ほりでぃ・キッチン

たわいもない日常を暮らす中で感じた
たわいもない事を綴ります。
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お好み奉行

2006-04-30 23:31:10 | 家族のハナシ
今夜は、久しぶりに家族揃っての夕食。
(いつも、息子が部活だったり、夫や私が飲み会だったり、娘がテニスだったり)

ということで、ワイワイ楽しい

お好み焼き!!


焼くのは、もちろん

お好み焼き奉行のパパ

この奉行様、張り切って焼いてくれるのはいいけれど、
とにかく
焼いている間中、食べている間中、うるさい!!

「ほら、もう少し、生地をよく混ぜて!」
「ヘラで押さえ込んだらイカン!軽く押すだけ!」
「かつおぶしは、上からパラパラパラと!」
「青海苔も、パラパラと!」

そして、食べ始めたら、またうるさい。

「ウマかろうが?」
「オレが焼いたの、ウマイぞ~」
「どんな店より、オレのがウマイんだけんね」
「どうや?どうや?」
「な?な?な? ウマイよな?な?」


……はいはい、とっても美味ぅございます。(料理記者歴40年、岸朝子さん風に)

……はいはい、こんなに美味しく「こしらえて」下さって、
  ありがたくいただかせていただきますよ。(渡る世間は~の、幸楽従業員風に)

……はいはい、こんなに簡単に美味しくできるなんて、
  あなたって天才だわ!    (深夜のテレビショッピング・アメリカ版風に)


とりあえず、彼の気が済むまで、誉めてあげなければならない。
子どもたちも、慣れたもの。
「はいはい、はいはい」と適当に流している。

そして、すべての作業が終わり、食べ尽くして
満足して、
焼酎飲んで、ソファに寝転んで高イビキをかきだすパパ。

少々(いや、かなり)うるさいが、
家族の賑やかな夕餉のひととき。
「奉行」はやっかいだけど、幸せを感じる夕飯である。

でも、そこでハタと気がついた。
もしかしたら、県外へ行ってしまうかもしれない息子、
もしかしたら、県外へ異動してしまうかもしれない夫、
もしかしたら、県外へ嫁いでいくかもしれない娘……

幸せな夕飯を終えて、お皿を洗いながら、
何故か、涙が出てきてしまい…。

なんだか、ちょっとしんみりとしてしまった
ゴールデンウィークの始まりの夜でした。







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2 コメント

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Unknown (おおかみ)
2006-05-04 17:30:34
そうなんですか~。

お好み焼き奉行。これはだいたい男性のお仕事みたいですね。外国だとバーベキュー。

完全にだんなさまの腕のみせどころらしいです。



そうそう、うちもそうでした。

ほめまくり、おだてあげて、ごきげんをとるのが私のお仕事。か~んたんなことよね。

お料理を作る苦労を思えば・・・。



ひたすらありがたく、低姿勢で、やっていただいていました。

でもね、お好み焼きや焼きそばは、おっしゃるとおり、子どもがいないと、ぜんぜん楽しくないのよ。老夫婦がふたりになったら、食べに出るほうがてっとり早いね!



そして、さいごはだれもみな、いやでもひとりぼっちになるのです。

最高にハッピーな、今という時間を、目いっぱい楽しんでおいてね。

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今を (yumi)
2006-05-06 10:10:08
ほんとうにね、奉行がいると

何かと便利なんですけど、なにかとうるさい。



でも、鍋とか鉄板焼きは、大勢でワイワイやるから楽しくおいしいのですものね。



もう、全員集合タイムリミットが、

カウントダウンに入った我が家。

今のうちに、いっぱい鉄板焼きを楽しみまーす。
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