シュルイのブログ「エコ魂」

スケールの大きい小心者のこの私。地球の未来を憂いて早四半世紀。地域活性と持続可能な社会を目指す日々を綴ります。

別れ下手なワタシ

2008年12月05日 | Weblog
12月になり、新たな職場で頑張っております。
我が輩の辞書に「不眠」という文字は無いのですが
雑貨屋時代は昼の12時や11時に開店だったり
半年間働いたバーは夕方出勤だったり
実に自由奔放な起床時刻だったのが
10年以上ぶりに、まっとうに朝からの勤務というコトで
初日は緊張のあまり目覚まし時計が鳴る前に
何度も起きてしまいました。

意外とデリケート(笑)

さて、久しぶりにお弁当をまともに持っていく様になりまして。
「まともに」って何だって感じですが。
雑貨屋の時はだいたい、おにぎりだけ!という超手抜きだったからな~。
おにぎりだけでお腹空かないかって?
もちろん間食あり。
好きな時に好きなだけ。
ははは。

さすがにこれからは、そーはいかない。
だが、ちゃんとおかずも入るお弁当箱というヤツを
ワタシはひとつしか持っていない。
それを引っぱり出して使った1日目のお昼時・・・・。
ギョエ~~~~~~!!!
フタのパッキンがカビだらけじゃ~~~~ん!!!

って言うか、作る時に気づけよ!!

あぁ、こりゃさすがに恥ずかしくて使えんわ・・・。

って言うか、衛生的に問題あるっつ~の!!

実はこのお弁当箱はもう20年以上も使っているのです。
高校入学時に買ったんだよな~~。
モノ持ち良すぎるわい。

それにしても、お弁当箱って壊れないもんですねぇ。
カビるけど(笑)
ま、カビもパッキンだけですし。
パッキンはず~~~~っと昔にもカビてしまい
一度取り替えて使い続けていたのです。

全体的になんとなく、くたびれてはいるなぁ・・
と思っていたので思い切って処分してしまおうかと
悩みに悩んだ挙げ句、仕事帰りにイトーヨーカ堂に向かった私。

「お弁当箱のパッキンありますか?」
「パッキンだけですと、お取り寄せになります」

出たっ!!「お取り寄せ」!!
ちょいとお高い絶品スィーツ、みたいに聞こえるが
この場合の「お取り寄せ」はさにあらず。
むしろビンボー臭い!!

う~~~む、わざわざ取り寄せじゃあなぁ・・・
「お弁当箱自体、相当古いんで・・・じゃあ良いです・・」
「そうですか?注文できますから、又よろしかったらどうぞ」
と親切に言ってくれる店員さんを後にした。

帰宅し「さ~、このくたびれたお弁当箱を捨てる機会がやっと来たか!!」
という思いと共に「20年来を共に歩んできた友人を捨てるなんて・・」
という思いが交差する。

セーラー服に身を包み、期待と不安に胸膨らませた高校入学から
嬉しい時も楽しい時も、辛い時も悲しい時も
一緒に過ごしてきたお弁当箱。
仲間と食べたお昼ごはん、時には一人ぼっちのお昼ごはん。
そんな時でも必ず、このお弁当箱だけは私の側にいてくれた。
高校だけではない、専門学校時代や社会人になってからも
毎日一緒だった親友の様なお弁当箱。

時には悩みをうち明け、またある時は恋愛相談もしたりした・・・

というのはまぁウソですが
なんつ~~~かね~~~!!
愛着っていうんですかね、あるいは意地っつ~かね。

「やっぱ取り寄せるか~~~、パッキン!!!!」
と意を決し改めて、いざヨーカ堂へ。

「お弁当箱のパッキンの取り寄せお願いしたいんですが・・」
「お弁当箱お持ちですか?」
「ハイ」
本体の裏の表示を見る店員さん。
・・・しかし、なにやら不穏な空気。
「もう相当古いんで・・無理なら良いんですけど・・」
「これはこちらで買われましたか?」

覚えてないよ~~。だって20年前だもん!!
でも、当時このヨーカ堂はまだ無かったのは確かだ!!
「違います」
「メーカー名や型番が書いてないので注文しようが無いんですよね・・
 買われたお店ならわかるかもしれませんが」
「う~~ん、多分ヤオハンだから、もう無いですね」
ヤオハン三島店は10年程前に閉店しております・・・・。

残念だが、探してくれた店員さんにお礼を言い、
今度こそ新しいお弁当箱、いや新しいパートナーと巡り合う
これがその新たな一歩なのだ!!!
と思いお弁当箱売場へと向かう。

しかし「コレだっ!!」と思うお弁当箱はなかなか無いものだ。
何せ、こちとらまた20年は付き合おうと思っているのだから
そうそう妥協は出来ない。

帰る途中も何軒かのお店でお弁当箱を物色しつつも
良い出逢いには巡り会えず、家に着く頃には
「そうだ!前に一度パッキンを替えた時は
パッキンの長さだけでテキトーに買ったら
丁度良かったんだっけ」
と思いだし、メジャーでパッキンをはめる部分をぐるりと計る。

46センチ!!

明日、またヨーカ堂に行こう。
いや、恥ずかしいからサントムーンにしようかな・・・。