けっさくWorks

森魚工房作品の展示サイトです。
しはんのお手本と、歴代生徒さんたちが生み出した名品の数々をごらんあれ。

「第5回けっさくWorks展」・8

2015-12-14 10:47:42 | 第5回「けっさくWorks展」



堂々たるM.V.P.、そしてそれを含む三冠を達成したのは、陶芸怪人・横山さんでした。
おめでとうございます。


首振りニャンコ。
鉄の重しなども用いて、よく考えられた構造です。


ニャンコが狙う、サンマ皿。
この絵付け、「ティッシュ画」というこのひとが創始した画法で、くわしい説明はしませんが、ものすごい手間がかかってるのですよ。


梅の巨樹が大胆に配されたこの大鉢は、器部分をろくろ成形したのち、さらに上半分に同じ径の器を挽いてかぶせ、ハンドルの部分だけを残して切り抜いたものです。
怪人にしか発想できない、天才的にしてかつ非効率なプロセスと言えましょう。
ふたつとも中央がヘタッちゃったのは、今後の課題でしょうか。


鉢には、展示途中から、メダカと金魚が入りました。


うねる巨樹の見事な枝っぷりを見上げて泳ぐ金魚ちゃんたち。
この練り上げられた世界観が、受賞をもたらしました。
脱帽するしかありません。


感激の受賞時の模様です。


ご褒美はもちろん、大瀧ちゃん家の「肴・雲龍」さんの3000円チケット。
一家でおいしいものを食べて、お祝いしてください。

次席は花下さんでした。
みなさん、次回もがんばりましょう。
また1年半後に~。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園

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「第5回けっさくWorks展」・7

2015-12-10 09:18:16 | 第5回「けっさくWorks展」

「第5回けっさくWorks展」のエンディングパーティで、いよいよアンケートの集計結果と各賞授賞者の発表です。


賞品は、おなじみの名店の飲み券です。
チケットは、もちろんしはんの手描き。


まずは、「たのしカワイ賞」。
伊藤百合子さんが、佐藤直子さんとのデッドヒートを制しての受賞です。
苦労に苦労を重ねた甲斐がありました。




丹念で込み入った造り。
壁に下げるキーボックスになってますが・・・落っことしそうで恐くて、ギャラリーでは掛けることができませんでした。
おうちではぶら下げてちょうだい(気をつけて)。


工房からチャリで5分、北園にある中華の「八」さんのチケットをゲット。
おめでとう~。




「アイデア賞」は、進藤さんへ。
こちらはダントツの得票。


たしかに、すごいアイデアと、苦心です。
陶器と気づかず、かじりついてしまいそう。


大泉学園駅から歩いて5分、コスパがすごい和食の「新家」さんでたのしんでちょうだい。
生ビール一杯分もサービスで付けてくれましたよ。


「努力賞」は、久保田都子さんに。
努力したもんなー、コロシに3時間を費やし、やっとひろげてはへたらせ、1時間をかけて練り直し、つくっては壊し、つくっては壊し・・・
その背中を見てるだけに、感慨深いものがあります。


大皿は、ギャラリーさんの買い上げとなりました。
よかったね。


工房から歩いて5分、焼き鳥の「竹串」さんで、おっさん飲みをしてください。

・・・ところで、実は久保田さんはこの賞の次席でした。
下の賞の受賞者さんたちも、次席です。
M.V.P.の人物が、各賞を総なめ(三冠)にしたために、賞の授与を次席に譲ってもらいました。
ご了承を。






つわけで、「お上手賞」の受賞は、前回王者・大矢さんと・・・




満を持しての初受賞、鈴木りょうこ女史でした。
両巨頭、おめでとうございます。


所沢駅から歩いて15分、元ラ・ピエスさんの大将がひとりでやってる「サンテ」さんまで足を運んでちょうだい。

M.V.P.受賞者は、次回に発表します。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園

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「第5回けっさくWorks展」・6

2015-12-03 09:51:06 | 第5回「けっさくWorks展」
さて、真打ちたちの登場。
「奥の島」は、ギャラリーの床の間とも言えるプラチナ席。
大物がそろい踏みです。


カミクボくんの、タイガー&ドラゴン相まみえるの図。
彼史上最大級の作品です。


展示翌日からは、お手製の台座も運び込まれました。
展覧会つづきで、見せ方もサマになってきましたよ。


伊地知さんの絵世界各種。
毎日、いちばん先に工房入りしては、コツコツとがんばってくれてます。


今展でいちばん大きな作品。
窯にやっとおさまる、というサイズです。
時間をかけただけあって、カラフルで見栄えのするものに仕上がりました。


大瀧さんの、屏風型ランプシェイド。
と、「雲龍」さんで使われるであろうお皿です。


こちらは、磁器の薄板を裏側から彫り込んで、明かりが透けて漏れるまでに削ぎ落とした、という意欲作。
賞をあげたかったなあ・・・
天才は、いつの時代も周囲の無理解に苦しみます。


黒田さんの、骨壷二種。
絵付けも丹念で、厳かな雰囲気。


入れてもらえるひとはしあわせですね。
終の住処の後の、永遠の住処です。


だけど、骨壷を用意しておくと、逆に長生きができるのですよ。
しはんの、味噌ツボになりそうなコクーン(まゆ)タイプ。
「再生」をイメージしてます。


アドリブでつくったしゃれこうべには、シロツメクサ。
こんなものつくって、なに考えてんでしょうね、しはんときたら。

ではではみなさま、また一年半後にお会いしましょう。
次回6回展がよりよき展示となりますように。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園

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「第5回けっさくWorks展」・5

2015-12-02 09:50:47 | 第5回「けっさくWorks展」
工房展の作品を、順次にご紹介させてもらってます。


「中央島」の最後を飾るは、河鍋さんのプランターカバー。
観葉植物も、ギャラリー展示を彩ってくれました。


パーツをざくざくと貼り付けていった、タル造り方式。
このテキトーさ加減も、いい味出してますね。


つづきましては「向う正面島」の作品群へ。
山口さんのランプシェイドです。


丹念に造形して、釉薬も筆塗り。
手作り感あふれる仕上がりとなりました。


陶の額縁には、お手製のししゅう作品をはめ込みました。
素材感も加飾も、雰囲気にマッチ。
やさしい世界です。


山田くんは、大皿に大胆な絵付け二種。
しはんはM.V.P.に推したんだけど、受賞は逃しました。


もはや画伯の雰囲気を漂わせる画風です。
素直な心、たのしさを表現しようとする姿勢は、どんな技術よりも胸を打ちますね。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園

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