久しぶりに、日常的なものをご覧いただきます。
土をローラー(麺棒)で伸ばすタタラ成形は、お皿つくりの基本技法です。
どどん!と、いちかちゃんの、赤富士写し。
白いお皿に、ブルーのゴスが映えます。
どぱーん!と、いちかちゃんの北斎シリーズ。
おなじみの、神奈川沖浪裏写し。
お母ちゃんのカブの大鉢もご覧いただきましょ。
シブい絵の具は京ゴス、鮮やかな方は海碧ゴスです。
どちらの色がお好み?
赤ゴス、ってのもあります。
いちかちゃんママの仕事は、どれも丹念です。
土岐さん母娘らの絵皿は、こんな自由な雰囲気。
やりたいようにやっちゃってください。
学童の子供たち、みんなじょうず!
形に合わせた子供たちの表現には、脱帽です。
今井くん、シブい。
お殿様に献上される、鍋島写し。
井口さんは、大きなお皿を壁でエリアに仕切って、ランチプレートに。
夜空のアクセントで、食事が楽しくなります。
鉄絵、という技法もありますよ。
茶色い鬼板という絵の具で、ざっと描きます。
しはんのよめはんのグラタン皿。
気合い一閃!
柏木くんは、ほうきのようなワラ束で、乾坤一擲の一筆を払いました。
うむー、淀みなし。
達人の領域。
細密な鉄絵の具表現は、すださん。
チーズをのっけるプレートは、石に花という独特の表現が秀逸。
絵を入れたいなら、彫っちゃっても構いません。
串で絵を描いちゃえば、そのまま土つくりの陶芸表現となります。
子供たちの元気でフリーな線。
陶芸には制限なんてないんで、直感でやっちゃえばいいの、自分の器なんだから。
しっかりと彫り込めば、しのぎという技法になります。
みよこさんは、お皿の周囲にきれいなピッチをめぐらせました。
佐藤(直)さんは、さすがの技術。
お手本のような仕事です。
同じく佐藤(直)さんの、撥水剤による表現。
きれいに釉をはじく薬で、筆跡に素地を露出させます。
河口さんは、白と黒の釉をぬり分けての表現。
楽しいチェック模様。
チェックなら、土ごと組み合わせてもきれいですよ。
練り込みという技法に挑戦は、進藤さん。
色土と白土を積み重ね、スライスして編み出すテクニック。
よめはんは、シンプルなシマシマに。
その残った土をテキトーに混ぜるマーブル皿つくりは、しはんの仕事。
器の底に色ガラスを置いて焼くと、きれいな色の湖が出現。
お蕎麦屋のはたのくんの、店でお出しする器です。
こんなお皿でお蕎麦を食べられるお客さんはしあわせですね。
こちらの鉢は、河口さんの。
ガラスは釉薬よりも融点が低いので、焼き上がるとまっ平らに冷え固まるのです。
河口さんは、絵、色でなく、形そのものでも勝負!
いろんな型があれば、土は自由自在に成形できちゃいます。
平たい板にするのがタタラ成形なので、こんな時計もできちゃいます。
ハモニコさんの時計は、トルコの田舎の古民家風。
フレーム(額縁)も、もちろんタタラつくり。
手仕事が入ると、またさらに奥深さが出ますね。
タタラがつくるつんつるフラット、をベースにいろんな表現に展開してみてください。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園