人生夕暮れ時のつ・ぶ・や・き

12年ぶりでブログ再開!!
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日々の想いをつづります

映画と演劇

2008-02-11 | いろいろ
話題の映画「アース」と「母べえ」を見に行ってきました。

映画「アース」
《ストーリー》
主演者 地球46億歳のものがたりです。
50万年前、まだ若い地球に巨大な隕石が衝突した衝撃で、地球の地軸は23.5度も傾いてしまう。
しかしこの傾きのおかげで、地球には四季のうつろい、寒暖の差、そして生命が生み出されることになったのだ。
そんな傾きと太陽の光が作り上げた地球の姿を、北極から南極へと旅をしながら見ていこうというもの。

長い冬が終わり、春の訪れとともにホッキョクグマの親子が目覚めるシーンから、物語は始まりました。
厳しい北極の姿、ふだん、あまり意識することもない地球全体の姿に感動し、
自分が、いかに小さい存在であることか、そして地球のほんの一部分しか、見えていないことに気づかされました。

温暖化が進み、足元で溶けてゆく氷に右往左往しつつ餌を求め歩き出すホッキョクグマ親子。
餌がとられず、死んでいく様子に胸がつまり、このまま温暖化が続けば、30年でホッキョクグマが絶滅するとの話に
私たち人間の責任を痛切に感じました。
さらに南下し、針葉樹林帯から、広葉樹林帯がスクリーンいっぱいに広がり、
四季の移ろいや自然の美しさは圧巻です。 
改めて地球の美しさ、すばらしさに感動させられましたネ

砂漠を大移動するアフリカゾウの群れなどの生きるための闘いにも、胸が詰まりました。
輪廻・・・生きるということは他の命をいただくことだということなんですよネ・・・
残虐なシーンは最後のところでカットされており、ホットしたものを感じましたが・・・・
私たちの豊かな生活が原因で、地球は温暖化して、動植物の危機が警鐘されております。
温暖化について、今まで他人事のようにしか思っていなかったのですが、
私たちにもできる小さなことからでも、やらなきゃーと思わずにはいられなかったですネ 


映画「母べえ」
          

《ストーリー》
山田洋次監督
世界情勢が緊張を帯びてきた昭和15年。ドイツ文学者の父・滋(坂東三津五郎)が、反戦を唱えたとして逮捕されてしまう。悲しみにくれる母・佳代(吉永小百合)と2人の娘(志田未来、佐藤未来)だったが、父の教え子や親類、近所の人たちに支えられ、明るく力強く生きていこうとする。

一番に思ったことは、吉永小百合は美しすぎる!とても60代とは思えなかったことです。
吉永小百合の個性が最高に引き出された作品といえるのでしょう!
さらに印象に残ったのが鶴瓶さん演じるおじさんの演技・・・最高!
もうダントツに際立っていました。
それに子役の演技もとってもかわいかったですネ

チョット気になったことといえば
浅野さん演じる書生が、母べえの所に出入りしていろいろと面倒を見るのですが、夫ある身の妻が、
そこまで親しくするものなのかと思ったりしました。
さらに戦死した場面も唐突な感じがしましたので、むしろ戦友の言葉でつづった方がいいのではと感じました。

時代背景といい作品内容といい、やはり年配の方がとても多く あちらこちらからすすり泣く声が聞こえてきました。
戦争の悲劇を描きながらも、平和や家族の大切さを、改めて思い出させてくれるいい映画でした。

演劇「エキストラ」
          
話は少し変わるが、こんな地方でも演劇が見られる演劇鑑賞会「労演」が当地にもあります。

この演劇鑑賞会、46年もの長い間続いておりまして、演劇を見るのが好きなこともあり、定年間際の仕事の忙しかった頃に、10年くらい中断がありましたが、後はずっと入会しておりました。
ちなみに会費は月2700円、2ケ月に一度の例会ですから、5400円で見られるんですもの、お安いものですよネ
たまに上京の折、舞台を見てくることがあるのですが、まず1万円はかかりますもの・・・・
 
今回の例会は9日の夜、 劇団ヴォードヴィルショウ 三谷幸喜作「エキストラ」が上演されました。
出演者は佐藤B作、角野卓造、あめくみちこ、佐渡稔など・・・・
座席は毎回指定されるのですが、今回は前から5番目ととてもいいお席でした。

例会名のとおり、エキストラを演じる名もない俳優たちの物語でした。
舞台の迫力は映画とはまた違います。笑いあり、涙ありで・・・とっても楽しい2時間でした。
映画館で声を出して笑うということはありませんが、舞台の場合、客席と一体ですから、大声で笑うこともできますものネ・・・
この一体感がたまりません・・・
撮影シーンなどの場面もありまして、最近見た「母べえ」などもこんな風に撮られただろうと思いながら、
興味深く見ることができました。

次回は無名塾の「ドン・キホーテ」とか・・・これまた楽しみで~す。