人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

万人のため、そして何人のためでもなく

2018-03-15 17:27:18 | 独語
「万人のための、そして何人のためでもない一冊の書」

ニーチェの「ツアラトウストラ」のサブタイトルだって...
万人のことなど誰が知るだろう...
万人は超人を目指しているのだろうか? 超人でない、その他大勢をよそ目に...
他に抜きん出た人間、究極の真理を知り、その境地にいる人間、業生を超越した人間、
神のようになったつもりの人間...
特別でありたい人間...特別であることで、自己を他と分かちて、
アッピールせずにおれない人間...
皆が皆こんなだったら...世の中凡庸な、特別そうな人間で溢れかえる
ああ...何という救いようの無い凡庸さだろう...
凡庸であることに幸福などないi
そうである、こうでなければならない人間になど...

最近急に春めいてきて、毎朝決まって6時過ぎにウグイスが鳴いている
何を目指すでも、目論むでもなく、ただ鳴いているだけ...
特別なものであろうとしなくとも、ウグイスはただウグイスをしている
スットンキョウに鳴いてるただのウグイス...
春が来た、朝が来た、日が昇る...
「ホー、ホケキョ」のさえずりに否応なんてない
私は私をしたいi ...何が本当の私なのかは分からないけれど...
ただ、好きなこと...惹かれてやまないことをしたい
他におもねる、他に押し付けるでもなく...
そうでなければ...私は私でなくなる...

私は書きたいことを書きたいi
誰が読むのかは知らないけれど...
何人のためでもなく、私のために...
凡庸な人間には、何にも引っ掛からないだろうし、何の役にも立たないだろう...
私のために...
それは万人に開かれている...特別であろうとしない万人
万人は万人とも、その"わたし"を生きているのではないか?
"わたし"を生きることは、すべてを生きる、すべてが生きることなのではないのか?
万人が万人、共有している幸福とは、何と他の追従を許さず、
ユニークで刺激的なのだろう...
だから...私は誰のためでもなく、それを共有したい
万人が春の訪れのようにそうしているように...














 
コメント
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