けっさくWorks

森魚工房作品の展示サイトです。
しはんのお手本と、歴代生徒さんたちが生み出した名品の数々をごらんあれ。

普段使いの

2018-11-18 08:13:58 | 日記
あまりにもフリーで独創的な工房生たち・・・
だけど、普段使いのものこそ、丁寧につくりたいもの。


シンプルでごまかしのきかない形。
フタものは、ろくろできっちりと挽けてないと、すき間ができちゃうのです。


料理名人の、久保田女史の作。
この容器は、「豚の角煮鉢」だそうで。
ろくろに一心に打ち込んだ成果です。


久保田さんシリーズ。
これは、ろくろで筒に挽き、タテに断ち割って、平らに開いたサンマ皿。
・・・言ってる意味、わかります?


片口タイプのティーポット。
楽しい発想です。


緋だすきの大皿。
左右半々に、酸化と還元の雰囲気が焼き付いてる珍しいもの。
いろんな挑戦をしてくれる久保田さんです。


さて、こちらはアイコさん作、粉引きの還元もの。
タタラに、ろくろに、シノギに・・・いろんな技法を取り込みつつ、全体を同系統にまとめました。


かと思えば、それぞれに味わいがあり。


炎は、各個の器面にいろんな個性を焼き付けてくれます。
食卓での器選びが楽しくなりそうな。


磯野さんの、フラットな鉢。
簡単ぞうがんで花柄をあしらいました。


風に揺れるような・・・
ろくろ目と化粧画の、不思議なコラボレーション。
どんな料理も、華やかに彩ってくれそうです。


撥水剤で釉を飛ばして模様を描き込んだのは、サチコさんです。
この丼は、タタラづくり。


シックで落ち着いた趣きに仕上がりました。
典雅とまで言いたくなるようなたたずまいですな。


こちらも撥水剤でラインを引いた、進藤さんのタンブラー。
シンプルな技法ですが、効果は劇的です。
発色もすばらしい。


(ゆ)さんの、角皿。
粗忽な人物の、心のこもった丁寧な仕事。
おかげでいろんな料理に活躍してくれそうです。


こちらは、冷奴限定。
穴の空いた上皿が、水切りになってるのですね。
大野さんの苦心作です。


北迫さんの、基本的な器類。
形が真面目!
シンプルなものこそ、丹精を込めて、きっちりと正確に挽く!・・・それが信条です。


黒田さんの、家族分取り皿。
そろえたい!の執念が、ついに昇華。


棚にもきっちりと収まるぜ!
ろくろで流した汗と涙の成果と言っていいでしょう。
割るなよ!子供たち。


厳しい心でろくろに向かいつつ、ハンドルで遊ぶ余裕。
集中しつつ、楽しんでくれる、飯田さんの創作の姿勢は、工房の雰囲気を象徴してますね。
とても音楽的。
発想して、自分でつくって、使える!
器つくりって、しあわせ。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園

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