ほりでぃ・キッチン

たわいもない日常を暮らす中で感じた
たわいもない事を綴ります。
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大都会の片隅で、ひっそりと生きております

2011-04-07 20:50:35 | 家族のハナシ
みなさま、お元気ですか?
すっかり、ご無沙汰しております。

東京へ進学する娘の引っ越しと入学式(中止になりましたが)のため、
東京へ来てから、早くも20日ほどが経とうとしています。

こちらに来てから、
毎日、いろいろな出来事がありました。

大地震による原発の被害に伴う電力不足による計画停電。
停電による食料品や日用品の買い占め。
物資輸送の混乱による、物資の品薄状態。
節電による交通機関の混乱。
放射能漏れによる水道汚染に伴い、スーパーも自動販売機からも
すべて水が消える事態。
毎日のように続く余震。
そして、これらもろもろ諸事情による
入学式の中止…

都心にキャンパスを持つ大学では、4月開始の授業を5月に延ばすところもあり。
かと思えば、同じ大学でも、息子の大学にように、
同じ大学では、都心のキャンパスは5月始業でも、
郊外のキャンパスでは4月からの通常始業。

それも、計画停電次第で時間割が変更される予定ありというお達し。
しかも、その計画停電は、前日の昼過ぎにならないと
確たる時間が不明…

それでも、大都会の人々は、
情報に右往左往しながらも、たくましく生きています。

本当に、
驚くのですけれども、
故郷・熊本よりもはるかに人口が多い大都会。
これだけの情報の混乱と、
物資の混乱の中にあっても、
人々は、きちんと並び、騒ぎ立てることもなく、
淡々と事態を受け入れて、
電車が遅れようが、
10分間隔が30分間隔になろうが、
事態を受け入れ、自分のやるべき仕事をこなしているように見えます。

そうしなくては、この人口密度の異常に高い大都会では
生きていけないことを、みんなが身を以て悟っている…
そんな感じ。

でも、もしかしたら、
そう見えるだけで、
ひとりひとりは、次々に起こる非常事態に
疲弊し、憔悴しきっているのかもしれません。

幸い、
うちの子どもたちが住む八王子市ということろは、
東京23区から、かなり西方面に離れた町。
水の汚染もなく、体に感じる余震も少なく、
もちろん、つい先日まではスーパーから水は消えており、
今も、ヨーグルトは買えませんが、
私も子どもたちも、不安を感じることなく過ごしております。

息子のほうは、
就職活動の諸々が延期になり、
気持ちは戦々恐々としているようですが、
この非常事態。こればかりは待つしかない。

そして、
もっとも心配された娘のほうは…
一緒にお昼ご飯を食べる程度の友達もでき、
シラバスと格闘しながら、
楽しそうに時間割を組んだり、
今日などは、友達と夕食を食べてから帰るという状況で、
このまま、楽しく新生活に突入してくれば…
と、ただただ、願うばかりです。

去年も一昨年も、
4月に入ったころには満開だった東京の桜。
今年は、やっと昨日あたりから満開になったようです。
桜も、この大災害を憂いているのでしょうか…。

本来なら、就職活動で忙しいはずの春ですが、
いろいろ延期になってしまい、
娘の上京に伴う引っ越しや停電、地震や余震で
ストレスも溜まっている息子は、
同じような環境の友人たちと
今週末、韓国へ旅行に行くそうです。

いきなり、娘をひとりぼっちにするのは忍びないので、
当初は、今週末に帰郷する予定の私でしたが、
急きょ、息子が帰国する来週に帰郷することにしました。

今回、
すべての仕事をお断りして、
夫に家のことを一切任せて、
どっぷりと母親業に専念しております。

仕事を忘れ、締め切りを忘れ、
あるのは、ただただ母性のみ。

こんな感覚は、仕事を始める前、
かれこれ、下の娘が幼稚園に入園して以来のこと。

不安がないといえば嘘になりますが、
案外、なかんか心地よい今の状態、気に入っていたりします。

しかし、それもあと数日。
帰りたくもあり、帰りたくもなし…

これから、自分の母性との闘いが始まります。



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