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本当のワークシェアリング

2009年01月28日 | 雲の日記
           


本当のワークシェアリング

 皆さーん、おはようございまーす^^     

今日も寒い日になりました。寒い日には春を思い、暑い日には涼しくなる
秋を思う.. 四季がある日本の贅沢かも知れませんね^^ 四季に感謝です。

朝、ニュースを見ているとこんな記事が..
(引用始まり)
『自民党は27日、麻生首相が登場する第2弾のポスターを発表した。
キャッチコピーは「景気に全力。予算の早期成立こそ最大の景気対策。」。
09年度予算成立まで解散・総選挙を封印している首相の意向を踏まえて
作成。春ごろまでの期間限定の「中継ぎポスター」となりそうだ。』
(引用終り) (1.28 朝日新聞)

これを見て私はガッカリしました。何故かって? 自民党にガッカリした
訳じゃないのです。確かに相変わらず無駄なことしているな!とは思いま

すが、ガッカリした理由は『これでまた民主党は“解散・総選挙”を目当
てに協力』してしまうのだろうなぁ~と思うからです。去年の秋から民主

党は“解散・総選挙”をちらつかせられては政策成立に(結果として)協力
してきた。政策審議より“解散・総選挙”しか見ていない.. 民主党若手

の一部は頑張っているが、党首の小沢氏はまるで『政権交代』しか頭にな
いように感じる。日本社会にとって非常に重要なこの時期に、野党第1党

の民主党が政府与党の“解散・総選挙”と言う餌に誘導されているように
さえ、私には見える.. これだから政権交代は望んでも、民主党に一抹の

不安を私は感じるのだろう.. 小沢氏の政権交代への執着は、私怨??

今もニュースでは経団連の副会長(労使問題担当:大橋洋治副会長[全日
本空輸会長])が失業する人は40万人に達すると話していた。その上で

ワークシェアリング等の導入を議論する必要があると話していた..
テレビを見れば、アメリカ(EUも)の経済減速・失業問題が連日のよう

に映し出されている。アメリカは今回の世界的不況をもたらしたサブプラ
イムローンの発信元です。今までのアメリカは、5年先の収入まで担保に

してカードで物を買わせていた。そして信用不良の人たちにサブプライム
ローンを使って家を買わせた。本来、家を買えない人にまで買えるように

したのだ。経済成長が続けば“破綻”は先延ばしになったかも知れないが、
いずれは破綻するやり方だと私は思う。 2年位前にNHKBSが今回の

破綻のアメリカの『カード依存』『サブプライムローン』について報道し
ていた。 素人の私でも『これは危険だな!』と思える内容だったのに..

ましてや経済の専門家は、分かっていた人が沢山いた筈だろう.. だから
今回の経済破綻でも、被害を最小限に出来た人・企業はいたと私は思って

いる。ファンド会社に資金運用を頼んでいたような会社は被害を受けてい
るだろうが.. 日本の大企業にサブプライムローンの被害が少ないと言わ

れているのは、その所為だと思っている。ところがサブプライムローンの
実害だけでなく世界経済は信用不安のように一気に景気減速してしまった。

だから、海外で物は売れない.. 日本の外需型大企業は自動車・家電など
だから急速に売上が減少する。 その為に『製造業の派遣切り』が一気に

行われたのだ。経費の中で大きなシェアを占める人件費.. 出来れば派遣
だけでなく、正社員もリストラしたいだろう.. 会社が負担している社会

保障費も減らしたいだろう.. そこで出てきたのが『ワークシャアリング』
だと思っている.. EUにあるようなワークシャアリングではないだろう。

日本型『ワークシャアリング』だと、断言できる..

今まで史上空前の利益を上げていた日本の大企業は、労働者にはその利益
の分配をしないで役員・株主に分配、残りは莫大な『内部留保』となった。

労働者に分配しない理由は『企業の競争力』だった筈だ。今のような事態
も想定していただろう.. だから日本の大企業は、びくともしない筈だ!

それなのに、今度は労働者を解雇すると言う.. 40万人が職を失うだろ
うと脅かす.. 企業は自社の労働者を解雇しない努力をしないのだろうか。

企業は更なる人件費の削減のために、首切りを行う.. 出来れば正社員も
減らしたい.. 派遣問題でさえ、これだけ反対されているのだから、堂々

と正規社員の首切りはしづらいだろう.. だからと言って利益を圧迫する
人件費は徹底的に削減したい。そこで思い付いたのがワークシャアリング
=日本型なのだろう.. 

マスコミの報道もワークシャアリング導入を後押しするだろう.. 
その方法は簡単だ! アメリカの不況・失業者の状況を報道する.. その

前後にEUで行われているワークシャアリングの状況を好意的に映し出す。
それだけで人間の思考回路は『不況・失業者の増加→ワークシャアリング』

を作る。いつものやり方ですね><;
その為にもワークシャアリングについて、解説しておく必要があると思い

ました。私の情報量は多くないので、ご自分でも情報収集をお願いします。
『派遣問題』でも分かるように、一度(悪法でも)導入された制度を改正

するのは、とても大変です。ましてや企業にとっては都合のいい制度なら
尚更です。 

ワークシャアリングには、2つのスタイルがあります。
(引用始まり)
雇用維持型
不況などで企業の業績が悪化した際に、一人当たりの労働時間を減らすこ
とによって企業全体での雇用を維持する。典型例にドイツがある。

雇用創出型
様々な業務ごとの短時間労働を組み合わせることによって、雇用機会を増
やす。典型例にオランダがある。80年代前半の失業率12%は、2001年
には3%を下回るまで低下している。
(引用終り) (Wikipediaより)


雇用創出型のワークシャアリングでなければ、失業率は改善しないと言う
ことです。 今の雇用を守るのか、新たな雇用を創出するのか、それとも

両方を狙おうと言うのか、ワークシャアリングの中身が重要なようです。
そしてEUで行われている『ワークシャアリング』(雇用維持型)について、

お知らせしようと思います。『ワークシャアリング』をする場合、重要な
役割をするのは、『企業』『労働者』『政府』になります。

●労働者は、働く時間が減る訳ですから『減給』になります。

●企業は、仕事に慣れた優秀な労働力を確保出来ます。

●政府は、労働者の『減給』分を雇用保険から補填して従前の8割の給料
 を保障します。社会保障料も半減して優遇します。この制度は『派遣』
 にも適用します。 ワークシャアリングが適用されるのは、1年6ヶ月
 までだ(前には6ヶ月だったが延長された)。 

短期なのは当然だろう。労働者にとって不利益な措置だから、必要最小限
にするべきなのだ

ここで気が付くのは、企業も努力して雇用を守ろうという姿勢です。これ
が無ければ、合法的リストラになってしまいます。もしくは更なる労働者

の社会保障料の企業負担の軽減になる可能性があります。
今の段階で一番に(私が)考えられることは、すぐに首の切れる『派遣』の

従業員は出来た。次はホワイトカラーのリストラを考えたい..景気の悪い
時は減らしたいが、景気が回復すれば確保した人材だろう.. その為には

『ワークシャアリング』を企業に都合の良い方法で導入、政府による給料
の補填、社会保障費の減額で更なる人件費(経費)の節約が出来る。

そして景気が回復した時は、『ワークシャアリング』を元に戻せばいいだ
けだ。日本型『ワークシャアリング』は、このように企業にとって都合の

いい形態になるだろうと予測する。そして出た言葉は『労働者にも痛みを
分かち合う必要がある』だ! 痛みは分かち合うが、利益は分かち合わな

かったのにね><;
大企業には余力が充分にあるにも関わらず、経団連は更なる『リストラ』

を提案しているのと同じだ。だから経団連が目指す『ワークシャアリング』
は、『雇用創出型』ではなくて『雇用維持型』だと私は考えます。

次から次へと経団連(会長:御手洗キャノン会長)が打ち出す労働者泣か
せの『名案?』に、私は驚きを隠せないですね。 

皆さんは経団連の言う『ワークシャアリング』に騙されないで欲しいです。

日本の大企業には、充分な内部留保があるんです。労働者に分配しないで
貯めた内部留保でしょう? それをホンの少し出せば、雇用の維持は出来
るのです。違いますか??

また労働者を食い物にするのかと思い、私は怒っています..


今日も元気でファイト!           







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