『荒らし』に遭ったblogです^^

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突然の解雇その時あなたは?

2012年04月12日 | 雲の日記
消費税増税に反対します

災害復興と言う名の公共事業の不正を許さない!




 皆さん、おはようございます!^^
昨日とは一転して爽やかな青空が広がっています。風も穏やかに吹いている程度で気持ちの良い日になりそうです。まるで初夏のようですね^^ 

マネーゲームで高くなった原油に..政府の価格監視の無さもあってガソリン・灯油は(またも)高騰している。関東の外れに住む我が家は暖房費がかからなくなったが、寒い地方に住む人たちは今もバカ高い灯油を買わざるを得ないことを考えると腹が立ってきます。

ご存知の方は少ないかもしれないが、年を重ねるごとに寒さ暑さに対応できなくなってきます。だから寒さに耐えるためには暖房が欠かせないのです。大袈裟に言えば..高齢者の暖房燃料代(灯油代)は命に関わる問題とも言えるのです。

円高から超円高へと進んだにも関わらず、円高の恩恵は輸入品の価格にキチンと反映されているだろうか? 少なくとも私が好んで買う輸入食品は(ある時から)全く安くならないですね。いつかは是正される円高だから価格に反映させずに(安くせずに)、それ以前の段階で円高差益による儲けは頂いてしまおうと談合したのだろうか? 政府も見て見ぬ振りか? それとも積極的に加担しているのか? どちらにしても『公正取引委員会』などは機能しているようには見えないですね。

幾ら国民が買い物をしなくても(個人消費の低下⇒デフレ)、企業の儲けを確保するために円高還元しない可能性が高いと私は見ています。恐ろしいことに(将来)円高が是正されれば、それを理由に価格を上げる可能性だって充分に考えられます。幾ら働いても..幾ら家計をやり繰りしても..(最初から)価格そのものが適正でなければ(高ければ)話にならないだろう。

皆さんは、日本の物の価格が適正だと思いますか??

今日もBGM代わりのNHKを見ていました。放送していたのは『夫が失業 そのとき妻は..』そんな内容でした。このblogを書き始めたときは、まだ放送していたので最後まで見ていません。..が、44歳の夫が突然解雇され、失業保険を貰いながら再就職を模索する苦悩と家庭内での問題を取り上げていました。

『突然の解雇』..


学校を卒業して就職する。
職場で経験を積みながら技術も磨くだろう。
そして結婚して、家族を持ち、家を買う。
子どもを育て上げ、家のローンが払い終わる頃には『定年』になる。
定年後は年金で生活しながら、静かな老後を送る筈だった...

それがサラリーマンの(平均的な)一生だった筈です。

ところが今は違う。サラリーマンの先が見えない。だから結婚も出来ないし、子どもを作るのも心配だ。先の見えない職場・賃金を考えると長期ローンで家を買う気にもなれない。

その結果..個人消費は低迷し、少子化は改善されないまま日本の国内経済は衰退していくのです。しかし日本は、まだまだ経済大国のままです。何故なら輸出系大企業だけは儲けているからです。大きな利益を上げながら少ない大企業だけが反映して、国内の経済はズタズタになるのです。

それらの理由の多くは儲けている大企業が...
日本人労働者を雇わない!
国内で設備投資をしない!
利益に見合った税金を払わないからです。


誰だって税金なんか払いたくない!! それは大企業から個人まで同じだと理解します。しかし誰かは税金を払わなければ国家は成り立たない。今は『消費税』という形で国民から取っているが、労働者のの所得は下がり続けているのです。先行きも不安です。だから購買意欲が低下し、国内の消費は更に冷え込みます。

日本経済の問題点を個人消費の低下とする人が多いですが、その低下を招いているのは賃金の低下と先行きの不安なのです。

先の放送では、夫は正社員で働こうと必死に職探しをしますが(44歳の)夫にあるのは『営業だけ』のようでした。性格的に営業に向かない夫は長続きしなかったようです。夫婦の喧嘩、子どもの胸の痛み(中学を出たら働くから、喧嘩しないでと言う)、それらをテレビは映し出していました。

企業は決算で赤字になったり、景気が悪くなったりすれば、すぐに『人員削減=解雇』をすると言う。それが堂々とニュースになる。 〇千人解雇..〇万人解雇..そんな字が躍る。解雇される一人一人の労働者に人生があり、家庭があり、人生設計があった筈です。それを一瞬にして崩壊させてしまう可能性があるのが『人員削減=解雇』なのです。

そんなことを簡単に出来るようにしてしまったのは、いつからだろうか??

終身雇用(年功賃金)を捨て『成果主義・実力主義』だと騒いだ結果..待遇が良くなった労働者はどれだけ居ただろうか? あなたは、どうですか?
私の周りにも『終身雇用なんて、もう古い!』と言って騒いだ人がいました。その人は今、何を思っているのだろうか?

あの時..日本社会は財界の口車に乗って労働環境の舵を大きくきってしまったのです。そして..もう戻すことは出来ないと思い込まされている。..が..そんなことは無いです。

労働者を解雇する企業を批判し、労働者派遣法を『派遣の禁止』へと舵を取ることは可能です。だって私達は『主権在民』なんですからね..^^

それをさせないようにしているのは、世論誘導です。
近所の人が.. ネットの書き込みで.. つぶやきで.. 多くの場面で『派遣は必要だ』、『企業を潰して大量の失業者を出すよりは解雇で雇用調整した方が結果として日本社会の為になる』などと言って世論を誘導するのです。

だから諸悪の根源である『製造業の派遣が解禁になり』..その後、どんな悪影響が出ても法改正されないのです。今回の労働者派遣法改正でも、当初..政府案にあった『製造業の派遣禁止』が野党(自民党・公明党)の反対で削除されてしまったのです。完全な骨抜きです。

その結果、『派遣(非正規労働者)』は労働者の調整弁として、いつでも採用し、いつでも解雇できる企業の便利な労働力になってしまったのです。

非正規労働者の増加と待遇の悪化は(当然に)正規労働者の待遇も圧迫するから、日本の労働者は悪条件の中で生きるしかないのです。それで本当にいいのだろうか? 怒りを感じないのだろうか? 

だから私は、製造業の派遣に絶対反対です!