鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

Vol.258『肩の力を抜くんだよ』(15章16節)

2009年06月17日 | ヨハネ伝解読
自分がいなくなった後で弟子たちがなすべきことに関する、イエスのインストラクションは続きます。

本日の聖句はこれです。
BGMは今回もmariさんのこれです。

http://aiai.hukinotou.com/

(クリックして最小化し、もう一つエクスプローラ画面を開いて
春平太チャーチを開くとBGMのある状態で読むことが出来ます)



                            
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=聖句=
 「諸君が私を選んだのではなくて、私が諸君を選び任命したんだよ。
それは諸君が出て行って果実を産み、諸君のその果実が残るためだし、
また諸君が私の名で父(創主)に求めるものをなんでも父が諸君にお与えになるためだよ」
(15章16節)
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一見、わかりづらいですね。
この聖句は、表現方法が日本人には馴染みの薄いものなのです。
先に意味するところの結論を示してしまいましょう。


                    

イエスは自分ががいなくなった後のことに関して、様々なインストラクションを与えてきましたよね。
だが弟子たちにはそれらはほとんど未経験なことです。
これから起きるとイエスが言うところの事態は明確にイメージ出来ません。
だからなすべきことも漠然としか想像できません。

そういうとき、人は「とにかくがんばらねば・・・」と、
とにもかくにも決意は固めておこうとするものです。


                    

だが、イエスにはそれはお見通しなのですね。
そこで語った言葉が今回の聖句です。

「いろいろ指示したけれども、ここで肩に力を入れたらイカンよ。
これからの諸君の行動は、実は、すべて父(創造主)と私(イエス)がさせていくことだから・・」
~こうイエスは言っているのです。

諸君がたちがこれから新たな弟子を確保する(果実を産む)のも、父がなさしめられることことだよ。
その弟子が、一時的でなく、弟子であり続け、働き続けるのも父がそうなさることだよ。
そしてその過程で、父は、諸君がイエスの名において求めるものは、何でもお与えになるよ。
(そうやって宣教に確かな証拠をともなわせられるから、成果もよく上がるんだよ)

みんな父が主導権を取ってなして行かれることだ。
だから、自分たちであれこれしようと意気込む必要は全くないんだ。
考えてごらん。
そもそも、諸君がこういう立場になってきたのも、諸君の方で選んでそうなったのではないんだよ。
私が(勝手に)選んだのだよ。
だから基本的には任せておけばいいんだ。
それがポイントだ。
肩の力を抜きなさい。
その姿勢で、今からの話も聞くんだよ・・・。

~これがイエスの今回の聖句の意味です。
それが「・・・諸君が・・・するためだよ」という言い方で表現されているから、
真意がつかみがたくなっているんですね。
それにしても、何と行き届いた配慮でしょうか。



                    






コメント (4)
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