シュルイのブログ「エコ魂」

スケールの大きい小心者のこの私。地球の未来を憂いて早四半世紀。地域活性と持続可能な社会を目指す日々を綴ります。

大菩薩峠ゴミ拾いハイク

2012年10月27日 | ゴミ
先日、三島バルで一緒にスタッフをしたNさんの提案により、
山登りをしてきました。

しかも、ただの山登りではない!
ゴミ拾いハイクなのでございます。

なんて素晴らしいんだ、Nさん!!

向かうは山梨県の大菩薩峠。
「4時半に迎えに行くよ」とのコトで えっ、朝の!?
と一瞬硬直したが、夕方のワケはない。

登山口に着いて「わ~やっぱり寒いね~~」なんて言いながら支度をしていると
Nさんが「ハイ」とみんなにビニール袋を手渡している。
おおお!!!!キレイに5角形に畳まれたビニール袋!
スミマセン!私はゴミ拾いハイクと言われながら、
袋も用意してませんでしたあぁぁぁ~~~。

さてさて歩き始めると、ココはマユミさんが多いのね。


このヒトがマユミさん。
そーゆー名前の木なんです。

ピンク色の実が裂けて真っ赤な種が現れてキレイです。

天気が良ければ富士山が見えるらしいのだけど
この日はあいにく、霧が濃くって無理でした。

でもキレイな景色が見られましたよ!


ゴミは思ったほど落ちていなくて
アメの袋とか小さいモノを拾ったくらい。
みなさん、マナーが良いですな!!

しかし気に食わないヤツらも。

多くの木の皮がシカに食べられていました。

と、言ってもシカに罪はないんだけどさ。
でもこーなると木が枯れちゃうんだから困ったものです。

全国的にシカの被害は増えていますね。
天敵がいないからとか温暖化の影響もあるとかいろいろ原因はあるみたいです。

山の中は下草が全然なくてクマザサばっかりでした。
それは、元々そうなのか、下草もシカに食べられて、
ササが浸食してきたのかは定かではないですが。

シカによる被害は深刻です。
駆除して適正な頭数にせねば・・。
そして、駆除したら、食べなくては。

生態系のバランスを保つようにするのって難しいですねぇ。

今まで、あまり牛肉を食べなかった人達、例えば中国の人が豊かになり
牛肉を食べるようになって、世界の牛肉の消費量はとても増えている。
牛肉1キロを生産するのに、エサとなる穀物は8キロ要る。

世界の中で裕福な国民が肉を食べるために穀物を家畜に与えている一方で
食べ物が無く、飢餓状態の人達がいる。

そして、穀物をつくる土地を確保する為に森林は伐採される。

日本もそうだけど、そもそも牧草で育てていた肉牛を
穀物で育てるようにしたのは
自国から輸出する穀物の需要を増やしたかったアメリカだったりする。

だからって、アメリカが悪いとか中国が悪いとか言ってもしょーがない。
今までは、それがどんな影響を及ぼすかなんて考えるコトは無かったのだから。
そして、これからも私達は好きなモノを食べる自由を捨てるコトは出来ないだろーと思う。

だけど、そろそろ持続可能な未来のために、
ゼッタイ食べちゃダメ!!っていうのは無理でも
ちょっと我慢したり考え直したりする必要に迫られている。

今、私達がお店で食材を買う時や外食をする時、
ただ単に食べたいからとか安いからという理由だけで
食べるものを選ぶコトによって
未来の人達が飢えに苦しんだり、土壌の変化による災害にあったりするかもしれない・・・
というのは決して大袈裟な話ではない。

B-1グランプリにシカ肉料理って、まだ無いのかな?