きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

10日目までのリハ覚え書きと9日目のリハトラブル

2017-11-23 10:00:00 | 脊髄内血管腫との邂逅
リハの概要を記すことはあまりやってなかったが、何でかなと自分でも思っていた。
その理由の一つは、動きを文で表すことは結構難しいということ、なのではないかと思った。
後はも1日1日で昨日との差が見い出しにくいことか、できたという自覚を伴った動きがあまりないことも関係している。メモしないとすぐに忘れる性分なので、リハ中はメモがとれないことも一つある。もう20~30日繰り返せば覚えるかもしれないが。後、大きな変化、というのはなかなかないの正直ある。これも20~30日のスパンが要るかもしれない。何日か経ってできるようになっていた、ということは実際にある。
以下、用語とか、表現がおかしいところがあると思うが、自分自身への覚え書きということでざっと記述。

○脚の曲げ伸ばし
硬直している脚全体を先生に曲げたり伸ばしたりしてもらう。足首の動きがつかみにくいのと、右足はやはり全体的にどこを動かしているのかどこを触っているのかがわかりにくい。結構痛い脚を伸ばしたままで足の付け根を起点にして曲げる動きは、元々の硬さをすべての先生に指摘されるが、恐らく入院前より可動域は広くなっているようにも思う。
○寝たままで脚を踏み込む、膝を胸に上げる
先生によって回数や注意すべき点は違うが、左脚はどんどん力が入りやすくなってきている。膝を胸に上げる動きの方がきつい。
○寝たままで脚全体を上げる、膝から下を上げる
左脚はできるが見ていないと脚の方向が定まらない。見ながらやるとそこそこコントロールできる。右脚はまだ難しい。どう動かすのかも分からない。
○寝たままで足首を曲げる
右側は、なかなか動かしにくい。顔を起こして足首の動きを確認すると分かる。
●脚を下ろして座った状態で、前後左右のバランス
割合しっかりとれているらしい。自覚はあまりないが。
●脚を伸ばして座る。
寝た状態から身体を起こす動きは、教えて貰ってすぐにできるようになった。そのまま脚を組まないで保持するのがなかなかきつい。
●脚を下ろして座り、チューブで筋トレ
20回するが、12回過ぎるとかなりきつい。
●脚を下ろして座った状態で、脚に力を入れて踏ん張る練習、立ち上がる練習
左脚についてはかなり進歩。入院時は全く踏ん張っている感覚がなかったが、脚全体で地面を捕らえるというイメージを持つことで漸く分かるようになる。4点平行器で立つ、柔らかいボールを踏むということを通して感覚を覚えるようにしている。やった後、その日はよく覚えている気がする。左脚は何回かやるとイメージができる。右脚はイメージしにくいものの時々力が入る瞬間があるとのこと。立ち上がりは、はじめは腕の力で。要領をつかんだ後は腕の力を使わないでしっかり脚に力をためることや、お尻とお腹に力を入れて練習。
●平行棒で歩く(ア)。
装具は、右は膝上のもの、左は膝下のものを使用。歩幅は狭くても良いので、左右の脚が交差しないように気を付ける。鏡も使用。最近は、右も膝下にして右足の踏ん張りで左脚を運ぶ動きにもトライ。このとき、膝ではなくお尻に力を入れるようにして姿勢を保持することが大切。
●平行棒で歩く(イ)。
装具は、左右とも膝上のものを使用。なるべく棒を持たないで脚だけで踏ん張ったりバランスをとったりする練習が中心。
こうして綴ると、とりあえず僅かでもステップアップはしているなと感じる。また、こうした動きの発展で靴(クロックス)を履いたり脱いだり、車椅子に乗ったり、風呂のときに立った状態で手が届かないところを拭いて貰ったりとか、一つ一つの動きがトレーニングになっていることを実感している。

今は脚の踏ん張りが自分で一番の課題で、自覚してできているかどうかを時々車椅子上でも確認している。踏ん張りの練習で思うのは、歩くにしても座るにしても腹筋と体幹は大事だと思う。また脚を触って貰うときの感覚は、まだ異常な冷たい感覚が多少残るが、手術直後の「触感は0なのにドライアイスを吹き付けるような感覚」は軽くなってきているのを感じる。運動感覚より体性感覚に違和感があるのは前と同じ。
その他、以前に書き留めていたメモ。重複するが以下に。
・脚を動かすときに腰を起点にする
・踏ん張るのは足の裏ではなく脚全体で
・足揚げは太股からあげる感じで
・左脚に力が付いている。右足との差を感じる。左脚で立つことは構わないが、左の腰が出っ張り、右の肩がやや落ち気味になっていることを理解しておく。
・立位で手放しするときは体重が後ろに行きやすい。
・腹筋の強化が必要(今結構これをよくしているキツい)

で、ここからは昨日の出来事。
ある先生のリハの最初に行う曲げ伸ばしで右の太股の裏(ハムストリング?)を傷めた。曲げ伸ばし後、ずっと痛くて。リハの先生はいつもと同じ力でやったとか初めてだとか、ずっといろいろ言われたがこっちとしては単に痛いもんは痛い。いろいろ言い過ぎるので個人的には本当か?という気持ちはなきにしもあらずだったし、こっちが真剣に痛がっているのに冷静に骨ではない筋肉だと解説するのはどうかと思った(一寸だけ腹が立った)。

もう最後の時間帯のリハで17時半過ぎていたので、当直医に診察してもらい、痛み止めと湿布で様子見。

食事もベッド上で。

で今朝。とりあえず、痛み止めも追加では飲んでいないし、普通の姿勢取る分には痛みはないので大丈夫そう。力がどれぐらい入るかはよく分からないが、痛くないのでまずはOKだと。昨晩は、どうなることかと思ってまた気分が滅入ったが、23日朝の段階では、今日の風呂とリハは何とか普通通りにできるのではないかと思う。

で、ここからは今朝の出来事。
後ろで同室のじいちゃんが何やら叫んでいる祝日の朝。「あー!いかんのよ」「おーい」って聞こえる。しかもリフレイン。横のおっちゃんは、夜中中電気付いているしごぞごぞしているし昼間は携帯でいろいろ電話してその声がでかいでかい(郵便局へのクレーム?儂が聞こえるぐらいだから余程声がでかいんだろう)。もう1人のおっちゃんは、ずっと安静状態だったが点滴取れて元気になむってきたせいか、話し声がよくするようになった。賑やかな病室である。前の病院とは比較にならんぐらいの。

にしても、偉そうに綴りながら現在もう1人のおっさん(儂)の腹は「たぷたぷ」である。これまではそうならないように走って修正してきたがここではそれもできない。とりあえず、運動量そのものも少ないしこの状態はちょっと改善できないだろうから目を背けている。
昨日はさっきのとは別の午後イチのリハ途中で突然腹が痛くなり、30分便器に座るも駄目で、結局浣腸こそなかったが摘便でようやく4日振りのお通じ。腹のたぷたぷはこれだけの理由ではないが、せめて排便パターンというかルーチンが早く確立できればいいんだがと思う。


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