小泉武夫さんの「不味い!」という本を読みました。
「はじめに」の作者のことばに、
「世の中、美味いことを書き連ねた本は多くても、不味いものを書いた本は少ない」とありました。
「そういえば、そうだよなあ」と思いながら読み進んでいくと、
なるほど。その意味がわかってきました。
だって、ずーっと不味かった話が続くのですよ。
グズグズとした身の魚とか、強烈な悪臭のする蛇酒とか、
スカスカでペラペラのカニ肉の話とか、
冷凍肉のアクだらけになった鍋の話とか…
読んでいるだけで、胸が悪くなってきました。
もちろん、内容はそれぞれ興味ある話だし、面白い。
でも、読み進むほどに、口の中に、何か酸っぱいものがこみ上げるような…
子どもの頃、間違って飲んでしまった草の汁の青臭さや、苦味を思い出すような…
最後まで読みきったときは、大きなため息がでましたよ。
いやあ、しかし、活字だけで読者をこんなキモチにさせるとは、
素晴らしい「不味い」本でありました。
「はじめに」の作者のことばに、
「世の中、美味いことを書き連ねた本は多くても、不味いものを書いた本は少ない」とありました。
「そういえば、そうだよなあ」と思いながら読み進んでいくと、
なるほど。その意味がわかってきました。
だって、ずーっと不味かった話が続くのですよ。
グズグズとした身の魚とか、強烈な悪臭のする蛇酒とか、
スカスカでペラペラのカニ肉の話とか、
冷凍肉のアクだらけになった鍋の話とか…
読んでいるだけで、胸が悪くなってきました。
もちろん、内容はそれぞれ興味ある話だし、面白い。
でも、読み進むほどに、口の中に、何か酸っぱいものがこみ上げるような…
子どもの頃、間違って飲んでしまった草の汁の青臭さや、苦味を思い出すような…
最後まで読みきったときは、大きなため息がでましたよ。
いやあ、しかし、活字だけで読者をこんなキモチにさせるとは、
素晴らしい「不味い」本でありました。