人生夕暮れ時のつ・ぶ・や・き

12年ぶりでブログ再開!!
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酒田ひな街道

2008-03-07 | いろいろ
3月に入り、「酒田ひな街道」の催しの真っ最中です。
雛の観光マップを手にした観光客があちらこちらで見かけるようになりました。
市内12ケ所ものところに、お雛さまが飾られております。

雛祭古典人形展・・・「本間美術館」
本間家のお雛さま・・「本間家旧本邸」
土の雛人形展・・・・「旧鐙屋」
酒田のおひなさま・・「舞妓茶屋 相馬楼」
加藤家のお雛様とさかたの雛あそび・「酒田夢の倶楽」
酒田の「旧家の雛」展・・「清亀園」
もうひとつの雛街道 傘福・・・「旧山王くらぶ」

などなど・・・・とても書きつくせません。

なんといっても豪華なのは日本一の大地主「本間様」のお雛さまが飾られている本間美術館でしょうか。
それぞれに今まで何度か見ましたので、今回は今年から、始まった第一回 酒田「旧家の雛」展に行ってきました。
今年から、市内の旧家に保存されているお雛様を、かわるがわる展示する企画のようです。
会場は旧伊藤家の別邸で今は市の管理となっている「清亀園」です。
伝統のある建物で、お庭も名園と言われており、お雛様を飾るにふさわしい場所です。
旧家である「藤井家」「五十嵐家」「荒木家」のお雛様が飾られています。

それぞれとても品格のある、ご立派なお雛様でした。
残念ながら、カメラはご遠慮くださいとのことで、お写真は撮れませんでした。

各家々の優美なお雛様の微笑みを見ていると、雅な平安時代にタイムスリップしたような気分・・・
とっても優雅な気持ちになりました。
何百年も同じまなざしで子供たちを見続けてきたお雛様・・・・、
そして何代も続いて女の子たちに憧れのまなざしで見つめられてきたのでしょう
親はこの優美なお雛様に子供の成長を託し続けてきたということ・・・
いつの時代も親の子を思う気持ちは同じなんですネ

改めて、酒田にこんなにも多くのお雛様があったことを再認識させられました。
江戸時代より、大坂との交易が盛んで豪商たちは、競って京都からの豪華なおひなさまを買い求め、ここ酒田に残したということでした。
でも酒田大火で焼失した旧家も多く、今まで市民に開放するのを遠慮していた旧家も多いと聞きました。
大火から、30年も過ぎ、ようやく、一般に開放される時がきたということなのでしょう。

        

ところで、我が家は旧家でもなく、女の子もいないので、残念ながらお雛飾りはありません。
だいぶ前、伝統こけしが好きで、収集していました。
多くはダンボールの中に入っています。
そんな中に「こけし」のお雛様があるのを思い出しました。
「鳴子系の高橋宣直」作と書いてありました。
ホントに久しぶりで、取り出し、今玄関に飾っています。
長い間、飾ってあげなくてごめんなさい・・・です。