下さいね。
今日も元気で ファイト!          






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。