夢を見た。
私は天使だった。誰の目にも見えず、触れられることも、声が届くこともない、天使。
戦乱の世なのだろうか。家を持たず、大地に寄り添い眠る子供たちに、そっとボロ布をかけてやった。そんなことしかできない自分の無力さに、拳を握り締める。
天使は翼を持たなかった。私は空を見上げた。一羽の鳥が舞っている。その遥か高みを目指して、跳躍した。
追いつき、追い越し、足元に見下ろす。やった。そう思った途端、鳥は大きく羽ばたき、更なる上空へと翔けていった。翼を持たぬ天使は、地上に降りた。
地上には悪魔がいた。歪な人型をした闇の塊。私は気づいた。子供たちがいない。闇に喰われたのか。
闇が、迫った。
午前7時、起床。
望月女史からメール。返信。
午前10時30分、出社。
先輩は午後から出社するとのこと。
午後0時30分、望月女史と初顔合わせ。ほんわか系の可愛らしい女性。
メールの文面がそのまま地のテンションだった。音声認識ソフトを用いればデフォルトで語尾に☆や♪がつきそうだ。事前に電話で聞いていた声からおおよその予想はついていたが、ここまで高純度にキャラクターが保たれている女性と初めて出会った。
レストランで打ち合わせ。好感触。
食後、オフィスで社長と先輩を加えて打ち合わせの続き。新作候補を二本に絞り込む。
うち一本は私の企画。
午後4時、打ち合わせ終了。
OHPリニューアル。
JavaScriptの用い方に一考の余地あり。
午後7時20分、退社。
午後8時、帰宅。
歳暮に関するトラブル。レンの機嫌が非常に悪い。
午後10時、和泉氏HPの6時間ネット対談記録を読む。
今の私を支えている最大のインプットは、小学生時代に読破した世界文学全集。そして高校時代(90年代半ば)、バイト代にものを言わせてレンタルしまくっていたOVAだろう。
最近のOVAやテレビアニメに魅力を感じないのは、良質なインプットに恵まれた証拠であると信じたい。
午後11時、望月女史からメール。返信。