展示の各島を、順路に沿ってご紹介します。
工房の入口から入ってすぐの、中央島から。
ででんっ!と最初に目に飛び込むのが、宮下さんのクリスマスツリーです。
目を落とすと、そこには宮下さんの和もの器も。
還元の風合いがいい味出してます。
お隣に目を移しますと、圧倒的な迫力の黒田女史の球体花瓶が、ぼーん!
カラフルに花びらをあしらったタイプ。
シンプルタイプも。
きれいなフォルムですね〜。
御本掻き落としのプランターも、黒田女史のシリーズ作品。
大きなものをがんばってつくってくれてます。
つぶらすぎな瞳のガネーシャさまは、山田くんの作。
こういうのに賞を獲ってほしいのだよなあ、しはん賞をあげたい。
可愛いから、あおりアングルも。
ほんとに心から陶芸が好きなのだなー、と感じさせられます。
さて、右に回り込みまして、柏木くんの各種丸皿コーナーが出現。
それぞれにこだわりを持った一作一作です。
いい色を出してます。
丹念な仕事と、チャレンジングな釉掛け作業の昇華と言えましょう。
いろんな世界を展開させる、緑川さんのブース。
イラストレイターさんです。
黒化粧を掻き落としたり・・・
海洋生物を細密に塑像したり。
イラストと立体を融合させた作品の制作にも意欲満々です。
新人の堺さんは、基礎技法習熟中の作品を出展してくれました。
このバリエーションは素晴らしい。
いい個性を持ってます。
この味を育ててちょうだい。
そして、丁寧な仕事ぶり。
将来が楽しみです。
ホワイトクリスマスは、佐藤(直)さんの世界。
さすがの熟達ぶり。
ろくろで挽いた袋ものをベースに、ディテールでキャラ付けをしてます。
陶芸って、いろんなことができるものですね。
岡村さんは、シマシマと水玉で勝負。
手間のかかる技法を、根気強く。
美しい仕上がりになりました。
同じ木曜組の、河口さん。
いろんな技法と形を模索中。
やってみたいことがいっぱい!
どんなものにでもチャレンジ。
技法を重ね合わせることで、様々な形が実現します。
創意をあたため、精錬と試行錯誤の日々です。
お蕎麦屋さんのはたのくんは、店でお出しする料理の器作りに励んでくれてます。
こんなのでお蕎麦が供されたら、大迫力ですよ。
行列が今日も途絶えません〜。
次回はお隣の島をご紹介します。
おたのしみに。
つづく
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
「けっさくWorks展」では、毎回恒例の人気アンケートによるアワードを設けてます。
そちらの受賞作品をご紹介します。
発表の前に、豪華賞品をごらんくださいな。
工房近辺の飲食店さんにご協力をいただきまして、元週刊誌連載マンガ家のしはんが手描きで金券を制作してます。
ペン入れしたものに、着彩。
これがしはんの作品と言っていいでしょう。
受賞者各位には、この飲み食いチケットを副賞として贈呈します。
みなさま、がんばってください。
さて、アンケートです。
ご来場者さんから、たくさんのご意見、そして人気投票を頂戴しました。
ごらんの盛況ぶり。
この集計の結果・・・
第8回けっさくWorks展の「MVP」に輝きましたのは、山本さんでした。
おめでとうございます!
コツコツとした仕事で、見事な世界観に仕上げました。
火にかけるのがはばかられる土鍋・・・
太陽・・・
月・・・
丹念で、細部まで気配りの行き届いた作行き。
仏さまをつくるために、お寺さんにいって仏師の免状までもらってきたひとです。
この世界をもっともっと育てて、ラオスに小学校を建ててください(彼女の夢)。
えーと、野暮ですが、宣伝を・・・
山本さんには、北園の中華タパス「八」さんのチケットを進呈。
そうそうたる名店を修行で渡り歩いた夫婦がつくる中華は、オリジナルで他のどの店にも似ていない〜。
美味しくお召し上がりくださいな。
つづきまして、「たのしカワイ賞」は、飯田さんが受賞です。
コビトのファンタジー世界を細かな表現で構築しました。
細部の処理にもぬかりなし。
見てて飽きないつくり込みです。
このエーコワールドをもっともっとひろげてください。
いちいちCMをはさみます。
おそろしく滑らかなビールと、お高め旅館みたいなお料理がリーズナブルに。
学園町の新参にして、はやくも人気店になっちゃうのがこわい「ひじり」さん。
ぜひご予約の上、お越しください。
「努力賞」は、平野さんの手に。
圧倒的な魅力で、技術系の三賞を総なめにする勢いの得票でした。
ケーキのクリームしぼり出しの技術をいっちん技法に応用した、カラフル曼荼羅。
どこまでこのサイケデリックな世界を極めていくのか、末恐ろしい新星です。
たゆまぬ努力で、ますます精進してください。
停留所のたびに宣伝が流れる昭和のバス旅の雰囲気で、幕間に宣伝。
盛りがヤヴァイが味もサイコー、街の居酒屋「新家」さん。
仕込みに人柄が出てます。
酎ハイをガブガブ飲み、お刺身をむしゃむしゃ食べましょう。
「アイデア賞」は、大沢さんが受賞です。
愛にあふれた楽しい世界。
生まれたてのはやみくんの手形・足形をかたどった作品は、アイデアもさることながら、ちょっと心を打つものがありますね。
この日の愛しい気持ちを忘れることなく、いいお母ちゃんになってください。
毎度おなじみ、なっちゃんのお父ちゃんのお店「雲龍」さんのチケットをプレゼント。
大将、いつも差し入れをサンキュー。
仕事が丁寧でなにを食べてもおいしい、学園町の名店です。
ここなら赤ちゃん連れでも大丈夫そうですよ。
さて、例年、獲ってしまうと「ちょっぴり気はずかしい」「この賞だけは勘弁してほしかった」と言われる「お上手賞」ですが、佐々木くんが容赦なしの受賞です。
おめでとうございます、お上手と言われちゃいました。
しかし、確かなろくろの腕前は、立派と言われて差し支えありません。
もっともっとお上手になって、次回はMVPを狙ってください。
作陶作業が終わったら、ちょいと一杯引っ掛けてから帰りましょ。
工房では、遅い時間限定で、こっそりと(ときに大っぴらに)ビールをお出ししてます。
ご希望の方は、しはんに耳打ちしてくださいな。
こんな楽しい工房でよかったね。
森魚工房は、きていただいたみなさま全員にたくさんのしあわせを持ち帰っていただきたく、心を砕いてご奉仕いたしております(宣伝しすぎ)!
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
コロナ禍のために約3年ぶりとなりました、生徒さんたちの作品発表会「けっさくWorks展」です。
新鮮な顔ぶれと、相も変わらぬ古参とが入り混じり、これまでになくバリエーションに富んだ第8回展の展示となりました。
個々の作品は置いておきまして、まずは会場の風景からご覧いただきます。
入り口正面でお客様を出迎える、ご挨拶棚。
右手に順路を取りまして、いかついレジェンド級が居並ぶ、ろくろブースのひな壇。
逆サイドから。
作業台上に広々と展開する、中央島。
逆サイドから。
ランチョンマット上に食器をコーディネートする、平置き組が多いエリアです。
壁棚の個室コーナー。
それぞれの小部屋に、独立した世界が展開します。
こぐれ村。
木暮家の占有地。
奥の院。
シブい系の作品群が重厚感を持って待ち受けます。
販売棚。
希望者が持ち寄って、自由に販売します。
たくさんの器がお嫁にいってくれました。
どのエリアも、普段の教室の備品を利用したにわかづくり。
たくさんの生徒さんの協力によって、開催に漕ぎ着けました。
たくさんの方のご来場、ありがとうございました。
各作品は一点ずつ、こちらのページで追々とご紹介させていただきます。
おたのしみに。
まずは、感謝感謝です。
つづく
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
赤ちゃん誕生記念!
「つちのねこ」こと大沢さんの作品世界を、大特集でご紹介します。
楽しくて、穏やかで、静かであったかい不思議な世界です。
自刻象・・・?
アルパカさんの壁掛け。
もふもふ感がうまく表現されてます。
フレーム。
動物たちがモチーフ。
どんな写真を飾るのでしょうか?
バターケースは、パン好きなバクくんがアクセント。
きれいな仕事をしますね。
もちろん、パンの器も。
トースト皿です。
トリさんのボックスは、名刺ケース。
丹念な仕事が行き届いてます。
トリさん、増殖。
花をくわえるタイプの花器にも展開。
こういう構造です。
おうちの壁掛けも、エントツが一輪挿しになってます。
こちらは、時計タイプ。
にゃんこのご飯入れ。
静謐なのにあったかい、独特の感性です。
さて、大沢さんの代名詞といえば、クマさんのお箸置きです。
大ヒット作品です。
大行進。
ちょっと笑えてきますね。
夏仕様に、秋仕様・・・
いろんなシリーズを、楽しんでつくってくれてます。
赤ちゃん用の、プレートとマグ。
元気に、たのしく、感性豊かに育ててあげてくださいな。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
タタラで立体成形!
土をローラーで平面に伸ばして、パーツをつくって組み上げると・・・
いろんな形ができますよ。
ツーバイフォー様式の、宮下さんのティッシュボックス。
こちらは河鍋さんの。
サイズをピッタシにするのが難しい。
土の温度変化による収縮比は、Xを使った代数計算で求めます。
サチコさんの、イルカちゃんマグとタンブラー。
こちらの成形には、配水用のパイプを用います。
久保田さん、カミクボくんが力を合わせた、グラタン皿。
お腹いっぱいになります。
こちらは久保田さん家の、ネルちゃんの骨ツボカバー。
あまりにも精密・・・
山口さんの、壁掛け用の花器。
シンプルでスタイリッシュ。
横山くんは、一輪挿しをたくさん。
大量生産も、タタラツーバイフォーの得意とするところ。
壁を仕切れば、何LDKにも。
よしいりさんの、リモコン立て。
何個あんの・・・?
佐々木くん家のポストは、こんな感じ。
できれば屋根が欲しいかな。
しはんのつくったゴミ箱は・・・
ここがバスケのゴールリングのスクリーンの役割になってまして・・・
ぶつければ、ころんとボックスに入るようになってます。
ナイス・トラッシュ!
牛乳の紙箱をまねたピッチャーは、大瀧さんの苦心作。
幾何学アタマでないと、接着面のツジツマで混乱しますね。
何日もかけてつくりあげた、サチコさんの重箱。
色と模様が独特。
お稲荷さんが合うかな?
有機的な形に崩すこともできますよ。
飯田さんの、おうちボックス。
こうした噛み合わせ構造をつくれるのも、タタラづくりの長所です。
こんなのも、タタラ作品の展開形。
ベースさえつくってしまえば、あとはディテールで、複雑な外観に育てていけます。
佐藤(直)さんは、和風のお家。
たっぷりと手間をかければ、ここまで育ちます。
すごい風格・・・
だけど、パーツの一個いっこは単純なタタラづくり。
考えながら、丹念に手を入れていく楽しさがありますね。
山田くんのウシさんも、タタラづくりです。
大きめのおうちは、カミクボくんの。
筒や箱からはじまる物語は、ここまで進化させられます。
イメージと根気強さで、どこまでも発展させてみましょ。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
春なので、お花でも愛でましょう。
花生け選。
まずは、単純筒型から。
新人の緑川さんが、はじめてのヒモ積み技法でつくったものです。
初々しいこのラインがたまりません。
達人がろくろで挽くと、こうなります。
黒田さんの。
これが展開すると、こうなります。
黒田さんのハニワは、筒に挽いてから逆さにして造形したもの。
こちらはろくろの労作。
横山くんの、粉引きかき落としにゃんこ花生け・・・
俵形にろくろ挽きして、横倒しにし、口と脚をつけました。
そこにニアリズムの猫とは・・・非凡にもほどがあります。
同じく横山くんの、コケシ形の一輪挿し。
これも横倒しにしちゃいました。
非凡・・・
創造性なら負けていません、古賀さんです。
謎の海洋生物のような・・・
こちらも古賀さんの作品。
ハンドルをつけたことで、背丈のある花も安定しますね。
一方の横山くんです。
シブい面取り花器。
んー・・・生け方の正解がわかりませんが、とにかくかっこいい。
ついでに、これも横山くん。
これもです。
どの作品にも美意識を感じます・・・が、融通無碍すぎな作風。
これも横山くん。
ちなみに、この手の自然釉タイプは、薪窯で焼かれたものです。
逆サイドには、この景色。
なんとも風情がありますね。
兒玉さんの、薪窯花器。
清新・・・
かと思いきや、側面はこんな感じ。
灰かぶりの正面は、ごらんの風格(一枚目は、実は裏面だったのです)。
火おもてに灰と熾がたっぷりと積もり、融け、一方で火裏では炎が通り抜けるため、ひとつの作品の中に、こうした多面的な風景が生まれます。
ちなみにこれ、おっぱいツボなのですが、すさまじい侘び寂びを獲得しましたな。
「なんちゃって薪窯技法」と言える、還元の炭化焼成。
宮下さんの筒は、穏やかな表情。
こちらもなんちゃって技法、緋だすきです。
作品にワラを巻いてるのは、河口さん。
還元で焼くと、こんな風景になります。
ガラス質なワラが、土の中から鉄の成分を析出して定着させるのですね。
同じタタラづくりの、平野さんのヨーロピアンタイプ。
焼成で、ずいぶんと雰囲気が変わるものですね。
アニャさんの作品は、あまりにも一輪挿し。
このサイズでした。
みなさんも、自作の器にいろんなお花を生けましょ。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
鍋の季節ですね。
上級者になったら、土鍋をつくりましょう。
ちょこちょことオリジナル土鍋を制作してる、久保田女史です。
スタイルを確立しつつあります。
ちょっとヨーロピアン。
ハンドルが独特です。
白、黒、白、黒・・・
一挙出し!
こちらは、ラーメン用。
「サッポロ一番みそラーメン」の四角い乾麺に、ぴたりとフィットするように設計されてます。
こちらは、なっちゃんの土鍋。
容量は少なく、フタは高く・・・蒸し器って感じですか。
タタラづくりの土鍋も、なっちゃん作。
かっこいい。
こちらはしはん作の小型土鍋。
鍋焼きうどんサイズ。
「寿がきや」専用タイプです。
熱に強い耐火土は、直火でもオーブンでも平気。
佐藤(直)さん家の、グラタン皿。
横山さん家のは、オーブンのサイズにちょっきり合わせたグラタン・・・皿?
チキンの丸焼きまでいけそうです。
さらに高さまである、黒田女史のラザニア・・・鍋?
食欲旺盛な子供たち用に、ものすごいサイズにしました。
が、ぺろりと食べてしまうようです。
楽しい家族の愉快な食卓に、いつも土鍋!
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
みんな、お絵かきが大好き。
絵付け特集です。
絵付けが楽しすぎて、自分で陶芸用絵の具を市中で探して持参しちゃうひとが急増。
おかげで、自分好みのクリアな色が出せます。
いわぶちさんです。
欲しかった形のお皿に、描きたいものを。
この自由さも、陶芸のいいところ。
いろんなものを探してくるもので、ゴスペンシル、なんてものまであるのですよ。
鉛筆のようなゴス線が引けます。
シックに、モノクロのお皿もいいですね。
楽しんで描いてくれてます。
正統派のゴス絵を、「染め付け」と言います。
古賀さんは本格派。
紙に絵筆で・・・とはいかないのが陶芸の絵付けですが、筆運びも闊達。
やりますね。
勢いよろしく、シブい伊万里のブルーが冴えます。
こちらのシャープなラインは、横山くん。
「とくさ」という伝統的な、要するにストライプ柄です。
左が酸化焼成、右が還元焼成ですね。
還元の方が、白い土・青いゴスを冴え冴えと映えさせてくれます。
ま、どちらがいいかはお好みですが。
adさんの、絵唐津の大皿。
シブい!
ゴスでなく、「鬼板」という鉄絵の具での奔放な絵付けです。
このやんちゃさが、唐津の魅力。
進藤さんの絵唐津。
やはり大皿には、ざっくりとした鉄絵が似合います。
こちらは、古賀さんの筆遣い。
書の方も達者。
この鉄絵を展開させたものが、織部です。
新井さんの劇シブ魯山人写し。
お刺身を盛り付けたら、気分はもう料亭。
カラフルに逆戻りして、サチコさんの南天皿。
お皿の造形の方も凝ってます。
ぺとぺとフラットなデザイン的平面構成もいいけど、淡い着彩も捨てがたい。
子供たちも大よろこびで絵筆を振るいます。
すずちゃんのしょくぶつ小鉢。
親子でお絵かきも楽しい。
すずちゃんママの、シックな染め付け。
シックすぎて、もはやわびさびの世界へ。
体験さんの墨絵ふう。
シックを通り越して、ゴージャス。
緑川さんの、二種ゴス絵付け。
カーボン紙を用いての本格仕事。
ものすごい質に仕上がりました。
同じような図案ですが・・・たくPの、彼女にあげるやつ。
愛がこもってます。
いろんな絵の具を使って、いろんな様式、いろんな画風・・・
絵付けほど、個性の出る陶芸技法はありませんね。
みなさんも、いろんなやり方をお試しあれ。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
工房生たちの、いろんなクリスマスツリーを特集です。
小川えみさんの、ポインセチアタイプ。
吉田さんの、プチタイプ。
同じく吉田さんの、ジャンボタイプ。
よしいりさんは、可憐に。
一色さんは、シンプルに。
サチコさんのは、箱型。
山田くんのは、無骨型。
しはんの、毎年出してるやつ。
飯田さんの、ゴージャスタイプ。
彼女制作のものは圧巻です。
こんなのや・・・
こんなのも、飯田さんの作。
そして、展開系。
こちらも飯田さんの世界。
古賀さんの、ファンタジーワールド。
さらに愛らしい、大沢さんのオーナメント。
天使が群れ飛び・・・
みなさまにしあわせを運びます。
メリークリスマス!
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
かわいい作品たち。
コロナ禍における東京都の緊急事態下、人々は「ステイホーム」とやらで外にも出られずじまい。
そこで、工房前に粘土を置いて、近所のひとたちに自由に持っていってもらいました。
「家で勝手に作品をつくって持ってきてくれたら無料で焼いて差し上げます」という気まぐれ企画だったけど、これだけの傑作を回収!
手描きの指南書が効いたのかもね。
こういうとこ、マメなしはんです。
で、焼き上がり。
なかなかの壮観ではありませんか。
コロナに負けず、人々は戦ってるのだなあ。
すごいアイデア。
だよね、マックにもいけないか・・・
ペットたちと過ごす日中、って感じ?
祈りの日々。
動けないからこそ、空想と造形は大切。
こんなときこそ、外の世界に想いを巡らせるチャンス。
実用派も。
なにに使う・・・?
みんなで静かに、自由を叫ぼうではありませんか。
さてここからは、工房の人々の、主にちびっこのやつ(子供のばかりとは限らないんで注意)。
ふむむ〜、いい味出してるわ。
直感からアイデア、そして具現、昇華・・・
子供は天才です。
見てちょうだい、この劇的なライン。
上手になっちゃったら、絶対マネできないわ。
大人には出せない味わいを醸してます。
ちょっと似てるんで、大人の作品も見てもらお。
まあね、経験と知識からくるさすがの色ですよ。
同じことをしても、まったく違ったものになるところが面白い。
こちらは、子供の心を持ったひとの作品。
やりたいことがクリアなんで、自然と大傑作になります。
親子で競合、ってのもいいかな。
母ちゃん、さすが。
むすめ。
直感に素直。
息子。
大人になりつつある気配・・・
こういう成長感も、陶芸は面白い。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
すごいクオリティ・・・という作品を選んでみました。
トップランカーたちの、本気にして真っ当な戦いっぷり。
いきなり、お骨ツボ。
工房塾頭・大矢さんの作です。
故人が生前に大好きだった花、スイートピーに包まれてます。
なんという美しさ。
・・・と、深い愛。
ついでに、普段使いのものもご紹介。
ろくろ挽きベースのポットと湯飲みも、スタイリッシュ。
アクセサリーストックハウスは、大沢さんの作。
すてきなひらめきと、誠実な仕事っぷり。
こちらは、時計。
釉の厚みが、あたたかみをかもしてくれますね。
こちらは、飯田さんのファンタジー時計。
宝石(?)をあしらって、キラキラした世界に仕上げました。
黒田さんの、コーヒードリップ器一式。
これ、まだ未完成でして・・・
じゃん!
最終処理を施し、邪悪な・・・というか、すごみのある趣に仕上げました。
貫入(釉の細亀裂)に、墨を入れたのですね。
重厚感があります。
本格派の珈琲をおたのしみくださいな。
陶芸怪人・横山くんの、しつこい仕事っぷり。
ナチュラルにひずむ技法を使ってます。
変態の真骨頂と言えましょう。
かといって、まん丸、まっすぐなものがつくれないわけではありません。
まったくもう・・・
ついでに、滑稽系も。
手づくねもろくろも達者な、オールラウンダーです。
こちらも、なんでもできちゃうひと。
佐藤(直)さんのろくろ挽き平片口鉢。
正確でシャープなフォルムはさすが。
アイデアのひとでもあります。
マスキングを用いた絵付けに・・・
焼成方に工夫を凝らしたクリームナイフも。
これ、裏面にも施釉されてるのですが、どう焼いたか分かります?
北迫さん、苦心の急須。
バランスはまだぎこちないけど、やりきりました。
立派といっていい出来ですよ。
真面目で素直な姿勢に、神様はごほうびをくださるのです。
こちらも純情一直線・柏木くん。
ろくろに真摯に向かう姿は、まるで求道者です。
刷毛目の走りも滑らか。
遊び心も忘れません。
やりたいことに向かう少年の心を持ちつづけて、がんばってちょうだい。
サチコさんの労作、傘立て。
何日かがかりで、ついにやり遂げました。
その分、達成感がハンパなし!
つくる楽しさと、出来上がったときのヨロコビこそが、陶芸ですよね。
それは、上手なひとも未熟なひともかわりません。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
新年、あけましておめでとうございます。
りょうこ師範代の陶づくりの鏡餅で、謹賀新年。
今年の干支である、ウシさんを大特集。
宮下さんのウシ。
うむー・・・素晴らしい個性。
どれを見ても、安定の世界観です。
ほのかちゃんの、オリンピック応援ウシ。
聖火のトーチを背中に背負ってます。
河鍋さんの、親子ウシ。
ほがらかで元気が出ます。
ろくろ挽きベースの、佐藤(直)さんのウシ。
スタイリッシュに飾れそう。
こちらもかっこいいタイプ。
山口さんのは、瑠璃色のウシ。
栗原さん母娘のウシは、カラフル&ラブリー。
明朗で健康的。
シブめの屏風を背景にしてるのは、新井姐さんのウシ。
もちろんハムスターも同席。
ファンシーな、小島さんのウシ。
ゆるキャラふうです。
サチコさんの牛は、お箸置き。
三ヶ日に大活躍してくれそうです。
密に注意。
最後に、しはん作のウシ。
前回のご活躍から12年たって、再びの登壇です。
みんなが健康で、平和で、しあわせに過ごせる年にしたいですね。
ウシに願いを!
今年もよろしくです。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
いっけね。
もう年末なのに、干支のネズミを載っけるのを忘れてました。
山田くんの。
ファンシーな宮下さんの。
ませさんのはキュート。
山口さんのはスタイリッシュ。
佐藤(直)さんのはさらにソフィスティケイト。
みんなオリジナルで、楽しい出来栄え。
ネズミ・・・じゃないけど、ハムスターは、新井さん家の娘さん作。
眠りについた子の遺灰が入ります。
ついでに、新井姐さんのハムスタハウス。
こちらは新タイプ。
あちこちからひょっこりと顔を出してます。
金魚のアクセサリー置きは、しづさんの。
サチコさんのイルカブローチは、御蔵島の土産もの屋さんで手に入ります。
いきなり神々しすぎ!
黒田さんのガネーシャさま。
見目麗しきご尊顔〜。
きらびやかな着彩もすごい。
一転・・・落ち着いた色彩は、大沢さんの「にゃんこさん家」。
静謐。
ハモニコさんのお雛様〜。
なぜか一年中、お雛様をつくってます。
ませさんのお地蔵さま。
尊い気持ちにさせられます・・・
山本さんのは、本気の祈りを込めたもの。
これらを販売した売り上げで、ラオスに学校を建てよう、と活動中です。
がんばって。
いきなり〜!
児玉さんのやつ〜・・・
スマホの音を増幅させるスピーカー・・・のはずでしたが、音がこもって漏れ聴こえるだけのものになってしまいました(そりゃそうだろ)。
児玉さんの少女像。
パフィームのいちばん目立たない子タイプ(そっくりだが、ちがうようだ)。
こちらの少女像は、しはんの姪っ子のさくらタイプ(これもちがうようだ)。
細部の処理までゲージツ的。
佐藤(直)さんのパンダさん皿で〆めときますか。
楽しい楽しいそれぞれのキャラ世界を、みんなふくらましてけ〜。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
小さな天才たちの作品集。
ごみ兄弟の、壁掛け時計。
飛び出す文字がお兄ちゃん、へこんだ文字が弟の。
仕様が違って面白い。
ほのかちゃんの、家族皿。
似てる!・・・と思いたい可愛さ。
こちらもほのかちゃんの・・・なにかに似てるオリジナルキャラ。
釉薬のぬり分けも上手。
やぶた少年の、カラフルなトリケラトプス。
創造性で勝負。
たくまくんの、ミントちゃん。
背中にハムスター。
なんだか美味しそうな仕上がり。
しせいくんのコアラ形のお碗。
こちらはチョコミント色。
まゆかちゃんの、クマの老木。
ペン立てから横に枝が伸びてて、アクセサリーが引っ掛けられます。
木暮一家の、こぐれ村。
五百円玉の貯金箱になってます。
堅実派、ダダ漏れ派、がんばれば取り出せる派・・・性格が出ますね。
ご近所の学童卒所の記念陶芸会は、毎年の恒例行事。
この年は、三人が旅立ちました。
思い出の絵皿、大事にしてね。
体験さんの作品たち。
「風船玉にした粘土をベースにいろいろとアレンジしてみよう!」という試み。
みんな、さすがの創造性を発揮します。
玉を触ってるうちに、完成形が勝手に見えてくるのですね。
フタものにしたり・・・
怪獣の貯金箱にしてみたり・・・
イメージは無限!
陶芸の可能性も無限!
子供たちよ、おまえら全員、陶芸をやれ〜!
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
ろくろ挽きして、シノギを全面に入れた花瓶。
ギリシャの宮殿の柱スタイル。
じゃじゃん。
へんな形・・・
いえいえ、これを合わせますと・・・
球体のフタものでした。
にょにょっ。
「ほうろく」という、ギンナンなんかを煎る土鍋です。
ハンドルにツルをぐるぐる巻きにしまして、熱くないようにします。
いい頃合いに火が入ったら、ギンナンは手元からざらざらっとお皿へ。
昔のひとは、面白いこと考えますね。
か
ん
ば
ん
教室の表玄関に、どどーん。
あらら、傾いちゃいました。
長い脚は、どうしても不安定です。
ところがここに、傾いたコースター・・・
ふたつを合わせれば、まっすぐに!
これで安心。
恐竜ハシ置き、ブラキオさん。
しはんの代名詞です。
いかがでした?
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園