本日、ヤフーニュースで「
スイセンとニラを間違えて食中毒」なる見出しが出ておりました。
「
スイセン」も色々な種類があるのですが、葉の細い種類のものがあり、それはニラと間違える可能性も十分考えられます。
私はスイセンが大好きなのでしょっちゅうお客様の庭に植えまくっておりますが、お恥ずかしい事に毒があるという認識を持ったことはありませんでした。
植物には毒を持ったものが多数存在する事はご存知かと思います。
「キノコ」の食中毒は毎年ニュースになっておりますが、その他有名なところでは「
ヒガンバナ」「
トリカブト」などがあります。
まあ、キノコに関しては素人は一切手を出さないと決めていればよいですし、ヒガンバナもお庭に植えている方は少ないと思います。
トリカブトは殺人事件に使用された事もあり、猛毒がある認識をお持ちの方は多いと思います。
気になるのはお庭や公園に普通にあったりする植物です。
今の季節美しく開花している「
スズラン」。お庭に植えられている方も多いと思いますが、実は毒があります。お庭のスズランを摘み、コップに水を入れて挿していたら、小さい子が誤ってその水を飲み、亡くなられたケースもあるそうです。
これから開花する「
キョウチクトウ」もよく見かける植物です。大変強く、成長も早いので工場緑化や公園などにもよく植えられていますが、毒がありますので小さなお子さんが誤って口に入れたりしない様に注意が必要です。
毒があるにのに、学校や公園などの公共施設に植えてあったりします。
あと、雑草になるのですが「
ヤマゴボウ」コレよく空き地などで見かけませんか?
なかなかしつこい雑草で、会社でも苦労しております。
毒があるなんて知りませんでした。あの紫色の実を思わずつぶしてしまいたくなるのですが・・・また紛らわしいことに名前に「ごぼう」なんてついてるものですから、食べられそうな気がしますよね。
しかし、このヤマゴボウに関してはまったく食欲をそそられない容姿なので、あまり掘ってまで食べようという気は起こりそうにないですね。
という風に普段身近に接している植物にも毒を持つものが色々あるのです。
素人はあきらかに食べられる野菜や果物以外にあまり手を出さない方がいいということですね。
以前いた会社に何でも食べる同僚がいました。
口癖は「コレ食べられる」
山付近の現場に行くと、やたら山菜だのキノコだのを採取して晩のおかずにしている様でしたが、よく生きていると感心していました。
彼はアウトドアな人だったので、その様な知識が多分にあった様です。
そんな人が植物を口に入れるのはいいのですが・・・
最近は身近に自然がある生活をしている人が減っているので、植物への知恵が薄れてきている様です。
学校の教育でも、行政も公園や遊歩道を整備して「自然は親しむもの」という方向性でものごとが進んでいると感じますが、自然は「親しむ」ものであると同時に「恐れるもの」である事も教え、広める必要があると思います。
自然は親しむもので、自然は当然人間に対してやさしいものだと思っていたら大きなしっぺ返しを蒙ることとなります。
モノ言わぬ植物達の大きなしっぺ返しはジワジワと、そしてある日突然起こります。