きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

17歳の地図

2012-08-31 23:00:00 | 徒然に2010-2013
と、尾崎豊が唄うぐらいだから、やはりいろいろある時期なんかなと。
そういえば、我が家には、秋には「15の夜」をむかえるムスメもいる。
結構、子どもが大きくなって、手がかからなくなったと思っていたら実はそうではないってことなんかな。

それでも、やっぱり。記念日なので。

おめでとう。

今年は、こうして迎えられることに本当に感謝。

で、贈る言葉。

君はこんなん着んから、言葉だけ贈るわ。
「ころんだっていいじゃない、また走ればいいんだから」の方が、今はしっくりくるかもなあ。
とはいえ、まだ「落とし前」ついてないから気が重い。奇麗事ではないな。

そういえば、爆風(スランプ)には45歳の地図ってあったな。残り一月と少し。儂も難しい時期になるんかな。

この夏の活字摂取状況

2012-08-30 20:00:00 | 徒然に2010-2013
というか、走ること以外のことばっかで良いんだろうか。



ビタミンF・重松清。
初めははずれというかしっくり来なかった。セッちゃん、なぎさホテルぐらいから、結構なじんできた。
あと、読んだ時期が読んだ時期だけに、重く感じた。家族、かあ。
「帰るためにあるんじゃなくて出て行くためにある」と語らせた部分が、とてもとても重かった。

パーマネント野ばら・西原理恵子。
重い漫画でした。サイバラ・ワールド。
「男ははよう(早く)おらんなるにかぎるなあ」
「人はなあ2回死ぬで 一回目は生きるのが止まってしまう時 二回目は人に忘れられてしまう時や」
「あなたがどんどんうすれていく」「みっちゃん、わたしくるってる?」
ぐさぐさ来ました。
まだ忘れたくないことを知らせるために、今月も犬のはかまいり行きました。

日傘のお兄さん・豊島ミホ
長さも方向性もまちまちな短編4編が絶妙な順番で並んでいるのがすばらしいです。
「あわになる」は強烈。
「日傘のお兄さん」は、最後がほんわかしていてほっとしました。
他2編、味があります。3番手、最後でそれぞれの味が出てます。
作者あとがきでは、文庫版は単行本のリライトに近い感じらしい。
単行本、そのうち買ってみようかと。

意味もなくずんずんあるく・宮田珠己
意味はあるんだろうなと思う。意味もないという名の意味が。でもそういう感じで意味づけしてしまってはいかんのでしょう。
その中で出てくる「四方津」という懐かしい地名。儂、中央本線で大月という駅まで乗り、私鉄に乗り換えてたどり着く結構遠い感じのする所の小さな大学に半年だけ行ってた。で、東京に出る時に、あるいは東京から帰るときにその駅の名前はよく目にした(余談ですが、先日シリアで亡くなったジャーナリストの山本美香さんが、儂とほぼ同じ年でその大学の出身だったということを知り、そんなすごい人が通ってたのかとびっくりした。メディアを通して知る山本さんの人となりというか、伝えるという使命感、何よりそこで生活している「人」を愛おしみ尊重するといった感じの戦地での報道姿勢には心打たれるものがあります)。

「四方津」から話がそれましたが、まあ、歩いた人に意味はなくても、受け取った人に意味は生じるということですか。あ、意味じゃなくて解釈ですねこれ。

関係ない話ですが、ちなみにこれって意味あるんかなと思った。先日のペース走の御褒美。確かにうまかったけど。まあそれでいいんじゃないってことなんだろうけど。
他の著作も、さすがに100円ではないが、ネットにて中古本を購入しました。ヒットです。

障害犬タローの毎日・佐々木ゆり、三島正
最後、どうしても死を記して終わることが多い動物本の中で、敢えて「つづく」って感じがよいです。
自分の今を受け止めて今を生きる。シンプルな行き方は難しい。本当に。
ちなみに、我が家は1号11歳、2号9歳、4号3歳、無事にトシを重ねる。
それだけでうれしい。まだまだよろしく。

夏は、帰りの電車で読むだけでなく、休日はこうして和室や廊下に寝っ転がって読んでました(玄関の「三和土」に小さく2号も見えます)。
我が家は滅多にエアコンが入らんから、犬は大変だっただろう。季節が変わるまでもう少しの辛抱。

この夏の酒精吸収実績

2012-08-29 20:00:00 | 徒然に2010-2013
まあ、こんなの別に吸収しなくてもいいんですが。
以下徒然なるままに、という感じで。

先日記した我が家の「事件」の間、ずっと酒精断ちでした。
今だからこんな軽口たたけますが、半分願掛けの夏の3週間の酒精断ちは、苦ではなかったにせよ時々口にしたくなる衝動には駆られました。
解禁としたその日の麦酒。印度の青鬼。軽井沢の地麦酒でしょうか。

何かにつけ忘れられない味になりました。濃厚な味でした。感謝感謝の味でした。
同じ日に味わった黒。

こちらも記憶に残る味です。
一方、反対の意味で記憶に残っているのはこちら。

「事件」の幕開けの日にコンビニで買った第三。ここのコンビニで買ったのはまだ2回なんですが、今2戦2敗。というのは、ここで買うと必ず何か自分の周辺が変なことになってます。
負けずに近々勝負します。こういうの納得いかないので(何がやねん)。

帰宅ランの帰り道、酒屋さんで発見した懐かしい「立ち呑」の文字。

儂の田舎の酒屋さんにもあったのでよく覚えています。
酒屋の店の中の出入り口付近にテーブルが置かれ、そこには、日本酒の一升瓶。
椅子はないかあっても丸椅子。コップ一杯いくらかで日本酒を提供するスタンド・バーです。
さきイカ等々のつまみは店内で買い、そこで開封。雰囲気はあくまで駄菓子屋の延長みたいなというか、大人用の駄菓子屋みたいな、そんな感じの空間でした。飲食店ではないから、接客サービスはできないようで。
おつかいの帰り、大人の人が気持ちよさそうに呑みしゃべりしている光景も見た記憶があります。
今は、立ち呑みよりも、コンビニの前か駅のホームで、という感じですか。
でも「立ち呑」の店で、日本酒ぐいっと飲ってみたいですね。何か格好いい。
そんなことすれば、翌朝頭痛で起きられないのは間違いないですが。

思い出した。もう一つ「立ち呑」といえば吉祥寺南口の「いせや」。この夏廃止になった「生レバー」を安く食べさせてくれる店でした。改築で現在休業中らしいのですが。覚えているのは、2階立てて1階は完全なスタンド・パー。いわゆる酒屋のでない赤提灯の「立ち飲み屋」で、2階は畳敷きの広間にたくさんのテーブルが並べられ、座って呑みます。建物は、かなり風情があります。「千と千尋」に出てきそうな感じ(千と千尋が迷い込む建物のモデルは道後温泉の本館だったという話がありますが、このいせやの建物も似たような良い感じがしていました)。
レバーが一皿280円だったか。量も充分あるし激安でした。
当時生まれて初めて口にした二つの東京の味の一つでした(ちなみにもう一つは「はんぺん」で、今はB大学で先生をしているT君の家で晩ご飯をごちそうになった時に初めて食べました懐かしいな)。
何故か昼から、ぐでんぐでんに酒が回っている背広姿の人々が多かったことも覚えています。お仕事は?
埼玉で小学校の先生をしているE君、東京で小学校の先生をしているF君や埼玉の大学の先生になったM君、都庁勤めのY君、法務教官のT君等々と、陽が明るい内から吉祥寺に繰り出して、生レバー食べてましたね。いやまあみんなそんなに飲んだくれではなかったんですが。

東京ついでに思い出したのが「ホッピー」。

これ実は大学時代は見向きもせず、卒業してから4年後に神奈川の久里浜というところで研修したときに、覚えました。先日、これを焼鳥屋で見つけていそいそと注文。ぎんぎんに冷えたジョッキがポイントですか。くいくい飲めます。
三ヶ月、唾とばして研修生同士で激論したことを覚えています。まだ二十代の頃。

ジョッキの生、これは一ヶ月あまり前でしょうか。

一杯五百円は贅沢だと思いつつ、やはり注文してしまいます。肉もですが酒も捨てがたい。

先日、職場のロッテSくんから、お土産にいただいたのがこれ。

ツシマヤマネコ、初めて聞きました。
焼酎、ちびちびやります。
ありがとうございました。

先日、コンビニで見つけた懐かしい味。シンハーです。

310円は現地の三倍ぐらいかなと思ったのですが、迷わず購入。
タイいいなあと、その後本屋でガイドブック立ち読みしました。
いつかは行くぞと。

おまけ。
フリーペーパーも「酒」の文字があるとつい取ります。

麦酒と葡萄酒が得意ではあるのですが、焼酎や日本酒も飲んでみたくなります。

ちなみに「酒精」はアルコールと読みます。
酒の精かあ。ん。

もうすぐ秋。また秋の麦酒がおいしくなります。

儂の住んでいる所では「いもたき」ですね。ここ数年行ってないな。日の入り直後の川風に吹かれながら呑む麦酒といもたき。いいですよね。

炭酸より酒精の方が語れるなあと改めて思います。呑むためにはもうちっと走らんとなあ。
とってつけたようなコメントですみません。

この夏の炭酸補給事情

2012-08-28 20:00:00 | 徒然に2010-2013
この夏はあまり水分補給しなくてもそこそこの距離をこなせるようになった。調子の良いとき(というか事前に補給できている場合は、ですが)だいたいジョグで2時間弱ぐらい(いわゆる通勤ラン)だったり、サブフォーペースで15キロぐらいなら、水分補給はなしで大丈夫なことも。
このこともあって、水分補給が必要なときは、ランの後半とか終了間際ということもあり、スポドリではなく炭酸に手が伸びる(気分的にそうなる)。もちろん走り終わった後も炭酸(アイスに変わることもたまにありますが)。

この夏は、いろいろあって遠出をせんかった。平日はいつもの通勤ランで休日は近所をごぞごぞ走るか周回コースのあるかぼちゃ公園で走ってた。かぼちゃ公園でお世話になるのはコーラゼロ。

かぼちゃ公園で走るときは真剣にペース走だから、御褒美で本当は麦酒呑みたいのだが、電車が近くにあるわけではないので帰れなくなる。我慢しつつ選択肢としてはきつめの炭酸になる。

やや甘いのが欲しいときはライフガード。

ちなみにこれは80円で売っていた。学生の時の同級生A君(二浪だから歳は一つ上)はこれが日々の活動源であると断言していた。甘くてうまい。
または、最近コンビニに並ぶ高い栄養ドリンク。

飲むと気分が変わる気がする。ばてばてになっている時は、効く(気がする)。

今年の夏、自分の中でヒットだったのはこれ。

何こんなの飲む奴おるんかというぐらいうーん、だったのがこれ。

これはいかんやろっていうぐらい、うーんだった。
依存症ではあるんだろうが、炭酸入っとったらええんかというとそうでもない、みたい。

それでも、炭酸万歳、です。

十夜ヶ橋

2012-08-27 05:00:00 | 近場の異邦人
とよがはし、と読むらしい。

前の職場に遠距離通勤していた頃は、まだ自動車道から高速への連結がうまくできていない時期だったこともあり、この前の道は本当によく通った。
がしかし、ここに立ち寄ったことは全くなかった。

先日、O市に所用で出向いた際、時間があったので、用務先の福祉会館からここまでほんのわずかなのに、重い体を引きずるようにしてよろよろになりながら訪れた(彼が家に居なかった時期です)。

弘法大師さんみたいに、野宿しとるんじゃないかなと思って(当たっていた)、無事を祈願。

普段は何とも思わんのに、気持ちが弱っている時は、やっぱ仏さんや神さんとこに行かずにはおれんのやなあと、今考えたら思う。
そして、心配で不安で吐きそうなぐらいなのに、以前から約束していたことだからせんといかんことばっかりあって、ほんとこの時期どうしようかと思っていたことは、この先も忘れないと思う。

そういう意味で、忘れられない場所。

気がつけば空を見ていた

2012-08-26 13:44:12 | 別に除けておきたいこと
3週間と1日。
この間ずっと、気がつけば空を見ていました。

君もきっと同じ空を見ているはずだという願い、想いを込めて見ていました。

確信はありませんでした。
待つしかありませんでした。
この3週間と1日。

夏の終わり。もうすぐ君の17回目の誕生日ですね。
17年前のその日は、たたきつけるような雨の日でした。
君を迎えに行った関東のある街の駅の前で、そのことを思い出しました。
17年前と同じような、たたきつけるような雨が降っていました。

どうしても自分だけのことにしておくことができず、一部の方々にはご心配をおかけしました。いろいろなことに支障が出て御迷惑をおかけしました。
彼にとっては不本意な結末だったのかもしれませんしこれからのことを考えるとすべてが解決したという訳ではありません。
ただ。
大袈裟でなく、生きていればやり直せますから。

この間ずっと、気がつけば空を見ていました。
たった3週間と1日のことですが。

近くにあった倫敦

2012-08-25 14:20:28 | 別に除けておきたいこと
今日は、久々に街とは反対の方向へ足を向けた。
田園の中に突如、2階建てバスが現れる。

いつからあったんやろ。どこでどう入手したんやろ。
乗ってみたいな。子どもみたいだがな。



ようやく落ち着きつつあります。お騒がせしました。
とりあえず元の形になりました。