人生夕暮れ時のつ・ぶ・や・き

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「小説8050」を読む

2021-07-02 | Weblog


注目の本です、林真理子著「小説8050」を読んだ。
図書館に予約申し込みして2ケ月、ようやく借りることが出来た。
同世代の子を持つ母としてとっても気になっていた小説です。
我が息子たちも50代前後、
一人はバブルの最後の世代・・・
そしてもう一人はいわゆる就職氷河期のど真ん中にいた世代です。

上の息子曰く・・・「俺らの同世代の社員はバブル社員と言われているヨ」と・・・
つまりは出世は望めないということらしい。

下の子は理系、なんとか建築関連の仕事に滑りこんだ・・・
親としては┐(´д`)┌ヤレヤレ と思ったものです。
でも同級生の中には、うまく希望のところに就職できなかったという話も聞いている。

まあ、二人とも・・・
いまのところ親の懐はあてにしていないようで・・・ありがたいと思っている。

以前から「8050」問題としていろいろにマスコミにも取り上げられている。
結婚も就職もできぬまま50代になった子どもが80代の親の年金を頼って生きていく現実が
増えているという深刻な問題を綴った本です。
著者の林真理子氏は「チーム8050」を組み、徹底した取材を重ねて練り上げた小説のようです。

いじめから、不登校になり、そのまま引きこもりになってしまう・・・
親がともに戦っていく・・・最後は希望の持てる余韻を感じさせる内容でした。
そのリアルな状況描写に、すっかりはまってしまったのです。
林真理子さんの文章は簡潔でとってもわかりやすい!
取材力もすごい! すらすら読み進めた・・・
400ページにものぼる長編小説でしたが、気になって・・・気になって・・・
4日間で読んでしまった。今、疲れ目がひどい 

60年以上前の私の子供の世代・・・やはりいじめはあったように記憶している。
いじめはしなかったものの、見て見ぬふりをしたのかなって・・・

そしてわが子どもたちの世代もきっとあったんだろうね。
そのむかし・・・子どもが中学生の頃、ちらっと・・・聞いた。
他の中学校生徒との喧嘩に召集を掛けられたとか・・・でも行かなかったと
後できいたことがある。

いじめ・・・そして引きこもりの問題、
8050の問題が9060になるかもしれないともいわれている。
今はコロナとオリンピックでマスコミの話題に集中しているけれど・・・

この現実をしっかり受け止める・・・そしてこれからも注視していかねばと思う。

この本はぜひぜひ( ^ω^)・・・お勧めです 




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